９回目を迎えるジャパンカップダートだが、今年は条件が一新。初めてとなる関西圏での開催に、胸を躍らせるファンも多いのではないだろうか。昨年までは東京・ダート2100ｍで中・長距離馬が活躍する距離だったが、今回からは阪神・ダート1800ｍに変更となった。「スタート地点が芝だと、海外馬を誘致しにくい」という観点（阪神・ダート2000ｍはスタート地点が芝コース）での変更だったのだろうが、これによって以前のジャパンカップダートに出走の少なかったマイラーの出走を促すことになった。これまで以上に豪華メンバーが揃った“ダート最強馬決定戦”と言えるだろう。
前走のＪＢＣクラシック（園田・ダート1870ｍ）を制して、日本国内のダートGI・JpnIを６連勝中のヴァーミリアン（牡６・石坂正）が、今回も主役を務めることになるだろう。意外にも阪神のダートは初めてだが、ダイナミックなフォームで走る馬で、前走の舞台だった小回りの園田競馬場よりも走りやすいはずだ。調整過程は昨年以上で、連覇に向けて視界は良好だ。
サクセスブロッケン（牡３・藤原英昭）は、前走のＪＢＣクラシックでヴァーミリアンの２着に敗れたが、着差はわずかにクビ。スタートで滑り、かつ勝ち馬にマークされる厳しい展開だったことを思えば、勝ちに等しい内容だったと言える。３歳馬の成長力で、歴戦の古馬にひと泡吹かせてもおかしくない。
国内では、今年２月の新馬（京都・ダート1800ｍ）以来の登場となるカジノドライヴ（牡３・藤沢和雄）も注目の存在。アメリカのG1ブリーダーズカップクラシックに挑戦した前走は12着と大敗したが、「前走は流れがきつかったこともあるが、“オールウェザートラック”（全天候馬場）が合わなかったのが敗因じゃないかな」と陣営は語る。今回は走り慣れたダートが舞台。デビュー２戦目で本場アメリカのG2ピーターパンＳを制した潜在能力を、改めて見直したい。
実績でヴァーミリアンに次ぐ存在は、カネヒキリ（牡６・角居勝彦）だろう。約２年４か月ぶりだった前走の武蔵野Ｓは、さすがに条件が厳しく９着に敗れたが、それでも勝ち馬とのタイム差は０秒６だった。ひと叩きして能力全開なら、頂点に返り咲くシーンもありそうだ。
ブルーコンコルド（牡８・服部利之）は、１番人気に支持された前走のＪＢＣスプリント（園田・ダート1400ｍ）で４着に敗れたが、力負けというよりも、小回りの園田コースが合わなかった印象が強い。前々走で南部杯（盛岡・ダート1600ｍ）を制しているように、８歳となった今年も力の衰えは感じられない。巻き返しは十分あるだろう。
前走のＪＢＣクラシックで３着に入ったメイショウトウコン（牡６・安田伊佐夫）。当日輸送で使える関西圏のレースで安定した成績を残しており、阪神コースへの舞台変更は願ってもないチャンスと言える。
南関東の期待を背負って登場するのは、船橋競馬所属のフリオーソ（牡４・川島正行）。昨年のジャパンカップダートでは10着に敗れたが、４歳を迎えた今年は、〔２・２・０・１〕と安定感抜群の成績で、前走のＪＢＣクラシックでは先行してしぶとく粘り、ヴァーミリアンから０秒６差の４着に入っている。
阪神のダートを〔２・１・０・０〕と得意にしているワイルドワンダー（牡６・久保田貴士）。前走の南部杯（３着）からじっくりと間隔をとったローテーションにも好感が持てる。
ボンネビルレコード（牡６・堀井雅広）は、前走のＪＢＣクラシックで離された６着に敗れたが、昨年の帝王賞（大井・ダート2000ｍ）、今年のかしわ記念（船橋・ダート1600ｍ）とJpnI ２勝の実績馬。そのかしわ記念でブルーコンコルドを差し切った豪脚の再現を狙う。
1 01 ワンダースピード 牡6 57.0 小牧 太 西 羽月 友彦
1 02 フロストジャイアン 牡5 57.0 Ｃ．ヴェラスケス 他 Ｒ．ダトロー
2 03 サンライズバッカス 牡6 57.0 佐藤 哲三 西 音無 秀孝
2 04 メイショウバトラー 牝8 55.0 福永 祐一 西 高橋 成忠
3 05 メイショウトウコン 牡6 57.0 藤田 伸二 西 安田 伊佐夫
3 06 ヴァーミリアン 牡6 57.0 岩田 康誠 西 石坂 正
4 07 サクセスブロッケン 牡3 56.0 横山 典弘 西 藤原 英昭
4 08 ティンカップチャリ セン3 56.0 Ｅ．プラード 他 Ｍ．レセッシー
5 09 アドマイヤフジ 牡6 57.0 川田 将雅 西 橋田 満
5 10 カネヒキリ 牡6 57.0 Ｃ．ルメール 西 角居 勝彦
6 11 カジノドライヴ 牡3 56.0 安藤 勝己 東 藤沢 和雄
6 12 ブルーコンコルド 牡8 57.0 幸 英明 西 服部 利之
7 13 マストトラック 牡4 57.0 Ｇ．ゴメス 他 Ｒ．フランケル
7 14 フリオーソ 牡4 57.0 戸崎 圭太 他 川島 正行
8 15 ワイルドワンダー 牡6 57.0 蛯名 正義 東 久保田 貴士
8 16 ボンネビルレコード 牡6 57.0 内田 博幸 東 堀井 雅広
予想なんですが、難解なレースになりましたねー！メイショウバトラーとアドマイヤフジ以外は馬券になりそうなんで厄介です！！
外国馬３頭ですが、はっきりよくわからん↓マストトラックの評判がいいみたいだが...騎手はダート界ではNo.1と言われているゴメス騎手だが、日本での通算成績は、別にたいした事ない！しかし３頭の中では一番怖い！来たら諦めよう！！よって外国馬は消し！！
週中で注目していた、ワンダースピードが１枠１番を引いて、ちょっとマイナス材料だ！！１８００メートルは５勝している＆小牧は、阪神ダートコースとの相性もいい！さてどうしよう？
まだまだ問題児がいる！カジノドライブだ！！このメンバーでいきなりは？？過剰人気している様な気が....
