シャンパーニュ③(レオナール・フジタ)
MUMMの見学が終わり、試飲も最高でしたが、なぜか日本人だけ集められました。
MUMMのワイナリーの横に、ちっちゃな教会があるとのこと。
道路を渡ってすぐのところに、レオナール・フジタの造ったチャペルがありました。
誰だ?フジタさんて。。。
Wikipediaより
藤田 嗣治(ふじた つぐはる、Leonard FoujitaまたはFujita, 男性, 1886年11月27日 – 1968年1月29日)は東京都出身の画家・彫刻家。現在においても、フランスにおいて最も有名な日本人画家である。猫と女を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れつつ、独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像などは西洋画壇の絶賛を浴びた。エコール・ド・パリ(パリ派)の代表的な画家である。
ここに来るまで、この方の存在は知りませんでした。
殆どの方は知らないと思います。
Wikipediaにはもっとたくさん書いてありましたので、興味のある方は検索してみてください。
藤田嗣治は1930年代にパリに渡り、第二次世界大戦直前に日本に帰国。しかしそこで、戦争中に描かされた絵の戦争責任を問われることに。戦争犯罪を負わされ、再び母国を離れフランスへと。そこで知り合ったのがMUMMの経営者ルネ・ラルー。そして彼はまたフジタの洗礼親でもありました。
1966年、レオナール・フジタ(改名)は、そのお礼として、このMUMMの工場の隣に画を描きました。彼の傑作は絵のみにおさまらず、このチャペルの建物、彫刻、そしてステンドグラスにいたるまで全てをデザインしました。彼の遺体はこのチャペルの床下に眠っているそうです。
なんとなく淋しい感じがしたのは、このような背景があったせいだと、後から思いました。
Posted at 2009/09/16 15:52:14 | |
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