2009年中央競馬の開幕を飾るのは、1月4日に行われるJRAプレミアムレースの中山金杯。飛躍を期す実力馬が顔を揃えて激戦が予想されるが、軽ハンデの上がり馬たちも虎視眈々とチャンスを窺っている。2009年の重賞戦線も、目を離せない白熱のレースが続きそうだ。
前走の中日新聞杯で待望の重賞初制覇を成し遂げたヤマニンキングリー(牡4・河内洋)が、3連勝を狙って登場する。M.デムーロ騎手とコンビを組んだ前走はクビ差の勝利だったが、着差以上に強い内容で、本格化を印象付けるものだった。元々、期待の大きかった馬が完全に軌道に乗ったとみてよさそうだ。2000mの距離も〔2・0・1・0〕と得意にしており、ここでも強いレースができるようなら、今後はGIでも注目が必要な存在となるだろう。
昨年の覇者アドマイヤフジ(牡7・橋田満)が連覇を狙って東上してくる。前走のジャパンカップダートは初めてのダートで、しかも強豪揃いの一戦。14着と大敗を喫したが、芝の中距離に戻れば実力はトップクラスのものがある。3走前の毎日王冠ではスーパーホーネット、ウオッカに続く3着に入っており、得意の条件に戻る今回は、巻き返しが期待できそうだ。
マイネルキッツ(牡6・国枝栄)は、前走の福島記念で勝ったマンハッタンスカイからクビ差の2着に入り、その後はここを目標に調整されてきた。やや勝ち味に遅い面はあるが、これまで25戦して掲示板を外したのが5回しかないという安定感は大きな魅力だ。2008年は、七タ賞で3着、新潟記念で2着、そしてオールカマーでも4着の実績を残しており、重賞制覇はもう目前と言えるほど力をつけている。2000mはベストの距離で、このレースが飛躍の足掛かりとなるか。
前走の中日新聞杯(4着)で1番人気に支持されたオペラブラーボ(牡5・久保田貴士)は、連勝こそ途切れたものの、能力はここでも上位の存在だ。前走はスムーズさを欠いての敗戦で、力負けではないだろう。中山コースでは、3走前に1600万下のレインボーS(芝2000m)を強い内容で勝っており、適性は十分。前走の敗戦を糧とすれば、今回重賞初制覇を飾ることも可能だろう。大いに巻き返しが期待される。
有馬記念にも登録のあったネヴァブション(牡6・伊藤正徳)が、ここに回って2度目の重賞Vを狙う。前走のジャパンカップは、逃げの手に出て7着に敗れたものの、勝ち馬とのタイム差は0秒5と、強豪馬相手に収穫のあるレースだった。中山コースでは2007年の日経賞優勝の実績があり、〔3・1・2・5〕と安定したレースを続けている。若干距離不足の感もあるが、相手関係が有利になった今回は、大きなチャンスだろう。
キングストレイル(牡7・藤沢和雄)は、天皇賞(秋)9着以来約2か月ぶりのレースになるが、レース間隔が開いても力を発揮できるタイプだけに問題はないだろう。前々走のオールカマー(2着)ではトウショウシロッコ、マイネルキッツに先着しており、距離は1200mから2200mまで幅広くこなすだけに、今回は上位争いが期待できそうだ。
シャドウゲイト(牡7・加藤征弘)は、2007年のこのレースの覇者。同年には国際G1のシンガポール・エアラインズ・インターナショナルCも優勝しており、このメンバーでは実績上位の存在と言えるだろう。同レース以降勝ち星から遠ざかっているが、前走の福島記念では勝ち馬から0秒4差の5着に健闘しており、復調の気配が十分に感じられる。今回はローテーションに余裕があり、久々に勝利の美酒を味わうシーンが見られるかもしれない。
グラスボンバー(牡9・尾形充弘)は、前走の福島記念で直線目立つ伸びを見せて3着に好走。末脚の力強さは以前と変わらないものがある。昨年のこのレースで5着に入っており、末脚が活きる流れになれば、大きく浮上してくる1頭だろう。
ダイワワイルドボア(牡4・上原博之)は、前走のジャパンカップで16着に大敗。さすがに相手が強かったが、中距離重賞のハンデキャップ競走なら上位争いは十分可能だろう。中山コースでは、2008年のセントライト記念を含む2勝の実績があり、巻き返し必至だ。
2008年の『サマー2000シリーズ』のチャンピオンであるミヤビランベリ(牡6・加藤敬二)は、ここでカムバック予定。既に11月から熱心な乗り込みを消化しており、仕上がりは良好だ。
1 01 アドマイヤフジ 牡7 58.0 川田 将雅 西 橋田 満
1 02 オペラブラーボ 牡5 56.0 蛯名 正義 東 久保田 貴士
2 03 ダイワワイルドボア 牡4 56.0 北村 宏司 東 上原 博之
2 04 マイネルキッツ 牡6 56.0 松岡 正海 東 国枝 栄
3 05 キャッチータイトル 牝6 50.0 田中 博康 東 田村 康仁
3 06 キングストレイル 牡7 57.5 田中 勝春 東 藤沢 和雄
4 07 センカク 牡7 53.0 江田 照男 東 池上 昌弘
4 08 シャドウゲイト 牡7 57.5 内田 博幸 東 加藤 征弘
5 09 マイネカンナ 牝5 53.0 三浦 皇成 東 国枝 栄
5 10 ヤマニンキングリー 牡4 56.0 藤田 伸二 西 河内 洋
6 11 ネヴァブション 牡6 57.5 横山 典弘 東 伊藤 正徳
6 12 ミヤビランベリ 牡6 55.0 吉田 豊 西 加藤 敬二
7 13 グラスボンバー 牡9 57.0 勝浦 正樹 東 尾形 充弘
7 14 リキッドノーツ 牡8 56.0 後藤 浩輝 東 二ノ宮 敬宇
8 15 アサカディフィート セン11 58.0 中舘 英二 西 鶴留 明雄
8 16 ダイシングロウ 牡5 56.0 安藤 勝己 西 松田 博資
2009最初の予想なので、是非的中すれば、嬉しいんですが(汗)
明日の中山金杯は、展開一発で狙いたいと思います。人気の馬では、アドマイヤフジから消えてもらう。前走ダートを無理矢理に使用されたのはマイナス、こういうパターンのローテは、あまり好走しない。なお58キロのトップハンデは、中山金杯では、苦杯をなめ続けられている上に坂路調教の本数不足と睨む!!次走に期待!!
