東海環状自動車道、愛知県豊田市を起点として三重県四日市市が終点となる愛知、岐阜、三重3県を結ぶ自動車道路です。
東海環状自動車道は、東海北陸自動車道と接続する美濃関JCTを境に東回りと西回りに分かれます。東回りは2005年の愛・地球博に合わせて開通しましたが、西回りは事業化が遅れており、2009年の美濃関JCT-関広見ICから短区間ずつ供用開始されて、昨2019年に大垣西IC-大野神戸ICが開通し、3月20日より関広見IC-山県ICが開通したので早速走って来ました。
何故その程度の事を敢えてブログに書くかというと、関広見-山県間にある三輪スマートインターチェンジこそ、岐阜市に設置された初の自動車専用道路のICであるからです。
えっ、東海北陸自動車道の岐阜各務原ICがあるだろうって?
あそこは取付道路は岐阜市だけど、ICの敷地は各務原市なのですよ。
埼玉東京で4年暮らしてみて知ったのは、岐阜というのはよその地域の人には極度に場所の認識度が低いということです。(県内で知名度の高い関ケ原は滋賀県、白川郷は富山県、高山や下呂や馬籠は長野県、暑い多治見は愛知県にあると思われているらしい)
岐阜市西端の我が家からは、西に行くなら名神高速道路の岐阜羽島ICか関ケ原IC、東に行くなら一宮IC、北に行くなら関広見ICですがいずれも所要時間30分以上掛かります。県庁所在地なのに自動車専用道路のICが無いというのは全国でも数県のみ。とても肩身が狭い思いをしていました。
サービスエリア併設のスマートICであっても、それがようやく解消されることになったのは、岐阜市民としてとても喜ばしい事です。
最近は東に向かう際には名神高速道路ではなく、東海環状自動車道を使うことが多いです。理由は交通量の多い名神高速道路よりも、空いている東海環状自動車道の方が走りやすく、特に深夜だと関広見ICから土岐JCTまでクルーズコントロールを使いっぱなしで燃費節約にも有利だからです。
次の(岐阜県内)開通予定は山県IC-大野神戸IC間です。この区間には岐阜IC(仮称だが名実ともに本当の岐阜IC)と、糸貫IC(ショッピングモールのモレラ岐阜に隣接)が設置されます。岐阜IC予定地では既に取付道路用の橋脚の建設がされていて、山県市内のトンネル、本巣市内の橋の建設も進んでいます。こちらは2024年度予定。養老IC以南の全線開通は2026年度予定とされてます。
ここが開通すると滋賀以西から養老JCT経由で飛騨北陸方面に向かうのが可能になり、近年渋滞が頻発する名神高速道路と東海北陸自動車道が交差する一宮ICTを通過する通行量が分散されて、渋滞解消が期待されています。
個人的には自宅からだと大野神戸ICまで20分、今後開通予定の岐阜ICと糸貫ICならば更に近く大幅に時間が短縮されます。
道路建設は多額の費用が掛かるので全てに賛同出来るものではありませんが、地元である東海環状自動車道は早く全通してほしいと願っています。
Posted at 2020/03/23 00:48:46 | |
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