マツダ(純正) NCEC M型 5速トランスミッション(改)
ニーレックスさんのチューニング・リフレッシュメニューにある、NC5速ミッション(改)です
写真で言うと、左がアイシン製。右がNC5速(改)です
こいつは、NCで採用されているマツダ伝統のM型5速ミッションをNA・NBにスワップさせるやつです。
ニーレックスでのNC5速のスワップはNA6Cで施行例は1件ありましたが、NBに関してはウチが初めてです。
NA・NBロードスターオーナーは5速をNBのアイシン製6速に変える人がほとんどだと思います。
しかしながら、NB8にて採用されたアイシン製6MTはシフトフィーリングが悪く、あまり良い物とは言えません。
1・2速の引っかかり、ギア鳴き、手に伝わるザラザラ感等々。
他メーカー(T・N社)でも同様の型式6MTがありますが、こちらもあまり評判が良いとは言えません。
(共通部品有・流用可能?)
NB後期より改良が入っておりますが、こちらも正直あまり良いとは思えない仕上がりですね。
またNBからの6MTの場合、付加価値・燃費の為の6MTという感じがします。
発進はスーパーLowの為使い物にならず、直ぐに2速にシフトしないといけませんし。。。
正直めんどくさいの一言につきます。
後輩君が昔乗っていたNA8Cや、お友達のkenさんがマツダ純正のM型5MTですが、こちらの方が以前乗せてもらったときにフィーリングが非常に良かったため、正直アイシン製よりも、マツダ純正のM型5MTの方に惹かれていたのも事実です。
このマツダ内製の5MT 何を隠そう、元々は商用車のボンゴから採用されているFRミッションでした。その後は初代RX-7(SA)にも採用されて、マツダのスポーツカーに使われ続けています。(初代RX-7を作る際、商用車はタフに作っているためこちらのミッションが適任だと判断された)
それを長年の歳月をかけ、少しづつ進化させ、熟成してきた物がNCにて採用されたM型5MTです。
(軽く見積もっても30年以上生き続けておりますね)
ニーレックスのHPにも書かれていますが、NCの時点では各ギヤのシンクロの進化やシフトフィールの向上。+2Lのフォード版エンジンからのパワーを受け止めるため、細部にかけて細やかな進化がはっきりとみて取れます。 実際のミッション分解~比較時でもそれを確認出来ました。
今回、こいつをNB8Cのエンジンと組み合わせてみました。
ニーレックスのHPにはNAとNB6C対応と書かれていますが、NB8Cにも可能です。
施行を考案したニーレックスさんのほうにて装着を行って頂きました。
施行後のインプレとしては、笑える位シフトフィールが良くなりました。
引っかかる感覚もないですし、ギヤを1→2→3→4→5と変えていく際にざらつきは皆無です。
及び、ギアを1段づつ下げていく際も、ギアがすいすい飲みこまれて行きますwww
アイシン製6MTだと引っかかりやギア鳴きが良く起こっていましたが、 NC5速は雑味のない、スーパーマイルドなミッションになった感覚ですね。
エンジン排気量は変わりませんが、排気量を使い切る分のギアレシオが6速に比べてワイドレシオになったため、各ギアの許容バンドが広く、忙しくなく、息の長い心地よい加速が続いてくれます。
非常に素晴らしいミッションだと断言できます(〃∀〃)
どのモデル(NA~NB)でも同じ事が言えますが、施行に当たってはNCのミッションはポンつけ出来ません。
マツダ純正の同じ型式ミッションですが、全く同じわけでは収まりません。加工し、組み換えを行いながら、換装となります。
これは確かな理論と経験が物をいうニーレックスさんならではのチューニングメニューだと言えますね。
素人があれこれ出来るレベルではありません(実作業を見学して)
NB8Cに入れる際は、NAやNB6Cと比べて結構色々買うものがありますので、ご注意ください。
また、6MT車から5MT車にした場合は改造申請を行わないとNGになりますのでご注意ください
(※純正5MTの場合は変更届を出す必要なし)
スバルのEJ20エンジンと同じく、息の長いモデルは実在しますね。そこにはメーカーの導き出した信頼性等々の結果の裏付けがあります。
最新のモデルが最上だという意見はあながち間違っていないのだとも思いますが、昔ながらの伝統と、時代に合わせた確かな進化。
メーカーが使い続けるのにはそれなりの理由があるんですね。
NCの5速はそんな一品だと思います。
以下HPより参照
~
NCEC用5速トランスミッションSWAP
価格未定
(新品NC5速MTコンプリート、消耗部品、OIL、作業工賃含)
適合車種:NA・NB5速MT車
初代ユーノスロードスターが発売されて25年が経過しようとしています。
ロードスターの5速MTは、NAからNCまで3代続けて同じ型式を搭載してきました。
しかしその中身は、時代の変化に要求される品質に適合すべく改良され続け、大きく進歩しているのです。
NAからNBの時は、1速~2速へのダブルコーン・シンクロが採用され、従来は渋かった2速へのギアチェンジが滑らかになりました。
NCでは更なるシフトフィールの熟成と、2L化に伴う高トルクへの対応のため、1速~2速へのトリプルコーン・シンクロ、3速へのダブルコーン・シンクロ、4速へのカーボン・シンクロ採用の他、シフト操作系の低フリクション化等の改良により、手のひらに伝わるザラザラ感が低減され、小気味良いシフト操作が実現しました。
当社では、この完成域に達したNCEC用5速MTをNA6,NA8、NB6の5速MTに流用できないかと試行錯誤を繰り返したところ、まずNA6に流用することに成功しました。
更に検証の結果、NA8、NB6にも流用可能であることがわかりました。
以上の結果、NA、NBの新たなリフレッシュメニューとして積極的に提案していく予定です。 特に、2L化に伴う高トルク対応ミッションであるため、ハイパワー・チューンドエンジン搭載車には最適です。
まずは新品NC5速MTコンプリートを使ってSWAPします。
その他中古MTも取扱いしますが、中古MTは持ち込みが前提となります。
~
関連情報URL:http://nielex.net/maintenance_tmsw.html

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