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2018年07月15日

スズキ ジムニー

スズキ ジムニー スズキジムニー、現在軽自動車唯一の本格的オフロードビークルです。

スズキでも輸出の稼ぎ頭となっているジムニーが久しぶりのモデルチェンジをしました。今回はそれを取り上げましょう。

軽サイズのオフロード4WDというアイデアはスズキのオリジナルではなく、遊園地の遊具製造メーカーであった(株)ホープ(残念ながら昨年事実上倒産)の創業者の故小野定良氏が企画したものです。

ホープは、1950年代に軽3輪トラックを開発販売した軽自動車の先駆車(あのダイハツミゼットよりも早かった)でしたが、会社資本が小さくてすべてを自社開発出来ず、他社のエンジンや各パーツを寄せ集めて作ったものでした。そのためダイハツやスズキが軽自動車販売に本腰を入れると品質面や販売面で対抗出来ず、1965年自動車生産から撤退し、遊具製造に転身しました。

それでも自動車をあきらめられなかった小野氏が、JEEPのコンセプトを軽サイズに縮小した、


ホープスターON型を1967年に製作。エンジンは当時の三菱ミニキャブ用360cc空冷2サイクル2気筒、ホイールやタイヤは三菱ジープの物、艤装パーツはホープ3輪車の残り物でしたが、ジープ同様にトランスファーで2WD/4WDの切り替えが可能と、それなりの走破力を持っていました。

しかしアイデアはよくても、クルマとしての耐久性を考慮していない設計等、意有って力足らずなクルマで、やはり売れませんでした。小野氏はこれを三菱に売り込みに行ったが失敗し、スズキが興味を示してON型の製造権の譲渡を受けてコンセプトを継承し、自社開発したのが初代ジムニーです。


ジムニーは
初代が11年間
LJ10 FB型360cc 空冷2サイクル2気筒(1970/04-1972/05)
LJ20 L50型360cc 水冷2サイクル2気筒(1972/05-1976/06)
SJ10 LJ50型550cc 水冷2サイクル3気筒(1976/06-1981/05)

2代目が17年間
SJ30 LJ50型550cc 2サイクル3気筒(1981/05-1987/11)
JA71 F5A型550cc 4サイクル3気筒SOHCターボ(1986/01-1990/02)
JA11 F6A型660cc 4サイクル3気筒SOHCターボ(1990/02-1995/11)
JA12 F6A型660cc 4サイクル3気筒SOHCターボ(1995/11-1998/10)
JA22 K6A型660cc 4サイクル3気筒DOHCターボ(1995/11-1998/10)

3代目が20年間
JB23 K6A型660cc 4サイクル3気筒DOHCターボ(1998/10-2018/07)
JM23 K6A型660cc 4サイクル3気筒DOHCターボ(1998/10-2014/03)<マツダ向けOEM AZオフロード>
と、48年間に3回しかフルモデルチェンジをしない長寿車です、


その4代目は、3代目に比べるとよりスクエアなスタイル。特にフロントグリルは初代や2代目JA12、JA22を彷彿させる丸形ヘッドランプに丸型ウインカーランプのデザイン。これなら他のクルマと間違えようがありません。


インストルメントパネルはジムニー伝統の「絶壁」タイプですが、世代ごとに大分ソフトになって来ました。メーターが大きなアナログタイプ、操作しやすいダイヤル型のヒーターコントロールパネルなどはとてもよろしい。


ドライビングポジションもジムニーならではです。フロアが高いので足を持ち上げないと乗り込めません。低フロアミニバンに慣れ過ぎたか。写真ではリヤシートも実用になりそうですが、やはり狭い。ジムニーは5ナンバーであっても、スペース的に2+2のクーペと同様と思った方が腹は立ちません。


荷室もこの程度。4人では手荷物程度です。2人である程度の荷物と考えればよいでしょう。


エンジンはMRワゴン以来のR06Aに換装。ミッションは5MTと4AT。ATのシフトゲートはジグザグ式からストレート式になってしまいました。個人的にはジグザグ式の方が、Dを飛ばして2に行きにくくて好きなのですが。4WDはハイロー切り替えのパートタイム。トランスファーレバーも扱いやすい位置にあります。


サスペンションは前後共3リンクコイルのリジッドアクスル。独立懸架の方が乗り心地はよいのですが、ロードクリアランスを稼ぐためオフロードビークルではリジッドアクスル(固定軸)が有利です。タイヤは3代目と同じ175/80R16サイズ。現代のクルマとしては珍しい、独立したフレームを持つところが本格オフローダーたる所以です。


