ダイワスカーレットの陣営が参戦を表明、ヴァーミリアンにカネヒキリのダート2強も健在と、空前の盛り上がりが期待される今年のフェブラリーS。この平安Sにも、本番で有力視される馬が出現しそうな好メンバーが揃った。それだけ今年のダート戦線は、層が厚いということだろう。フェブラリーSへの出走を確定させるためには、収得賞金の加算が必要という馬も多く、ゴール前の攻防は、いつも以上にスリリングなものとなりそうだ。
中でも注目は芝からダートに転じて4戦4勝、そのいずれもが完勝というエスポワールシチー(牡4・安達昭夫)だろう。スピード、潜在能力の違いをまざまざと感じさせるレース内容は、“GIの舞台でも”と思わせるほどのインパクトがあった。重賞初挑戦となる今回は試金石のレースになるが、ここを突破するようなら、将来はかなり有望だ。
昨年暮れのジャパンカップダートでは、カネヒキリから0秒4差の4着に入ったサンライズバッカス(牡7・音無秀孝)。一昨年のフェブラリーS勝ちの実績はここでは断然の存在だが、そのフェブラリーS以降は勝ち星から遠ざかっている。そろそろ、勝利が欲しいところだろう。
ワンダースピード(牡7・羽月友彦)は、前走の名古屋グランプリ(名古屋・ダート2500m)を制して重賞2勝目。2着のメイショウトウコンに2馬身半の差をつける完勝だった。京都・ダート1800mは、6戦4勝と得意の条件。重賞連覇の可能性は十分だろう。
前走のべテルギウスS(阪神・ダート2000m)で、約1年5か月ぶりの勝利を挙げたマコトスパルビエロ(牡5・鮫島一歩)。伸びきれなかった近走のレース内容とは一変して、ゴールまでしぶとく持続した末脚、あれが本来の姿だろう。本調子に戻ったとあれば、その能力の高さは無視できない。
ダークメッセージ(牡6・佐々木晶三)は、ダート路線に転戦して4戦目の前走、門松S(京都・ダート1800m)で、マイネルアワグラスとの激しい叩き合いを制した。近4走は、ダートで3着、2着、2着、1着とレース内容も安定しているだけに、ここでも差のない競馬ができそうだ。
その門松Sで惜しくもハナ差の2着に敗れたマイネルアワグラス(牡5・稲葉隆一)だが、昨秋のシリウスSでワンダースピードをアタマ差退けて重賞初制覇を達成したあと、オープン特別で1着、3着、2着と堅実な成績を挙げている。その堅実性はここでも魅力十分だ。
前々走1000万下の福島放送賞(福島・ダート1700m)、続く前走1600万下の大阪スポーツ杯(阪神・ダート1800m)を連勝して、3歳春以来となるオープンクラスに返り咲いたネイキッド(牡5・浜田光正)。近2走のレース内容から、ここにきての本格化を感じさせるだけに、重賞初挑戦でも期待の方が大きい。
1 01 タガノエクリプス 牡6 56.0 幸 英明 西 川村 禎彦
1 02 ワンダースピード 牡7 58.0 小牧 太 西 羽月 友彦
2 03 エスポワールシチー 牡4 55.0 佐藤 哲三 西 安達 昭夫
2 04 エアアドニス 牡7 56.0 武 幸四郎 東 伊藤 正徳
3 05 ナナヨーヒマワリ 牡8 57.0 小原 義之 西 小原 伊佐美
3 06 マコトスパルビエロ 牡5 56.0 安藤 勝己 西 鮫島 一歩
4 07 マイネルアワグラス 牡5 57.0 C.ルメール 東 稲葉 隆一
4 08 ハスフェル 牡7 56.0 渡辺 薫彦 西 南井 克巳
5 09 サンライズバッカス 牡7 58.0 岩田 康誠 西 音無 秀孝
5 10 ネイキッド 牡5 56.0 M.デムーロ 西 浜田 光正
6 11 サカラート 牡9 57.0 藤岡 佑介 西 石坂 正
6 12 ダークメッセージ 牡6 56.0 川田 将雅 西 佐々木 晶三
7 13 スナークファルコン 牡7 56.0 秋山 真一郎 西 野村 彰彦
7 14 ニホンピロキース 牡8 56.0 酒井 学 西 服部 利之
8 15 ロールオブザダイス 牡4 55.0 四位 洋文 西 角居 勝彦
8 16 シャーベットトーン 牡7 56.0 福永 祐一 東 奥平 雅士
まず、4連勝で波に乗り1番人気が予想される、エスポワールシチ―のマイナス材料を探すと、特にない!!敢えてあげるなら、前走57㌔以上1着馬を除く、重賞未出走馬(0.0.0.0.0.5)←(2004以降のデータ)と、武幸と同じく、重賞などで人気馬に乗ると成績が振るわない鞍上の、佐藤哲が不安というこの2つあたりか?
