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頑固一徹カズですのブログ一覧

2008年06月30日 イイね!

自動車安全その2


日本ではESPの普及が10%にも満たないわけだが、現実の交通事故を見ると意外なことに驚かされる。例えば2007年の交通事故による死亡者数は5744人と減少しているが、歩行者と自転車の死者数は50%以上も占めている。特に高齢者の死者数が相対的に増えているのは大きな社会問題。そのため今後は歩行者保護に力を入れていかなければならないだろう。

ところが、世界で歩行者保護のクルマを作れるのは日本と欧州だけ。北米メーカーは作ったことがないし、中国は現在、120社ほどの自動車メーカー(含む年間生産台数、数台のメーカー)があるが、歩行者保護に技術的に対応できるメーカーは10社ほど。中国では毎日ジャンボジェット一機が墜落するくらいの割合で交通事故で亡くなる人がいるが、その多くが歩行者や自転車だ。

実際、歩行者(大人)にとって自動車のAピラーは加害性が高い。できるだけAピラーを後ろに配置したいと自動車メーカーは考えている。そのためにフロントウィンドーを左右にまげて後ろに下げる方法が考えられるが、ガラスの製造及びワイパーも課題だ。

そこで車体構造だけで歩行者保護を実現するのには限界があるので、プリクラッシュ技術などで事故を予防することに期待が集まる。しかもプリクラッシュ技術があると衝突速度が低くなるため、被害は低減できるのだ。そのためのエアバッグの出力や展開タイミングを最適化する必要があるだろう。そこで私が注目する技術は日産が開発を進めている全方位型マジックバンパーなのである。究極のプリクラッシュ技術なのだ。

このように安全対策が進むと事故形態が変わるので安全基準も見直す必要があるだろう。バリア衝突のフルラップ50Km/hで胸の傷害値が60G以下、頭部障害値HIC1000以下という安全基準はもう古い。アメリカのように次ぎのフェーズに行こうではないか。

Posted at 2008/06/30 00:34:27 | トラックバック(0) | 日記
2008年06月29日 イイね!

自動車安全

今日も安全ブログ三弾目です。2008年から北米では「Active SafetyN-CAP」が始まります。背の高いSUVの横転事故が多いのですね。そこでアメリカでは様々な安全装備が義務化されています。その内重要な技術はいわゆるESP(学術名ESC、トヨタはVSC)。2007年から新車に義務化しています。さらにタイヤの低圧が原因の事故を防ぐためにの空気圧モニターも義務化してます。そして今回新車の安全情報を提供するNCAPでは予防安全アセスメントが始まるのです。この評価は次の三つの機能が重視されます。

① ESP装着=3点
② Lane Departure Warning=1点
③ Forward Collision Avoidance=1点

「Lane Departure Warning」システムは日産がブレーキ制御を使うVDCでコントロールしているのに対してVW、トヨタ、ホンダは電動パワーステアリングを使うタイプです。

「Forward Collision Avoidance」はレーダーやレーザー、カメラを使う前方認識技術です。

日本ではコストを理由に自動車メーカーはESPの普及に後ろ向きです。メーカーは口では「重要、効果大」と言っているのにです。ESPの原価は2万円くらいですが、ABSなどが装備されていれば5000円位なのに、普及できません。タイヤ空気圧センサーは3000円位かと思います。つまり8千円かければ燃費も良くなるし(空気圧が管理できるから)安全性も効果絶大。

ESPなどの技術は重要ですが、コストがかさむために自動車メーカーの営業担当者が安くないと売れないという妄想に駆られているのです。例えば日産のエルグランドに採用したアラウンドビューモニターは、ナビとセット「+50万円」であるにもかかわらず、計画の200%も売れてます。

技術はあっても二流の安全対策しかできない日本メーカーと行政。彼らには欧米の常識が通じないのでしょうか?


Posted at 2008/06/29 01:19:57 | トラックバック(0) | 自動車技術 | 日記
2008年06月28日 イイね!

エアバッグのあれこれその2

先進的なエアバッグの話しの続きです。メルセデスは前方を認識する
レーダーやステレオ・カメラでを使って、相手がバイクなのか
大型トレーラーレなのかを判断する。そして瞬時に衝突エネルギー
を計算しシートベルトやエアバッグの展開タイミングやパワーを最適
化する技術を開発しているという。また事故車両に閉じ込められた乗
員を救出する時、レスキュー隊がむやみに車体をチェーンソーなど
で切断すると生きているエアバッグが誤爆する危険があります。
そこでメルセデスでは切るべき場所をボディに印したり事前に
レスキュー隊へ車両の情報提供を行っているのです。そういえば今年
の秋からいままで規制で認可されなかった24GHzのミリ波レーダーが
使えるようになるので、やっと欧州車のプレ・セイフシステムが完結
します。あとはブレーキランプの点灯に関する規制が緩和されると
メルセデスやBMWの安全技術がもっと高度に実用化できるのです。

Posted at 2008/06/28 00:09:28 | トラックバック(0) | 日記
2008年06月27日 イイね!