前走JBCスプリントを使った馬（ブルーコンコルド）の複勝率０パーセントのデータがあるが、今年からは、阪神１８００ｍに変更になったしなあ↓
結論!(^^)!
今回は、血統重視で馬券を絡めたい！！ダート馬は、あんまり調教タイムを見てもアテにならない！！
ダート競馬でもレベルが上がるにつれて、パワー＋スピードが要求される事が多い！まずは、SSの血が配合されている、ヴァーミリアン＆サクセスブロッケン＆ワイルドワンダー＆カネヒキリは、馬券に絡めたい！！
阪神ダートコースに良積を残す、ブライアンズタイムの配合は、フリオーソ＆ワイルドワンダー＆ブルーコンコルド！
脚質的には後方待機の、マヤノトップガン産駒のメイショウトウコンやメンバーNo.1の切れ者のサンライズバッカスも、スピード競馬に対応する！！
やはり不動の本命は、ヴァーミリアンをあげる！岩田に乗り替わりは、少しネックだが、ほぼマイナス要素は見当たらない！！しかし、１着固定の鉄板では、面白くないので、BT産駒のフリオーソを対抗にあげたい！阪神１８００ｍは、窮屈になる内枠より、距離を多く走ってでも好位に付けられる外枠に良積がある。早めにしかける外国馬を前において競馬できるのも今回強みだ！一発大穴に賭けてみたい！
◎⑥ヴァーミリアン
○⑭フリオーソ
▲③サンライズバッカス
△⑦サクセスブロッケン
△⑩カネヒキリ
△⑮ワイルドワンダー
×⑤メイショウトウコン
・買い目<(｀^´)>
・３連単フォーメーション
⑥⑭→③⑤⑥⑦⑩⑭⑮→③⑤⑥⑦⑩⑭⑮
・３連複軸１頭流し
⑥→③⑤⑦⑩⑭⑮
・３連複軸２頭流し
③⑥→⑤⑦⑩⑭⑮
結果は！！
屈腱炎から、復活を成し遂げたカネヒキリが優勝(^O^)／
３連単は外しましたが、３連複はGET！しかし獲り負けです！！
４コーナー付近では、フリオーソで一瞬だけ夢を見ましたが、坂で失速（汗）カネヒキリに関しては、武蔵野S後に調教本数が多かった為に、今回は期待出来ると確信しておりましたが....
金子さん、また儲けはりましたねー（＾ｕ＾）
逆にサクセスブロッケンの方ですが、調教本数が少なく、坂路で好時計も終いがキレなっかたので、反動があるのでは？と思ったんですが、思い切って馬券圏内からは、外せませんでした。
カジノドライブについては、個人的にざまあみろという感じです。出走に関しては、オーナーサイドからの強い要求があった為、ここに出てきましたが、阪神のダートコースで調教した所で、栗東組との調整方法とは、出来の違いがあり過ぎるとにらんでました！やっぱ、来なかったですね！！
7日、阪神競馬場で行われた第9回ジャパンCダート(3歳上、GI・ダート1800m)は、C.ルメール騎手騎乗の4番人気カネヒキリ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が、中団追走から直線で馬群を割って伸びると、外から伸びた7番人気メイショウトウコンの追撃をアタマ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分49秒2(良)。さらにクビ差の3着に、メイショウトウコンと一緒に伸びてきた1番人気ヴァーミリアンが入った。
勝ったカネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア(その父Deputy Minister)。伯父に種牡馬Silver Deputy(父Deputy Minister)がいる血統。
05年ユニコーンS(GIII)で重賞初制覇を収めると、05年ジャパンダートダービー(交流GI)、ダービーグランプリ(交流GI)、05年ジャパンCダート(GI)、06年フェブラリーS(GI)を制覇。06年帝王賞(交流GI)2着後に右前浅屈腱炎を発症し、07年に一度帰厩したが再発、再び長期休養を余儀なくされた。度重なる故障から復帰し、約2年4か月ぶりの前走・武蔵野S(GIII)では2番人気に推されたが9着に敗れていた。通算成績16戦9勝(うち地方3戦2勝、海外1戦0勝、重賞6勝)。
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第９回ジャパンカップダート（GⅠ） 
