16台目の愛車 VT250F（FC）です。
12年ぶりの中型バイク復活です。谷田部のジャンクヤードっぽい所まで友人と軽トラで１日がかりで引き取りにいったのもいい思い出です。実はVT250FC発売当初は本当に大嫌いなバイクでした。私自身は完全にライバルのRZ250ヤマハ党でしたし、さらにフロントの16インチが奇異に思えたのです。当時はF19R18が主流であり廉価版の250（CB250TやGX250なんかの400と車体が共通のバイク）がF18インチに落とされたりしたものなので、VTのF16インチは安っぽくカッコ悪く感じられました。フロントの16インチはレーサー由来なのは承知していたのですがなかなか受け入れられませんでした。跳ね上がったテールカウルも好きになれず、黒色の車体も相まってまるでゴキブリに見える始末wしかし私の思いとは裏腹にVT250FCはバカ売れしました。本当にバカみたいに売れました。振り返れば完全に当時の時代のアイコンです。時代を経れば嫌いな気持ちが逆に反転してたまらなく懐かしくなってしまいます。強く記憶に残るとその懐かしい時代と一緒に思いだせるから。（松田聖子やオフコースが自分にとっては同じ現象になってます。アンチ聖子、アンチオフコースでしたが今は両者とも好きで良く聞きます。）さて今回購入したシルバーのVT 250FCは書類付のエンジンが辛うじてかかるジャンクバイクでした。タンク錆び取り穴埋めから始まり、メーターや外装は殆ど交換。オプションの外装類も新たに入手しました。水周りを含むエンジン関連もかなり手を入れてなおしました。フレーム、エンジン以外はほぼ全て手を入れた形です。本当はVT250FCは旧車に入るはずなんですが部品が格安で（いまでも安いままです。）簡単に安く部品を入手できました。ナンバー取得して公道復帰し、数年楽しく乗り回していたのですが、格安XJR400の掘り出し物を入手したため、隣の団地のVTマニアの方（黒VT250FC所持者。全色揃える様です。強者です。）にお譲りしました。嫌いだったVT 250FCですがシルバーボディは渋さがひかる扱いやすいいいバイクでした。やはり売れるだけあると今になって実感しました。
ホンダ恐るべしです。
