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ムラツーのブログ一覧

2009年08月30日 イイね!

フランス旅日記24

モンサンミッシェル⑤(ラ・メルヴェイユ)

モン・サン・ミッシェルの北面に位置する3層のゴシック様式の建築棟の部分は、修道院の居住スペースとして13世紀に増築された部分。装飾の美しさから、「ラ・メルヴェイユ」(驚嘆)と呼ばれています。

ゴシック様式というのは先日UPした「柱」で屋根を支える建築様式。
それ以前は「面」で屋根を支える「ロマネスク」方式でした。

ラ・メルヴェイユの建設はフランス国王フィリップ2世の寄進によって行なわれ、1212年に着工してから約16年後に完成しました。ゴシック様式で建設されたことにより、モン・サン・ミッシェルの修道士たちも暗くて狭いじめじめとした環境から開放され、広くゆったりした趣の中に美しい装飾を施した快適な生活空間を手に入れたのです。
 
最上階の3階には聖職者のための「回廊」と「食堂」があります。

たとえ国王であろうとも、この3階へ足を踏み入れることはなかったそうです。

その回廊がこれだ

「天国」をイメージして作られたそうです。
まさに、天国の感じでした。

回廊は時計回りの一方通行。修道僧達は聖書を読みながら、また、瞑想しながらこの回廊をゆっくり歩いたそうです。一方通行でなければ誰かとすれちがったり、邪念が生まれるそうです。

鳥のさえずりを聞きながら、物思いにふける。
何かを悟るには必要な時間なのでしょう。
人間とは小さいものなのですね。


本当に天国に来た気分でした。


回廊の外側が望めますが、アクリル1枚の隔たり!
高所恐怖症にはたまりません。。。
しかし綺麗。
ガイドさんから、ここは何階でしょうか?というクイズが出されました。
先ほども出ましたが、3階です!


アクリル1枚ですが、昔はそんなものもなかったのですよね(^^;)
高いよ~


ところどころ修復されておりますが、当時のままだそうです。
修復は昔の設計、建設の仕方のまま行っているそうなので、資料がない場合は行わないそうです。
丸が3つは三位一体をあらわすそうです。
ウィッキペディアより
「父なる神」と「ロゴス (λόγος) である子なるイエス・キリスト」と「聖霊」の3つが、皆尊さが等しく、神は固有の三つの位格(自立存在: 希 υπόστασις (hypostasis), 羅 persona)でありながら、実体(希 ουσία (ousia), 羅 substantia)は同一であるという意味。
あと、いろいろ書かれていたが、宗教的に奥が深そう。。。


同じ階の「食堂」です。
非常に立派ですばらしいのですが、
食事中の私語は禁止、みなさん壁を向いて食事をされていたそうです。


上のミッキーに見えるのも三位一体





Posted at 2009/08/30 10:04:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年08月27日 イイね!

フランス旅日記23

モンサンミッシェル④

登山?を終え、完全に息が上がってしまいましたが、綺麗な景色を見たら疲れも吹っ飛びます。

振り返ると

礼拝堂がまだ上に見えますが、これ以上上に登ることはないようです。
一安心。


高所恐怖症につき、なかなか壁に近づけません(^^;)
でも景色は堪能しました。


裏に小島があります。
ちょうど干潮で歩いていけそうですが、蟻地獄みたいな穴にとらわれると、助けようがないらしいです。
昨年はバスが方向転換しようと、たまたま砂地にタイヤが落ちたそうですが、そのままバスが飲み込まれたそうです・・・ホントかよ!
ガイドがいないと歩いちゃダメだそうです。


床はこんな感じ
文字を書けず、自分の名前も彫れない労働者たちが、番号で跡を残し、自己主張したそうです。


いよいよ修道院内部です。
モンサンミッシェルは西暦700年頃から、増築・改築が繰り返されて、ようやく現在の形になったものだそうです。したがって、建物の場所によって建築年代だけでなく建築様式も異なっており、それを観察することは、さながらヨーロッパの建築史を辿るようでもあります。
写真手前は壁面で天井を支えているのに対し、奥は柱で天井を支えております。
したがって、奥のほうが、強度が強いので、天井が高く設計できるのです。

礼拝中は撮影禁止なので撮影しておりませんが、神父さまや、シスターが礼拝しておられました。


本当に高い天井
荘厳な雰囲気です。


壁には大天使ミカエルが

「天使」とはキリスト教をはじめユダヤ教・イスラム教に登場する「神の使い」を指しています。

そして、なんと天使には階級があり、9つに分かれています。ミカエルの属する「大天使 」(アークエンジェルス)は元々は天使を統べる最も高貴な存在でしたが、神学の「進化」する過程で徐々に位階を下げ、現在では8番目の階級となっています。より高位な天使は霊的で非物質的な存在になってしまっていますが、より人間世界に近い存在である「大天使」たちはクラス的には低位あるがゆえに自由に活動ができ、その影響力も絶大なのです。 「大天使」はキリスト教でもユダヤ教でも7人とされていますが、その中で「四大天使」とされている4人の天使は共通しています。神の意思を伝えるとされる「ガブリエル」。病気やケガを癒し、巡礼者など旅人の庇護者である「ラファエル」。天使の最高位「熾天使」も兼ねる「ウリエル」。そして、大天使たちのリーダー的存在であり、すべての天使たちの総司令官のような任務を果たしているのが「ミカエル」です。