エアバッグのあれこれ

たまにはエアバッグフェチになるのも面白いですね。各メーカー色々なアイディアを持ちこんで安全技術競争をしてますから。そこで昨日のiQに続いて安全情報をお知らせしましょう。

新型アウディA4/5に採用された運転席用のフロント・エアバッグは面白いです。現在までのエアバッグは一部の高機能エアバッグ(スマートエアバッグ)を除いては乗員の体形に関係なく同じパワーのエアバッグが展開します。アメリカ人の平均男性を模擬したハイブリッド3というダミー人形が使われているからです。するとダミーよりも小柄な人は跳ね返され、大柄な人はエアバッグをつぶして、ステアリングに頭部がぶつかります。これを解決するためには、エアバッグに穴を開け、小柄な人は展開後の空気の抜けを早め、逆に大柄な人には、空気の抜けを遅くすることによって、衝撃を過不足なく受け止められるようにする。体格の違いは、シートポジションによる識別することができるとアウディは考えました。もっと正確に乗員の大きさやポジションを見るならば赤外線などを用いる方法も検討されています。さらに高齢者などにも対応できるエアバッグが必要かもしれませんね。残念ながらJNCAPの評価は大きな男性を模擬してます。

あるいはルノーのように別のソリューションを持ち込んだメーカーもあります。最近のルノー(ルーテシアやラグーナ)はエアバッグの展開をぶつかった衝撃に応じて分けています。具体的には

1)軽い衝撃=インナープリテン
2)もう少し強い=2つプリテン
3)さらに強い=エアバッグ一段め
4)もっと強い=エアバッグ2段め

というイメージです。アウディとルノー。衝突安全ではボルボやメルセデスが頭に浮かびますが、他のブランドも必死で頑張っているのですね。

もう一つ、エアバッグの加害性を理由に小さなエアバッグを開発しました、と説明しているエンジニアがいました。となりのテーブルで聞いていたのです。でも、加害性の問題を上記で説明したような方法で解決できれば、エアバッグは大きいほうがいいのです。実際の事故は実験室と違って様々な力が加わります。乗員は左右に振られることもあるでしょう。例えばスマートの場合、運転席のエアバッグは64L、助手席は130Lと大きなものが使われていますが、これに対して最近の日本車はなるべくエアバッグを小さくしているのは、軽量化やコストが本音です。本来、エアバッグは大きくふくらんだほうが、色々な体格の人をキャッチ(拘束)できるはずなのです。

Posted at 2008/06/27 10:41:40 | トラックバック(0) | 自動車技術 | 日記
2008年06月26日 イイね!

iQのエアバッグは九個!

iQの九つのエアバッグの正体は:

運転席と助手席のエアバック 2
シート内蔵型サイドエアバッグ2
カーテンエアバッグ左右   2
運転席ダッシュ下ニーバック 1
助手席シート下のエアバック 1
後突用カーテンエアバック  1
================
計            9個

最近の特徴は小型車のボディが硬くなったので、衝突時に車体が大きく跳ね上がる現象が見られるようだ(実験室)。その場合、車体の後部が浮き上がると乗員はサブマリン現象が起きてしまう。そこでサブマリンを防止する工夫が見られるのです。

iQの場合は運転席のダッシュボード下から小型のエアバッグを展開し、膝を押さえることでサブマリンを防ぐ。助手席はダッシュボードが遠いのでシートの座面の下を隆起させて対応する。後席はシートで工夫する。ルノーのルーテシアは日産マーチのプラットフォームで開発されているが、後席の座面下にはフロア形状を工夫することでサブマリン防止を行っている。

またホンダはメルセデスはサイドエアバッグも前面衝突でも展開するべきとの考えるを明らかにしている。前からぶつかってもクルマはスピンする場合もあると実際の事故調査が物語っている。つまり、前からぶつかっても側面衝突用のサイドエアバッグを展開するべきなのだ、と。

最近エコが話題となっていますが、安全技術も着々と進化していますね。
Posted at 2008/06/26 15:11:28 | トラックバック(0) | 自動車技術 | 日記
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