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2011年09月18日

ENERMAX LIBERTY ELT500AWTのファン交換


各所で似たような症状が出ているようですが、うちでもENERMAXのLIBERTY ELT500AWT(ELT500AWT-ECOではありません)のENLOBALファンがカラカラと音を立てるようになったので、ファンを交換してみました。
内部のファンコネクタを流用する方法でまとめています。

お約束ですが、作業は自己責任でお願いします。
作業によりいかなる結果になったとしても責任は負いません。
特にDCとしては大容量の電力を扱う機器なので、ショートなどには十二分に気を付けなければなりません。
下の手順を一読して自信のない方はお止め下さい。
言うまでもありませんが、保証期間内であれば代理店へ修理依頼して下さい。
なお、電源ユニット内部での電磁ノイズの影響によりファンモータのベアリングが早く劣化し、ファンの期待寿命よりも短期で異音が出やすくなる恐れがあります。


1. ファンガードの4本のネジと、ケースカバーの4本のネジ(1カ所は保証用のシールで隠されているので剥がす必要がある)を外し、ケースカバーを取り外します。


2. ファンケーブルの基板側のコネクタ(画像の紫の丸の部分)を外します。
ちなみにこのコネクタには、JST(日本圧着端子)のXHシリーズ互換のものが使われています。
一般的にファン用として使われるコネクタ(molex 5051)とは異なります。


3. 取り外した問題のENLOBALファン。型番はA1212025EM-MBA。型番の一部は12V/12cm/25mm厚という意味でしょうか?


4. 新しく取り付けるファンを元と同じように配線するため、ファンコネクタのハウジングを流用します。
XHシリーズでは、1番ピンのそばに切り欠きが入っています。
ちなみに1番がファン回転パルス(黄)、2番が-(黒)、3番が+(赤)です。
通常のマザー等にある3ピンファンコネクタの配列と違い、-と+が逆になっています。


5.コネクタのコンタクト(ピン)には、抜け防止のためのランスと呼ばれる突起が付いているので、これをピンセットかマイナスの精密ドライバーで押さえながらコードを引っ張ってコンタクトをハウジングから取り出します。
コネクタとファンの間に入っている保護チューブも再利用するので、コンタクトを抜き取ったらコンタクトを切り落として保護チューブを抜きます。


6. 今回使うファンはオウルテックのSF12-S7。山洋電気のSAN ACEです。12cmサイズの25mm厚リブなしで2500rpmです。ELT500AWTのマニュアルではファン回転数は800~2400rpmとのことなので、ちょうどよさそうです。電流値もENLOBALファンと同じ0.31A。


7. JSTのXHコネクタのコンタクトのみ(SXH-001T-P0.6)を調達します。マルツパーツ館などで売っています。


8. SF12-S7はコードが80cmもあるので、切って保護チューブを通し、電線にコンタクトをかしめて取り付けます。コンタクトの取り付けよりも先に保護チューブを通しておかないと後からは通せません。
ENLOBALファンとSAN ACEファンとではコードの出口の位置が違うので、必要なコード長も異なります。このファンなら、長さはファンのコード出口から12cmちょっとくらいでいいみたいです。
保護チューブも元の長さより短くていいので、2cmほど切ります。
それと、このファンはファンモータとコード出口の間(ステー部分)の途中にコードホルダの爪がないので、コードの浮きを防ぐために熱収縮チューブを通しておきました。


9. コンタクトをかしめたらハウジングに取り付けて、コードが抜けないことを確かめます。


10. ファンの完成品。
ここで、ファンのネジ穴に取り付けネジであらかじめネジ山を切っておくと後の作業が楽です。


11. ファンを元のように戻し、ケースカバーとファンガードを取り付けます。
念のため、内部に落ちたクズなどをエアダスターで飛ばしておくと良いでしょう。


12. ELT500AWTから出ているファンコネクタをマザーボードにつなぎ、電源が冷めている状態でBIOSで回転数を調べて900rpm前後になっていれば正常です。(画像ではChassis Fan 1 Speed)
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Posted at 2011/09/18 23:32:34

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この記事へのコメント

2011年9月19日 21:03
ひょっとして、PCの自作をされているんでしょうか?

このファンはHDDの冷却用ファンなんでしょうか?

私専ら購入するのでよくわからないのですが・・・・
コメントへの返答
2011年9月19日 21:52
はい、10年ちょっと前から自作しています。
外側のケースだけは最初買ったものを使い回していて、中身のパーツ一式は3世代目です。

12cmのファンは、本来はケース(それも少し大型のもの)の吸排気用に取り付けるファンです。
今回の電源ユニットにはこれと同サイズのファンが使われているので、流用しました。
まあ、普通は電源ユニットは分解するものではないですが・・・
交換したファン自体は電源ユニット内部に通風させるためのもので、ケース内から外に排気する流れです。

メーカー製の机の上に置けるようなパソコンだと、電源ユニットのサイズが小さいので、もっと小さいファンが使われます。
HDDの冷却用なら、取り付け方にもよりますが6cmくらいの薄型ファンを使うことが多いですね。

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