※今回はカービューの試乗インプレッション風にいってみようと思います(*^o^*)
何度も仕様変更を繰り返してきたDECK製サスペンション。
先週の土曜日、その最終ステップを踏むべく、DECKへ赴いた。
別に今までの仕様に大きな不満は無かったが、
「もっと良くなるよ」とユーザーの声を聞かされると、やらずにはいられなかった。
それまで資金不足を理由にピロアッパーマウントとスプリングを某T社のF○○Xから流用していたが、
今回の仕様変更にて DECK製ピロアッパーマウント、そしてHYPERCO製のスプリングに交換した。
まず、乗ってみて第一印象。
「ピロが"コトコト"言わなくなったな~。」
実は今回の仕様変更でわざわざアッパーマウントまで交換した理由というのが
この"コトコト"音をどうにかしたかったから。
細かいウネりで後ろから"コトコト"と結構気になる音がする。
人を乗せた時「何か後ろに載ってるの?」とまで聞かれたほど。
大きな段差を越えると「ガタンッ」という音に変わるから、結構不安だった訳で。
このアッパーマウントを交換したお陰で、大きな段差を超えても殆ど音がならない。
コレには思わずニヤリとしてしまった。
裏話をすると、この音を嫌ってゴムアッパーマウントにしようかとさえ思ったほどだったからだ。
DECKを出発してアライメントを取る為、タイヤ屋さんへ移動中、瀬戸市の町を走った。
少しリアが動くかな…?
別に言われなければ気づかないけれど、すこしリアにバウンドが残るような動きを見せた。
最初減衰が足りないのかと思ったけれど、DECK代表いわく減衰がありすぎるらしい。
元々、バネレートがフロント9kでリアが7キロ。
今回も同じレート(厳密に言えばポンド計算のため若干違う)の筈なんだけれども、
やっぱりレートの出方がメーカーによって違うから、それぞれに合わせ込む必要がある。
この辺りは感覚の領域でもあるから、減衰仕様を変えるかは「微妙」なところ。
このレートの出方の違いは、信号待ちのためにブレーキを掛けた時、特によく感じられた。
明らかにピッチングの速度だとか、その辺りの感覚が違う。
それが良くなっているのか悪くなっているのかは定かではないが・・・。
スプリングが変わって感じたことは、"しなやかだな"ということ。
路面の凹凸を拾ったときに、全く角がない。
待てよ、この感覚どこかで体感したことがあったな…。
と思っていたら、某O社のDF○に乗ったときにこんなような感覚だった。
なるほど、某O社のショックは大概がHYPERCO製とマッチングすることが多いから、
誰もが口にする"しなやか"というのはDF○の効果ではなくスプリングの効果なのかなと思ってしまった。
(DF○の効果が大きいところもあるのだろうが…)
なんであれ少なくとも、これなら
「人を乗せにくい車」のレッテルは確実に剥がれた筈だ。
日は変わって月曜日。
サーキットで走る気になれなかったので、岐阜県は白川町の奥地へと赴いた。
一般道、片側一車線、対向車もそこそこある山道。
路面の凹凸やうねりが激しく、ヘアピンカーブも多いこの道で、
あの「微妙」な感覚を残していたリアが、驚いた事に見事にマッチングしていた。
それが少しペースを上げた程度のところから見え隠れし始めるから、
気持ちよくワインディングを流す事ができる。
また、ステアリングの蛇に対する反応も一層機敏になっていて、
行きたい方向にスッと向きを変えていく。
正直なところ、スプリングひとつでこんなにも変わるのかと度肝を抜かれた思いだった。
別にレートを大幅に変更している訳でも、減衰力を変更している訳でもないのに。
今回のスプリング交換を受けて、これは自分の中の"満足度100%"に近い足に仕上がったなと思えた。
去年の11月に仕様変更をした時の延長線上にある、更に磨きの掛かった仕様になったなと。
町乗りは問題なく乗れる。
ワインディングは楽しく乗れる。
じゃあ…サーキットは…?
とても楽しみです。
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ランサーW | クルマ
Posted at
2010/10/14 21:09:25