
XSR125のならし運転で奥日光までの往復でおよそ四百粁(キロメートル) 走行した為、二回目の動力伝達機構(二次減速機)の点検整備と防錆処理を行いました。
動力伝達機構(二次減速機)は前回と同様の点検整備になります。今回は納車されてから行っている防錆処理についても紹介します。
ドライブチェーンの清掃はスポンジに潤滑油(新油)を少量浸透させ、チェーン全体を擦り汚れを落として終了です。後輪清掃も同様に処理しました。
作業前
作業後 後輪に付着した油汚れは、ドライブチェーンを清掃した同じスポンジで優しく擦るだけです。
納車時から金属部分(ボルト・ナット・操舵系回りなど)を浸透性潤滑油を塗布して防錆処理を施してきました。排気管や消音器にも塗布しています。
未処理だったところは発錆してしまっています。
車両は屋外に車体カバーを掛けて保管していますので発錆は仕方がないのですが、雨天未走行なのに一か月強の短時間で発錆する製品は正直に申し上げて残念な品質です。リアフェンダー裏金属部品の溶接部分に発錆。防錆未処理でした
環境に配慮された鍍金処理・塗装処理の影響が及んでいると思いますが、現在生産されている二輪車に水を使用した洗車は、製品の劣化を促進させる(発錆を促進する)行為以外何物でもないと思います。
製品購入後綺麗な状態で維持するため・防錆の戦いには、使用者側が知恵と工夫及び費用を投じて努めなければならないのです。
皆さんは「油磨き」をご存知でしょうか?旧車を維持している方は常識かもしれません。静態保存された状態の良い蒸気機関車や電気機関車は潤滑油やグリスを塗布して磨き上げています。今回排気管・消音器に「油磨き」を施し防錆処理しました。
左消音器側「油磨き」処理前、右側排気管(溶接部分より右)処理後
消音器「油磨き」処理前
後輪・消音器「油磨き」処理後
全て潤滑油による汚れ落とし・防錆処理です。排気管は非常に錆びやすいので、こまめな処理が必要です。それでは。
Posted at 2024/05/26 21:38:54 | |
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