2008年05月28日
私のカレンは最上級グレードのZSです。
3S-GE搭載なので、XS乗りの知り合いにはよく羨ましがられます。
そう言われる度、探し回った甲斐があったとつくづく思います。
が。
そう言ってられるのも初めの内というか。
他を知ることで欠点が見えてきてしまうんですよね。
カレンって、写真で見るイメージより気持ち大柄で、取り回しには若干難があります。これは皆同じかと言えば、そうではないモデルが一つ。
XSツーリングセレクション。
一番売れ筋だったハイメカツインカムの3S-FEを搭載したXSというグレードに、+4WSという画期的な装備が加わったのがコレ。
4WS。FourWheelSteeringの略。日本語で書くと四輪操舵、となります。
文字通り後輪もハンドルに連動させて動かしちゃえってのがこの装備。普通前輪だけで曲がるところが、後輪も一緒に動くので小回りが利くというメリットが。
乗ってみるとコレがなかなか優れ物。
愛車で180度切るヘアピンを、90度程度で曲がれる。ハンドル操作がとにかく楽。デートカー、スペシャリティクーペとしての位置づけだったカレンに相応しい装備だと思います。
それから、ウチの子自慢の3S-GE。このエンジン、ハイオク仕様なのには目を瞑るにしても、一つだけ辛い点が。
低速トルクが細い。
XSの3S-FEと乗り比べた感想ですが、特に発進時の押し出し感が違います。クラッチペダルのストロークがずれてるXSに乗って、思ったより早くクラッチが繋がってしまった時。ウチの子なら確実にエンストですが、XSはなんと普通に走り出しました。
当然ガタガタ言いはしたんですが、操作がかなり楽だと思いました。街乗りでの扱いやすさならおそらくこちらが上でしょう。
5000回転を越えて更に爆発する3S-GEに対し、3S-FEは5000越えたら失速感があります。この領域なら確実に3S-GEのが良いんでしょうけど、公道でそんな回転数維持して走ってると燃費が悪くて仕方がないので。
あと、カレン全体に言えるのか、3S-GEだからなのかわかりませんが、アイドリングの800回転から1500回転程度のアクセルレスポンスが凄まじく悪い。
アイドリングからアクセルを一気に床まで踏み込んで、すぐに戻す動作。普段遣いであまり気になるところではありませんが、例えばクラッチ切って減速してそのまま停車せず動き出した時、ブリッピングがかなりもたつきます。
3S-GEの可変吸気システムであるACISの所為で、かなりスロットルからインテークバルブまでの長さがあるので、それと低速トルクの細さが合わさったことで問題になっている気がします。その分高回転は気持ちいいんですけどねぇ……。
この関係で最近4連スロットルなんかにも若干興味があるんですが、そうすると折角のACISを取っ払うことになるみたいなので。。
ここは妥協するしかないのかなぁ、と。
こんな感じ。
ZSだから必ず良い、という訳では決してなく、本気で走るつもりがないならXSで十分です。
むしろ最近はXS+4WSの扱いやすさに嫉妬してます。これでATだったら最強のデートカーじゃないの、とかね。
ウチの子はアクセル全開でフロントタイヤが暴れるんで、その辺を考えても、扱いやすさは立派な性能ですよ。
どうでも良いけど、私は丁度一年程前、衝動的にTSカレンを買おうとした事があるんですが、それ以来TSに乗ってません。
TSカレンがどんなものか、結構興味があります。軽快感は上だと聞きますし……。
誰か乗せてー(笑
Posted at 2008/05/28 00:03:20 | |
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2008年05月27日
mixiを放置離脱してきました。
アカウントは残したまま、暫くログインしないつもりです。
まぁ、いろいろ理由はあるのですが……
おかげで車ネタを延々書くところがなくなったので、暫くこちらの稼働率が上がりそうです。
Posted at 2008/05/27 14:32:33 | |
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2008年05月17日
自分で書いておいて、臭いな、と思いましたよ。前回の日記。
物書きの持病みたいなもんでしょうか。どんどん話がスケールアップしていってしまうという。
先日、納車時から付いてた社外のエアクリが裂けているのを発見しまして。
もちろんエアクリは新品に交換と、埃などを吸い込んだ可能性が高いのでオイル、エレメントも交換。ついでにキャンペーン中だということで、フラッシングしてもらってきました。
フラッシングとは、ようするにエンジン内にオイル代わりに洗浄液を流し込んで、中から汚れを落としてやる、というもの。
