
先週末の土曜日に、待ちに待ったCYBER NAVIアカデミーが開催されました。これに参加するためモニターを頑張ってきたようなものです。メーカーの方と直にお話しする機会なんて滅多にない事ですから(^^)
アカデミーの場所は臨海副都心・有明です。もちろんそこに至るまでのルートはナビ任せで。出発地は東名・横浜青葉ICに近かったのですが、3号渋谷線が渋滞している事もあり、ナビが作ったルートは横浜周り。(第三京浜・港北IC~保土ヶ谷~金港JCT~横羽線経由~昭和島JCT・東海JCT~臨海副都心ランプ)
時間通り、快適に到着する事が出来ました。
入場の際に実名の名札を首から下げるのですが、普段のみんカラ上はHNなので誰が誰だか…(^_^;)
HNとダブルネームにしてもらうと有り難かったですね。
アカデミーの時間割
1時間目:清水氏のお話
2時間目:高山氏のお話
3時間目:モニター車両のチェック@駐車場に移動
4時間目:質疑応答
カービュー編集長の加藤氏、ジャーナリストの清水氏、カーナビ伝道師の高山氏によるアカデミー。と言っても、トークショーに近いような…。ちょっと我々モニター参加者を置き去りにした一方通行な感じがしました。
ですが眠くなったりしなかったので、内容はそれなりに面白かったんですけどね。もう少しユーザー同士の絡みがあっても良かったんじゃないかと思います。
お話しの中で印象的だったのは、東日本大震災の時のこと。災害時にはVICS情報はまったく役に立たなかったそうです。
いくらインフラに投資したところで災害で壊れてしまえば使えない。それよりは個々をつなげて情報共有した方が有効だという事。なるほどと思いました。10年ほど前から清水氏が提唱していたそうですが「走る、曲がる、止まる、つながる」がこれからのキーワードだそうです。
(その昔、ナビに渋滞情報を搭載する黎明期にVICSとATISは競り合っていましたね。清水氏のお話しで思い出しました。警察系のATISは飲酒検問が分かると噂がありましたが本当だったのかな。住友・クルーズメイトってのがあったなぁ、懐かしい)
ナビの表示方法についてドライバーの視点移動が少ないヘッドアップディスプレイは有効であるということ。メルセデスやBMWは積極的に取り入れていること、AR(仮想現実)を使ってドライブシミュレーターのように危険回避の訓練に使っていく、ドライバーに考えさせない通知方法がメジャーになっていくなど、今後のナビの動向を知る上で貴重なお話しでした。
あと、こんなお話しもありました。
ナビのGセンサーを使って事故情報を吸い上げられないかと。例えば衝突したようなGを関知したら、CYBER NAVIが通信モジュールをつかって通報するとか。
さらに自分で通報出来ないような状況、たとえば病気で発作などが起きた時はナビが自動的に位置情報とCSの画像をデータ送信するなど。誤通報を防ぐため、通報前にカウントダウンして、その間に一定の操作がなければ自動発報するとか。
スマートループアイ搭載車が増えれば、事故情報を発報した周囲の車が多面的な直前のイベント動画を自動送信。事故の解析にも役立つと思います。
将来的には車側からエアバッグが動作した情報も受け取れるようになったりすれば、いろいろな可能性を示せるのでは。(ナビが壊れなければの前提ですが…)
2015年から欧州では自動車事故が発生すると自動通報するシステムを義務化するという記事を目にしました。今後日本でも取り組むべき課題だと思います。CYBER NAVIだったら、ソフトウェアを直せばすぐにできそうな内容だと思いました。
ちなみに会場は自由席で、5名ずつくらい10島になんとなくまとまっていました。
できればテーブル毎にまとめ役のパイオニアorカービューの方が入ってもらって、グループワークみたいにすれば良いと思います。グループワークで出た質問の中で、皆で共有した方がよさそうなものや、今後に役立ちそうなものを、各テーブルまとめ役が全体に発表したり…。そうすれば活発な意見など拾い上げられたんじゃないでしょうか。
また、時間の都合で仕方ないのでしょうが、4時間目の「質疑応答」時間は加藤編集長が仕切ってお仕舞い。皆さんちょっと不完全燃焼気味の空気でした。いろいろと質問も出ただろうに…。
でも休み時間に個人的に質問してみました
1)ヘッドアップディスプレイND-HUD1とND-HUD2の違いについて
>基本的に変わりはないそうです。2012年モデルのND-HUD2でも、バージョンアップすれば機能も性能も同じとの事です。細かな違いは取付金具だそうです。もし型落ち品で投げ売りされていたら買いだと思います。
2)スマートループアイ画像の「Nice!」ボタンについて
>アップされた画像で、渋滞回避など出来た際に押して下さいとの事。役に立ったよ~という意味らしいです。そうすることで、画像をアップした側のモチベーションも上がるのではないかという回答でした。
但しアップされた自分の画像にイイねがついたかどうかは特に連絡がくるわけでもないので、ユーザー数が増えればそれだけ自分の画像を探しにくくなりそうですね。
3)以前の紫色抜け道表示。復活を期待!
>紙地図のマップル抜け道データを表示していたそうですが、その更新がされなくなったとの事。いつまでも古い抜け道データを表示するわけにはいかないので無くしたそうです。現在ではスマートループ情報の方が充実しているので「ナビルートを信用してください!」と力強く言われました。
4)Linkwith中にバックカメラ・フロントカメラに切り替わった際、再びLinkwithに復帰するにはどうすればよいか。
>これはアップルの仕様とのこと。いったん切れてしまったLinkwithを再接続するのは難しそうです(>_<)
個人的な細かな要望(車に乗り込んで頂いたパイオニア担当の方にお話しした程度)として
1) 2DINタイプの場合、ACC電源OFFでもSDカードを抜けるようにして欲しい。(OFFして1分以内であればイジェクトボタンが動作するとか)
2) 携帯通話中にメニュー音をOFFしたい。結構うるさいです。
3) エンジンOFFしてセットバックしないようにしたい。見た目の問題だけです…。
最後にアカデミー終了後に居残りして、Navi Studio5で地点登録できない件を説明し、データをお渡しして解析してもらう事となりました。
お忙しい中、個別対応して頂きありがとうございました。
3時間目の時に、清水氏が小生の車を見て「カメラいっぱいついてるね~」と話しかけてきてくれました。確かにフロントカメラ+クルーズスカウターカメラ+アイサイト、と4つのレンズがついています。
最後のまとめの時間で氏が「次期アイサイトはカラー画像になるだろうから、それをCYBER NAVIに受け渡したら面白いんじゃないか」なんてお話しをされていました。
確かにそうなったら面白い事が出来そうです。
残念だったのは、カロッツェリアのデモカーでオーディオが存分に聞けなかった事。
Audi R8はMSVは何も入っておらず音源はFMラジオ、Range Rover EvoqueはTA&EQ未測定でした。
それにしても1500名の応募の中から選んで頂き感謝です。しかも今回のモニター選考にあたっては、単なる抽選ではなくスタッフの方が応募文を全て読んで「選考」してくださったとのこと。
残りのモニター期間も頑張ります!
それにしてもcraviewの尾根遺産可愛かった!
m(_ _)m
パイオニアのモニターレポートまとめ
http://www.carview.co.jp/magazine/recommend/2013/cybernavi/report/
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