前回の作業でフロントのキャンバー・トー角は以下の通りとなりました。
・キャンバー角 左:-2.2(+0.5)度 右:-2.4(+0.5)度
・トー角 左:+0.5(+0.7)度 右:-0.2(+0.4)度
※( )内数字は変更前との差分。
キャンバーを起こしたことでトーが内側に振られトーインになってます。ネガティブキャンバーでトーインはまずい。サイドスリップ大となっているのでしょう,車体をガレージ内で押して移動させると床でタイヤが捩れてギチギチ音がします。んで,なにはともあれトーアウトに調整することに。
まずはタイロッドエンドとロッドに基準線をマーキング。マークが無いとどれくらい回したのか大変分かりにくいです。
ステアリングラックブーツの金具も緩めておきます。
タイロッドエンドのロックナットを緩めます。
ロッドを回してトーアウトとなるよう突き出し量を調整。最初はバイスグリップで把持して回してましたが,いちいちめんどうくさくなり最後は手で握って回しました。
トーアウト量は車体と平行に張った水糸で確認。ホイールの前側・後側で水糸との間隔を測定,キャンバー変更前と同じ2mm程度のトーアウト(0.3度トーアウト)となるよう調整しました。
作業自体はこのように簡単ですが,ロッドを回せばトーにどれくらい作用するかよく分からず,
① 左トーを調整
② 右トーを調整
③ 左トーが狂ってるので再調整
④ ③で右トーも狂うので再調整
⑤ そんなことしているうちにステアリングが回っている。ステアリングをセンターに戻す。
⑥ ①に戻る
という作業を相当回数繰り返しました(泣
この後テスト走行を行いまして,良かったこと,悪かったことが一つずつ。
まず良くなった点ですが,キャンバー・トーの調整前に比べ,ステアリングの据切りや交差点での切り込みが断然機敏もなりました。あてずっぽうの調整でしたが,トーとキャンバーが釣り合う方向に改善したようです。転がり抵抗も減ってアクセルオフ時の空走距離も増したような感じ。
しかし好事魔多し。今回のトー調整によってでステアリングのセンターが見事に狂っとります。
角度にして4~5分でしょうか。やはり素人調整,一発でベストに仕上げることなんぞできやしません。今後精進いたします(泣
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2011/02/19 23:45:04