阪神競馬場のコース改修により、外回りの芝1600mに舞台が替わって今年で3回目。スタート地点が向正面に移設されるとともに、最後の直線が473.6mに伸びて、スピード、瞬発力がさらに活きる舞台となったためか、2年連続で1分33秒台と好時計での決着になっている。一昨年のウオッカ、昨年のトールポピーはいずれも1勝馬の身での優勝だったが、今年も1勝馬の中からハイレベルな素質馬が次々とエントリー。2歳女王決定戦となるこのレースで、激しい叩き合いを制するのはどの馬か?来春のクラシック戦線を占う上でも見逃せない一戦だ。
ウオッカ、トールポピーと2年連続で、500万下の黄菊賞(京都・芝1800m)で連対を果たして臨んだ馬が、このレースを優勝している。今年、この黄菊賞を勝ったのが、ジェルミナル(牝2・藤原英昭)だ。福永祐一騎手が「シーザリオ以来の手応えを感じる」と素質を高く評価する馬で、470キロの馬体は迫力十分。ここを勝てば、一気に来春の主役に躍り出ることになる。
単勝13番人気ながら前哨戦のファンタジーSを制したイナズマアマリリス(牝2・松元茂樹)。芝は3戦して〔2・1・0・0〕と、パーフェクト連対。父が中・長距離重賞で活躍したスエヒロコマンダー、母の父がラムタラと、血統的にも200mの距離延長がマイナスになるとは思えない。前走の勝利がこの馬本来の実力であることを、この大一番で証明したいところだろう。
3連勝で前走の小倉2歳Sを制したデグラーティア(牝2・宮本博)は、約3か月ぶりのレースとなる。3戦3勝のすべてが差し切り勝ちという“瞬発力”が最大の武器で、休み明けも苦にしない気性。勝ち鞍はすべて1200mでのものだが、距離延長に対応できれば、チャンスは十分だろう。
GI 3勝のファレノプシスを母に持つ良血馬、アディアフォーン(牝2・橋口弘次郎)は、前走の500万下(京都・芝1400m)を勝ってしっかりと収得賞金を加算し、阪神ジュベナイルフィリーズへと駒を進めてきた。ここまで〔2・2・1・0〕と堅実な走りを続けており、血統的に距離延長も歓迎のタイプとあれば、大きく崩れることはないだろう。
ダノンベルベール(牝2・国枝栄)は、前走500万下の赤松賞(東京・芝1600m)で2勝目をマーク。スタートでの出負けをモノともしない豪快な差し切り勝ちは、素質の高さを感じさせるものだった。前走後は栗東トレーニング・センターに滞在して調整されており、万全の態勢で大一番に挑む。
ワンカラット(牝2・藤岡健一)は、前走のファンタジーSで勝ち馬とタイム差なしの2着に好走。メンバー中最速の上がり3ハロン34秒3(推定)の末脚を繰り出し、非凡な決め手を見せた。瞬発力が活きる阪神の外回りコースで、自慢の末脚を活かして、重賞初制覇を狙う。
2戦2勝のショウナンカッサイ(牝2・北出成人)は、父がスプリント戦線で活躍したショウナンカンプで距離延長が課題となるが、ゴール前でのしぶとさも父譲り。マイペースなら粘り込みもありそうだ。
1勝馬の中にも将来性豊かな素質馬が多い。ブエナビスタ(牝2・松田博資)はわずか2戦のキャリアながら、すでに桜花賞候補の呼び声が高い馬。母ビワハイジ(このレースの前身となる阪神3歳牝馬S優勝)に続く、母仔2代制覇が成るかも話題となりそうだ。
ミクロコスモス(牝2・角居勝彦)は、前走のメイクデビュー東京(芝1600m)でメンバー中最速タイの上がり3ハロン33秒4(推定)の末脚を繰り出して勝利、騎乗した武豊騎手がその素質を高く評価した馬だ。約2か月ぶりのレースになるが、このレースに向けて順調に調整されてきた。角居勝彦厩舎には阪神ジュベナイルフィリーズ3連覇の偉業もかかるだけに、注目を集める存在となりそうだ。
1 01 カツヨトワイニング 牝2 54.0 江田 照男 東 高橋 義博
1 02 ダノンベルベール 牝2 54.0 後藤 浩輝 東 国枝 栄
2 03 レディルージュ 牝2 54.0 角田 晃一 西 安田 隆行