次は、アンカツ騎乗で不気味な、ダイシングロウに消えてもらう。鉄砲実績がないのが消す要因。調教本数も多いので怖い存在だが、折り合いにも不安があるので、掛かる可能性大!今回は穴を狙いたいので消し。
次は、ヤマニンキングリーだ!とりあえず坂のあるコースに実績がない!自身、本命を打たせてもらった、神戸新聞杯&菊花賞で、惨敗!!人気の一角なので、配当妙味がないので、消します(^O^)/
結論(^O^)/
今回は、結果的に馬券圏内全ての推奨馬が、関東馬になってしまった!!(外れそうな感じがして怖い)本命は、坂路調教組を推奨する!叩き3走目で、メンバー中、一番本気度が、伺えるネヴァブションで勝負する!!少し距離不足感が、あるが、2000m、1.58.3の時計も持っているので、このレース勝ち負けと見る。対抗は、オペラブラーボだ!こちらも、坂路調教馬!前走は、前をカットされ、脚を余した!陣営は、GⅢぐらいの器ではないと強気!!あとは、セントライト記念の勝ち馬の、ダイワワイルドボア&キングストレイルの両頭!人気薄の好位差し脚質のマイネルキッツ&グラスボンバー&リキッドノーツを狙う!今の中山の、時計の掛かる力のいる荒れ馬場なら、マイネルキッツ&グラスボンバーは怖い!松岡騎手は、中山で好成績を収めているので、マイネルキッツには期待したい。リキッドノーツは、このレースで穴をあける、ネヴァーベント系の血統からいって、怖い存在だ!!
◎⑪ネヴァブション
○②オペラブラーボ
▲③ダイワワイルドボア
△⑥キングストレイル
△④マイネルキッツ
△⑬グラスボンバー
×⑭リキッドノーツ
・買い目(^O^)/
・3連単フォーメーション
②⑪→②③④⑥⑪⑬⑭→②③④⑥⑪⑬⑭
・3連複軸1頭流し
⑪→②③④⑥⑬⑭
・3連複軸2頭流し
⑪⑭→②③④⑥⑬
結果は??
アドマイヤフジが、中山金杯を連覇!!
今日のレースは、かすりもしませんでした↓情けない(泣)しかし、4,5,6,7,8,9着は的中(笑)
4日、中山競馬場で行われた新年最初の重賞・第58回中山金杯(4歳上、GIII・芝2000m)は、川田将雅騎手騎乗の4番人気アドマイヤフジ(牡7、栗東・橋田満厩舎)が、道中は好位を追走。直線に向いて競り合いの中から抜け出すと、2番人気ヤマニンキングリーの追い上げをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分58秒5(良)のコースレコードタイ。さらに1/2馬身差の3着には11番人気ミヤビランベリが入った。1番人気のオペラブラーボは6着。
勝ったアドマイヤフジは、父アドマイヤベガ、母は97年ステイヤーズS(GII)2着のアドマイヤラピス(その父Be My Guest)。半兄に03年全日本2歳優駿(交流GI)を制したアドマイヤホープ(牡8、佐賀・東美義厩舎、父フォーティナイナー)がいる血統。
皐月賞(GI)5着、日本ダービー(GI)4着など3歳時からGIで好走を繰り返し、06年日経新春杯(GII)で重賞初制覇。その後は勝ち星から遠ざかっていたが、昨年のこのレースで重賞2勝目を挙げた。初ダートとなった前走のジャパンCダート(GI)は14着。今回はトップハンデとなる58kgでの出走だった。通算成績29戦6勝(重賞3勝)。
鞍上の川田将雅騎手はウエスタンダンサーで制した昨年の京阪杯(GIII)に続くJRA重賞制覇で通算12勝目。管理する橋田満調教師はアドマイヤコマンドで制した昨年の青葉賞(GII)以来となるJRA重賞制覇で通算47勝目となった。
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レース映像(JRA)