オフロードビークルで重要なのがこの3アングル。数値が大きいほどスタック(亀の子)しにくくなります。


ジムニーもこのように遮音材を多用するようになりました。まあ、静粛なのはいいことです。


グレードはジムニーは3種類、ジムニーシエラは2種類。

ジムニーシエラは、同じボディに1500cc4気筒エンジンを搭載してワイドトレッドに対応したオーバーフェンダーを装備し、15インチタイヤ/ホイールの普通車です。


ボディカラーは全部で9色。黄緑に近いキネティックイエロー、初代を彷彿させるジャングルグリーンなど。オレンジやレッドも似合いそうだけど、多分ランドベンチャーなどの特別仕様車で設定されることでしょう。


アクセサリーで面白いのはストライプのデザイン。どこかで見たことがあると思ったら、


JA11で使われたデザインへのオマージュでした。伝統があるとこういうお遊びも許せてしまいます。


スペアタイヤカバーも四駆とか、サイとか懐古調もあります。


軽自動車オフロードビークルでは長くライバル不在だったのですが、1994年のパジェロミニの登場はスズキにはショックだったようで、2代目のモデル後期だったにもかかわらず、急遽リーフスプリングから3リンクコイルにサスペンションを変更し5ナンバーモデルのK6Aエンジンを追加したのは、あからさまなパジェロミニ対策でした。

しかし、三菱の不祥事のあおりでパジェロミニは自滅するように生産終了し、ジムニーは再び我が道を行くことが出来て、3代目も長いモデルライフをまっとうしました。

4代目はもちろんよく出来ているし、スズキセーフティサポートも装備されているし(グレードによるが)、進化の度合いはあることは認めます。しかし、今はよくても5年後10年後はどうでしょう。用途が特殊なので欲する人しかこのクルマを買わないだろうからこれでいいのだと言えばその通りですが、未来を見据えた要素が余り感じられないと言うと悪口になるでしょうか。

ステップワゴンだN-BOXだと私はミニバン派だと思われているかもしれませんが、所有したことが無いだけでこういうオフロードビークルも結構好き。

ランドクルーザーやランドローバーは未開のジャングルやアフリカの砂漠を行く雄大な冒険には最高だけど、狭い日本ではそれこそ亀の子になりそう。災害時にはジムニーのようなクルマが一番役立つと思います。

それにしてもライバルつぶしのために対抗車を次々と繰り出すのが得意なダイハツが、ジムニー対抗車を出さないのが不思議でなりません。古くはタフトやラガー、ロッキーでオフロードビークルの経験はあるはずなのにどうしてでしょう。噂によるとC-HRより小型のSUV(ラッシュ/ビーゴ後継車?)をトヨタと共同で開発中らしいので、それを軽サイズに落として出してくれないものですかね。

以前のブログに書いたように、パジェロミニの復活を期待しているのですが、なかなか三菱の元気は回復しないようなので現状では無理そうです。

私は滅多にライバル車を出せなどと言いませんが、ライバル不在で競争が無ければ進化も無い場合があります。

ここはひとつ、ライバルの出現を望むところですね。
ブログ一覧 | ニューカー | クルマ
Posted at 2018/07/15 15:30:01

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この記事へのコメント

2018/07/15 18:44:33
ご無沙汰しております。
ジムニーの遍歴を興味深く拝読させていただきました。

子供の頃からあるジムニーは私も大好きなクルマです。

確かにライバル車がないのはこの先どうなるのかな?って思ってしまいますよね。

機会があれば是非試乗してみたいクルマの1台ですね。
コメントへの返答
2018/07/15 20:53:12
koh♪さんコメントありがとうございます。

ジムニーはJA11のランドベンチャーとJA
22のランドベンチャーを代車で借りたことがあります。

長時間だったので、河原に乗り入れたりしましたが、4WDをセレクトした際の走破性にはさすがと思いました。

但しJA11は前後リーフスプリングで突き上げがひどく、とても街乗りは出来ないなというレベルでしたが、JA22で3リンクコイルになり、かなりソフトになったのは驚きました。

JB23は発表当時に100m位移動しただけなので、インプレッションはありません。

今度のJB64は更に洗練されているはずなので、一度試乗したいですね。
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