2 04 アディアフォーン 牝2 54.0 小牧 太 西 橋口 弘次郎
3 05 イナズマアマリリス 牝2 54.0 吉田 豊 西 松元 茂樹
3 06 ルシュクル 牝2 54.0 M.デムーロ 西 中竹 和也
4 07 ショウナンカッサイ 牝2 54.0 幸 英明 西 北出 成人
4 08 フキラウソング 牝2 54.0 小坂 忠士 西 松田 国英
5 09 ミクロコスモス 牝2 54.0 鮫島 良太 西 角居 勝彦
5 10 コウエイハート 牝2 54.0 川田 将雅 西 山内 研二
6 11 デグラーティア 牝2 54.0 浜中 俊 西 宮本 博
6 12 ワンカラット 牝2 54.0 岩田 康誠 西 藤岡 健一
7 13 ブエナビスタ 牝2 54.0 安藤 勝己 西 松田 博資
7 14 チャームポット 牝2 54.0 田中 克典 西 南井 克巳
7 15 パドブレ 牝2 54.0 松岡 正海 東 相沢 郁
8 16 メイショウボナール 牝2 54.0 佐藤 哲三 西 池添 兼雄
8 17 ジェルミナル 牝2 54.0 福永 祐一 西 藤原 英昭
8 18 シゲルキリガミネ 牝2 54.0 秋山 真一郎 西 小島 貞博
予想の方ですが、その前に風邪でメチャしんどいです↓簡単にいきます!迷いましたが、ブエナビスタでいきます。前走未勝利戦を勝った馬の複勝率は0パーセントですが、このデータ以外はプラス材料が多いので推します!安藤騎手も連続G1勝利もかかってるので勝ちたいところでしょう!もう1頭は、デグラーティアでいきます!もう手が動きませんので買い目を.....
◎⑬ブエナビスタ
○⑪デグラーティア
▲⑰ジェルミナル
△④アディアフォーン
△⑨ミクロコスモス
△⑫ワンカラット
×⑩コウエイハート
・買い目(^O^)/
・3連単フォーメーション
⑪⑬→④⑨⑩⑪⑫⑬⑰→④⑨⑩⑪⑫⑬⑰
・3連複軸1頭流し
⑰→④⑨⑩⑪⑫⑬
・3連複軸2頭流し
⑪⑰→④⑨⑩⑫⑬
結果は!!!!
一番人気に応えた、ブエナビスタ!略してブタが勝利!!
風邪で苦しんでいたので、予想が中途半端に!!コウエイハートとかよく考えたらいらんやん!まあしゃーないっす!勝ったブエナビスタの勝ちっぷりは、ディープインパクトに似ていて良かったぞ(^O^)/
松国さん!!来年は、ダービーに挑戦しますか???(笑)
14日、阪神競馬場で行われた第60回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝、GI・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気ブエナビスタ(牝2、栗東・松田博資厩舎)が、道中は後方3番手を追走。直線に向いて一気に抜け出すと、中団から伸びた3番人気ダノンベルベールに2.1/2馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは1分35秒2(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には4番人気ミクロコスモスが入った。
勝ったブエナビスタは、父スペシャルウィーク、母は95年にこのレースの前身である阪神3歳牝馬S(GI)を制したビワハイジ(その父Caerleon)という血統。半兄に05年京成杯(GIII)を制したアドマイヤジャパン(父サンデーサイレンス)、07年シンザン記念(GIII)、弥生賞(GII)、08年京都記念(GII)を制したアドマイヤオーラ(牡4、栗東・松田博資厩舎、父アグネスタキオン)がいる。
10月26日のデビュー戦(京都・芝1800m)は、アンライバルド、リーチザクラウンに次ぐ3着に敗れたが、2戦目となった前走の未勝利戦(京都・芝1600m)を単勝1.2倍の圧倒的人気に応えて快勝していた。通算成績3戦2勝(重賞1勝)。
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