神の意思を遂行するミカエルの重要な任務の一つに、死者を冥界に導く役割があり、死者が天国に行けるか、地獄に落ちるか判決を下すのがミカエルとされています。この像の持つ天秤は命をハカリにかけているのです。


Posted at 2009/08/27 11:17:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年08月25日 イイね!

フランス旅日記22

フランス旅日記22モンサンミッシェル③

さて、お待ちかね修道院内です。

以前、万里の長城でバテテしまった経歴があり、今回も同僚に「モンさんはきついよ」と脅されておりました。

まずは

オムレツ屋さん前の坂。

キツイわ


もうすでに息が切れているところで、やっと切符の拝見


さらにアップアップ

途中で綺麗な景色が見えても「立ち止まらないで登ってください、後でもっと綺麗な景色がありますから」


結構登ったのに、まだまだじゃん・・・
やはりキツイ

途中、ちょっとした博物館

モンさんは上から作られたそうな。
一番頂上にちいさな修道院を作ったそうな


修道院が大きくなりました。
石灰の岩山らしいです。


こんなところにいろいろ運ぶのはさぞかし大変だったでしょうね。
お告げを実行するには桁外れの努力が必要なのです。
始めの2回をうそだと思ったミッシェルさんの気持ちもわからんでもないなぁ


てっぺんに何度もカミナリが落ちているそうです。


そして、辿り着きました!!!

てっぺんです!

まさに天空の城!!

Posted at 2009/08/25 00:26:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年08月23日 イイね!

フランス旅日記21

フランス旅日記21モンサンミッシェル②




さて、お待ちかね。いよいよモンさんに近づいてきました







圧倒的存在感

憧れのモンサンミッシェルです。

あまりにもの感動で、シャッターをきりまくり

ガイドさん曰く、デジカメでなかった頃は着くまでにフィルムが無くなってしまうことがしばしばあったそうな。デジタルな時代でよかった。


修道院跡地らしいのに、中はお城みたいです。


映画に出てくるような門。


名物オムレツのお店につきました。

昔、干潮の海を渡ってきた修道僧たちをオムレツで出迎えたそうです。


魚介類がいっぱい
おいしそうです。
時間もお昼を過ぎていて、腹ペコです。


出ましたオムレツ!
味は・・・ あっさりしている・・・
修道僧は贅沢はできないのですね。
調味料もなかった時代なので、仕方がないのかも

レストランの壁には

歴史を感じます。

レストランでまだ半分の高さにも達していないはずなのに、

すばらしい眺望です。

さて、次はいよいよ修道院内部です。
Posted at 2009/08/23 20:12:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年08月21日 イイね!

フランス旅日記20

モンサンミッシェル①

今回の旅行でもっとも楽しみにしていたモンサンミッシェル



パリ三越前に早朝に集合です。
日本人の確かタカハシさんって方がガイドさん。

座席が本皮シートのカッコイイバスでノルマンディ地方を高速で移動



ナビゲーションの画面
分かりづらいですが、パリから西へずっとずっと行きます。
金沢~大阪あたりの距離でしょうか


途中何台もキャンピングトレーラとすれ違いました。

こちらはサマーバケーションに突入した頃で、みんなこうやって長期の旅行にでかけるそうです。


ETCでしょうか
日本では浮いた感じのするキャンピングトレーラーもこちらでは当たり前のようで、ちとうれしかったです。

とっても印象的な地形


天気予報は雨。。。
このままモンさんについてしまうのでしょうか

ちなみに、「モンさん」て表現はまったくの間違いらしいです。

ウィキペディアより
モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)とはフランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院である。カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、1979年「モンサンミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、1994年10月にはラムサール条約登録地となった。

つまり、セイントミカエルの山らしいのです。

さらにウィキペディアより
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地であった。708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使・ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まりである。966年にはノルマンディー公リチャード1世がベネディクト会の修道院を島に建て、これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったものである。中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。

夢のなかで大天使・ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げをうけた場所が

ここらしいです。真ん中の注射器の先端みたいなところでお告げを聞いたそうです。

ここまで来たら、モンサンミッシェルまであと少し。


かすかですが、見えてきました!

しかも、雨上がった(^^)

Posted at 2009/08/21 11:24:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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