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2009年02月28日 イイね!

第53回 阪急杯(GⅢ)

負担重量が「ハンデキャップ」→「別定」へと変更された2000年の前後ではさほど大きな変化が見られなかったが、距離が1200m→1400mへと延長された2006年以降は大きな変化が見られた。高松宮記念の前哨戦という位置付けのレースだが、1着同着だった2007年のプリサイスマシーンにエイシンドーバー、2008年優勝馬のローレルゲレイロは、いわゆる“スプリンター”というよりは、“マイラー”タイプの馬。実際に過去3年の連対馬からは、本番の高松宮記念で1、2着した馬は出ていない。距離延長で以前よりも好メンバーが揃うようになり、加えて直線の最後に待っているのはタフな急坂。スピードだけでは押し切れないレースになったということだろう。

京阪杯2着、阪神C2着、そして前走の京都金杯が3着と、なかなか重賞を勝ち切れないファリダット(牡4・松元茂樹)だが、能力的には重賞タイトル獲得も時間の問題だろう。今回は、〔3・1・0・1〕と最も得意とする阪神コースで、〔2・1・0・1〕の実績を残している1400mの距離。条件の揃った今回こそ、重賞ウイナーの仲間入りを果たす最大のチャンスだ。

昨年の高松宮記念を制したファイングレイン(牡6・長浜博之)は、その後の4戦で未勝利。しかし、骨折から復帰した一昨年の春以降、前半に力みすぎて良績を残せなかった1400m以上の距離で、前々走のスワンSが0秒4差の5着、続くマイルチャンピオンシップが0秒2差3着と、上位争いの競馬ができたのはプラス材料と言える。ここで弾みをつけて、連覇がかかる高松宮記念に臨みたいところだろう。

ローレルゲレイロ(牡5・昆貢)は、2番人気に支持された前走の東京新聞杯で13着に大敗したが、先行馬総崩れの厳しい展開での結果で、今回見直す余地はあるだろう。なにより阪急杯は昨年勝った相性の良いレース。重賞2勝馬の地力に注目したい。

休養を挟みながら3連勝を決めたドラゴンファング(牡4・矢作芳人)の素質は本物だ。特に3か月ぶりのレースとなった前走1600万下の雲雀S(東京・芝1400m)は、昇級戦と感じさせないほどの強い内容での勝利。重賞初挑戦でも期待の方が大きい。

マイネルレーニア(牡5・西園正都)は、前走のマイルチャンピオンシップで18着と惨敗したが、昨春から使い詰めで、やや気配が落ちていた印象を受けた。当該コースでは、昨年6月に1600万下のストークSを1分20秒7の好タイムで圧勝した実績がある。スピードを活かせる開幕週の絶好馬場はプラスに働きそうだ。

57キロのトップハンデだった前走のバレンタインS(東京・芝1400m)を勝利したトウショウカレッジ(牡7・池添兼雄)。今年で7歳となったが、現在がむしろピークと思わせる充実振り。悲願とも言える重賞初制覇に向け、機は熟している。

1 01   ファイングレイン 牡6 59.0  幸 英明 西 長浜 博之
1 02   ジョリーダンス 牝8 54.0  三浦 皇成 東 堀 宣行
2 03   ドラゴンファング 牡4 56.0  武 豊 西 矢作 芳人
2 04   ビービーガルダン 牡5 56.0  安藤 勝己 西 領家 政蔵
3 05   ヤマニンエマイユ 牝6 54.0  福永 祐一 西 浅見 秀一
3 06   フィールドベアー 牡6 56.0  秋山 真一郎 西 野村 彰彦
4 07   ピンクカメオ 牝5 56.0  和田 竜二 東 国枝 栄
4 08   エアパスカル 牝4 54.0  藤岡 佑介 西 池江 泰寿
5 09   トウショウカレッジ 牡7 56.0  M.デムーロ 西 池添 兼雄
5 10   ランヘランバ 牡6 56.0  小牧 太 西 藤沢 則雄
6 11   マイネルレーニア 牡5 58.0  佐藤 哲三 西 西園 正都
6 12   タマモホットプレイ 牡8 57.0  熊沢 重文 西 南井 克巳
7 13   ローレルゲレイロ 牡5 57.0  藤田 伸二 西 昆 貢
7 14   ヘイローフジ 牝6 54.0  飯田 祐史 西 飯田 明弘
8 15   ファリダット 牡4 56.0  四位 洋文 西 松元 茂樹
8 16   レットバトラー 牡7 56.0  角田 晃一 西 松永 昌博