納車直後からやろうと思っていたんですが、その値段に躊躇していました。
それがキャンペーンで半額。6000円が3000円。勢い余ってお願いしちゃいました。
違いはすぐにわかりました。
だってオイルレベルの確認のときに、ゲージに付いてきたオイルが無色透明なんですもの。
あれにはビックリしました。超綺麗になった気がします。
乗り出してからは、まず騒音が減りました。アイドリングが確実に静かになりましたよ。
それから、吹け上がりが若干軽く。
やっぱり効いてるんだなぁ、と実感しました。
今回の件での出費は13000円。
痛い出費ですが、カレンの為を思うならこの程度。
今日は明日のオフ会に備えてワックスでピカピカに磨き上げてやりましたよ。
やっぱホワイトパールは街灯の下が栄えますわ……昼間だと光りすぎてあの美しいボディラインがぼやけてしまうんですもの。
そんなカレンを撮るためだけに、手ぶれ補正付デジカメを探し中。露出上げるとブレがどうしてもねぇ。。
さて。グダグダ書きましたが今日はこの辺で。
次はいつでしょうね。
ま、気長にやります。
Posted at 2008/05/18 00:00:04 | |
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2008年05月14日
私がカレンを選んだことには訳がある。
そりゃあ当然、その流麗なプロポーションに惚れたこともある。
この先どんどん少なくなるであろう、クーペという車に乗っておきたかったこともある。
当時読んだイニDの影響を受けていた所為もある。
MT車に乗るならスポーツカーで、という意味不明な考えもある。
あまり見かけない、稀少車であるということもある。
カリカリに弄った車を見ないから、イカツく見えないということもある。
挙げ始めればキリがない。
だが、良くも悪くも、私の尺度にピタリとはまった車であったことは確かだ。
中途半端と言われる後席の微妙な広さ。しっかり4人が乗れて、規格上5人乗りのクーペなんてそうそう無い。
イマイチパッとしない前輪駆動2L180馬力。1L当り100馬力のホンダ車と並べると確実に見劣りするが、私に必要十分な性能は満たしている。
セダンから取ってきたような、悪く言えば無個性、良く言うなら清純派の顔。主張しすぎない、優雅さ、大らかさが伺える。
私は大人しく雰囲気で楽しめ、走ればそこそこ速い、かつ普段遣いにそれ程不自由しない、安く買えるスタイリングの良いスポーツカーを探していた。
その答えが当時候補に挙った5thプレリュードであり、インテグラTYPE-Rの4ドアであり、AE111スプリンタートレノであり、そしてST206カレンである。
まず、インテグラは早々に外れた。まず値段が高い。4ドアではクーペではなくセダンだ。弄り倒した車が多く、それらの同類に見られたくなかった。
三択になったところで、カレンの普段遣いの懐の広さが光った。曲がりなりにも親と共用になる車である。後席は狭くて座れない、なんて話では援助してくれる親に申し訳が立たない。
その他にも、プレリュードもトレノも、そこそこ走れる車でタマも多いが、弄っている車も多い。税金面で、2.2Lや1.6Lは微妙に損だ。そして人気もあるのでそこそこ値が張り、希望グレードを予算内で探すのは至難の業だった。
これらの理由から、最終的にカレン一本になった……というのが今になってこじつけた理由だ。
本当は初めからカレンに惹かれていた。プレリュードもトレノもインテグラも、眼中に無かった。第一印象はパッとしない不人気クーペ。でも、その車を片手間とはいえほぼ毎日ネットで検索したのは、きっと惹かれていたからだ。恋をしていたんだ、車に。
初めてカレンのシートに座ったときの感触は、今でも覚えている。低いシートに吸い込まれるように腰掛け、ハンドルに手を伸ばした時、私は確信した。
この車に惚れたんだ、と。
この車しか無いんだ、と。
そして紆余曲折の果て、今私の手元に今の愛車が居る。
半年以上売れず、私が手付けを打って更に半年ガレージの隅に寝かされていた、白のカレンが私の下にある。
そういえばあれからもう四月が過ぎた。
最近はあまり乗ってやれない毎日だが、これからもずっと、乗り続けてやりたいと思う。
3月で12歳になったカレンは、流石に古さは隠しきれず、何かと手がかかるけれど、私はコイツと走っていると幸せなんだ。
それだけは胸を張って言えること。何年経っても、どんな車に乗ったとしても、その想いだけはずっと持ち続けていたいと思う。
Posted at 2008/05/14 22:47:13 | |
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