しかし4走前迄に、ダート1800m戦を2勝しているのは好材料だし、調教では、栗坂51.9(4F)の好時計!内枠を引き当てたのも、この馬にとって有利な事に変わりはないと思っている。
結論!
先程、取り上げたデータから、合致する馬が1頭いた!重賞未出走ながらも、前走大スポ杯を57㌔を背負って勝ったネイキッドだ!!このレースはスローで流れた展開にもかかわらず、ゴール前で鮮やかに差し切っている!2走前も、58㌔を背負いながらも、5馬身差をつける圧勝!!叔母には、G13勝のファレノプシスがいる血統背景!明日も京都は冷え込みが厳しい為に、凍結防止剤がまかれる事によって、少し時計がかかると見る!パワー重視型の砂質では、良積のあるFD産駒というのも期待する要因である!!
対抗は、ダークメッセージで行く!!芝でも良積のあるこの馬だが、芝・ダートの両方でこれだけ堅実に走れるのは、強い証拠である!川田に乗り替わるのも、いい材料だと思っている!
データからいって、4走前までの1800m戦での勝ち鞍のある馬の連対率は驚異である(エスポワールシチ―、ネイキッド、ダークメッセージ、ロールオブザダイス)
これに馬券を絡めるのは、実績のあるワンダースピードに、G1馬のサンライズバッカス!!特に、岩田騎手とサンライズバッカスのコンビは恐い!!
勿論、BT産駒の2頭も警戒しなければならないが、マイネルアワグラスは、中2週での再度長距離輸送になる。この条件では買い辛い!!
◎⑩ネイキッド
○⑫ダークメッセージ
▲②ワンダースピード
△③エスポワールシチ―
△⑥マコトスパルビエロ
△⑨サンライズバッカス
×⑮ロールオブザダイス
買い目(^O^)/
・3連単フォーメーション
⑩⑫→②③⑥⑨⑩⑫⑮→②③⑥⑨⑩⑫⑮
・3連複軸1頭流し
②→③⑥⑨⑩⑫⑮
・3連複軸2頭流し
②⑫→③⑥⑨⑩⑮
結果は???
3番人気のワンダースピードが、エスポワールシチーを捕らえて優勝!!

前残りのレースになった時の為に、3連複の軸をワンダースピードにしたのは正解でしたが、うーーーーん!!反省しなければならないレースでしたね(悔)
25日、京都競馬場で行われた第16回平安S(4歳上、GIII・ダート1800m)は、小牧太騎手騎乗の3番人気ワンダースピード(牡7、栗東・羽月友彦厩舎)が、好位の内3番手追走から、逃げ粘る1番人気エスポワールシチーをゴール寸前でクビ差交わし優勝した。勝ちタイムは1分50秒4(稍重)。さらに3馬身差の3着に5番人気マコトスパルビエロが入った。
勝ったワンダースピードは、父キンググローリアス、母ワンダーヘリテージ(その父Pleasant Tap)という血統。04年のデビュー戦から10戦目で初勝利を挙げた後はダート中距離戦で勝ち星を積み重ね、昨年のアンタレスS(GIII)で重賞初制覇。前走の名古屋グランプリ(交流GII)で重賞2勝目を挙げていた。通算成績36戦10勝(うち地方5戦2勝、重賞3勝)。
鞍上の小牧太騎手は、カノヤザクラで制した昨年のセントウルS(GII)以来のJRA重賞制覇で通算14勝目。管理する羽月友彦調教師は、ワンダースピードで制した昨年のアンタレスS以来のJRA重賞制覇で、通算2勝目となった。
全着順&払い戻し(競馬ラボ)
レース映像(JRA)
レース映像(DREAM競馬)