高松宮記念に向けての前哨戦の当レースにGⅠ馬が2頭!連覇を狙うローレルゲレイロ!母にビリーブを持つ良血のファリダット!!馬券的には困難なレースだ!
阪神の開幕馬場という事から、先行馬や内枠の馬を積極的に買いたいのと、阪神7ハロン戦は、スピードに加え最後の上坂を克服する地力も必要である。

結論!!

前で競馬の出来る馬で勝負したい!本命は、連覇を狙うローレルゲレイロ!前走は道悪+遠征帰りで、度外視できる。週中ではいつもながらの調教番長ぶりを見せた内容で、久し振りに藤田騎手とのコンビ復活で連覇を狙う!対抗は、同脚質のマイネルレーニア。休み明けで58キロの斤量を背負い、万全とは言えないが、1400Mは、5勝と得意にしている。開幕馬場も味方するか??
ここに、末脚確実の良血ファリダットを3連複の軸にする。阪神7ハロンは連対率100%。四位騎手との相性も抜群で3着以内は外さない??
内枠の先行タイプから、上昇馬のドラゴンファンク。血統背景から、エアパスカルを推奨!後方一気を狙う、牝馬2頭のジョリーダンス&ヘイローフジで馬券を絡める!!!!

◎⑬ローレルゲレイロ
○⑪マイネルレーニア
▲⑮ファリダット
△③ドラゴンファンク
△②ジョリーダンス
△⑭ヘイローフジ
×⑧エアパスカル

買い目!!
3連単フォーメーション
⑪⑬→②③⑧⑪⑬⑭⑮→②③⑧⑪⑬⑭⑮
3連複軸1頭流し
⑮→②③⑧⑪⑬⑭

結果は!!!

ビービーガルダンが優勝!安藤騎手は今年重賞初勝利(^O^)/



馬券も、見事に外れました。ビービーの位置取りに、エアパスカルやマイネルレーニアがいる予定だったのですが(汗)

1日、阪神競馬場で行われた第53回阪急杯(4歳上、GIII・芝1400m)は、安藤勝己騎手騎乗の7番人気ビービーガルダン(牡5、栗東・領家政蔵厩舎)が、2番手追走から直線に向くと、逃げ粘る3番人気ローレルゲレイロを競り落とし、1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分21秒1(良)。さらに3.1/2馬身差の3着には2番人気ドラゴンファングが入り、1番人気のファリダットは後方追走から伸び切れず7着に終わっている。

勝ったビービーガルダンは、父チーフベアハート、母オールザチャット(その父Westminster)という血統。06年7月のデビューから芝1200mで勝ち星を重ね、昨年夏に3連勝でオープン入り。キーンランドC(GIII)で2着に入ると、続くスプリンターズS(GI)でも3着に好走した。1番人気に推された京阪杯(GIII)は6着に敗れており、今回がそれ以来約3か月ぶりのレースだった。通算成績17戦6勝(重賞1勝)。

鞍上の安藤勝己騎手はダイワスカーレットで制した昨年の有馬記念(GI)以来のJRA重賞制覇で通算63勝目。管理する領家政蔵調教師はセイウンワンダーで制した昨年の朝日杯フューチュリティS(GI)以来のJRA重賞制覇で、通算では13勝目となった。

全着順&払い戻し(競馬ラボ)
レース映像(JRA)
Posted at 2009/02/28 18:52:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | 競馬の話題 | 日記

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