GT3で通勤してみた。

ポルシェと言う車。
釈迦に説法とは思いますが、高回転領域で走る事を前提に開発された車。
しかし、その一方で低速で回さないで走っても面白い。


朝、仕事に向かうためケイマンに乗り込むと、体にスイッチが入り・・・。
夜、仕事が終わりケイマンに乗り込むと、心が癒される。

そんな事を思いながら、毎日の通勤にケイマンを使うありがたさを感じていたのでした。



そんな矢先、クレフモータースポーツさんで、１月の納車から初めてケイマンのオイル交換を行い、

その流れで実家にすぐさま舞い戻り、今度はGT3のスタビライザーの調整をお願いしました。



全ての作業が終了し再びケイマンに乗り換える為、実家に向かっていた所、久しぶりのGT3と言う事もあって、もう少し一緒にいたい気持ちになっていたのです。

と言いますか、ここ最近のあくせくとした生活リズムから抜け出したかったのかもしれません。





と言う訳で、進路を変更し、GT3とともに自宅へと向かうのでした。

つまり、明日の通勤は何時ものケイマンではなく、GT3という事になるのです。



さて、感想はと言いますと・・・。

当然ながら、MTは楽しい。

GT3を運転していると、足の先から頭のてっぺんまで、体全体に神経が行き届き、まさに強い刺激が絶えないのです。

何時もの通勤路も低速ながら違った景色を堪能できました。






しかし、ふと運転しているとある事に気が付いたのです。

一般道では回転数を上げられないので、GT3本来の走りが満喫できない・・・。

もちろん、冒頭で述べたように、低速で走っていても楽しいのです。

しかし、この車はやはり4,000回転以上をキープし、レッドゾーン近くまで回すあの別世界とも言える顔が一番輝く最高のステージなのです。

つまり車の特性から言いますと、今回の通勤はあまり適した使い方ではない事に気が付いたのです。






私見ですが、こんな使い方ではGT3が勿体ない・・・。

いや、GT3に対して失礼なのです。








そんな事を感じつつ、仕事が終わるとGT3を実家に戻している自分がいたのでした。



と言っても、以前から一度はやってみたかった事なので、
自分にとって、ケイマンとは一味違う内面も改めて感じる事が出来、何とも贅沢な時間を過ごせた事には間違いありません。