本年のフィナーレを飾る、グランプリ有馬記念。ファン投票第1位のウオッカや、本年のダービー馬ディープスカイ、菊花賞馬オウケンブルースリなどの回避は残念だが、GIホース8頭をはじめとする14頭の精鋭がエントリー。年度代表馬の行方を占う意味でも、重要な一戦となるこの大一番を制するのは、いったいどの馬か?2008年の総決算にふさわしい熱き戦いが見られることだろう。
歴史的なレコード決着となった前走の天皇賞(秋)で、惜しくも2着に敗れたものの、勝ったウオッカとハナ差の大接戦を演じたダイワスカーレット(牝4・松田国英)。トウメイ以来37年ぶりの、牝馬による有馬記念制覇に向けて、出走態勢は万全だ。
マツリダゴッホ(牡5・国枝栄)は、前走のジャパンカップで0秒2差の4着に敗れたものの、一旦は先頭に立とうかという、積極的なレース運びで、見せ場たっぷりの内容だった。中山・芝コースで〔7・1・1・1〕の成績を誇る、現役屈指のコース巧者。昨年の有馬記念では、2着のダイワスカーレットに0秒2差をつけて優勝を果たしている。絶好調で、グランプリ連覇を狙う。
勢いではスクリーンヒーロー(牡4・鹿戸雄一)も負けてはいない。前走のジャパンカップは、アルゼンチン共和国杯で初めて重賞を勝ったばかりということもあってか、9番人気という低評価だったが、並み居る実績馬を相手に真っ向勝負で、ライバルを差し切ったレース内容は高く評価できるだろう。前走に続いて、M.デムーロ騎手を鞍上に迎え、GI連勝を目指す。
今年は勝ち星から遠ざかっているメイショウサムソン(牡5・高橋成忠)だが、春には天皇賞(春)、宝塚記念で2戦連続してアタマ差2着と、高いレベルで接戦を演じていた。前走のジャパンカップ(6着)は、凱旋門賞(10着)遠征明けで、馬の体調と相談しながらの、ゆったりとした仕上げだった。この有馬記念で、GI4勝の底力を発揮して、有終の美を飾りたいところだ。
カワカミプリンセス(牝5・西浦勝一)は、2006年に無敗でオークス・秋華賞を制した実力馬。ウオッカとダイワスカーレットの活躍の影に隠れてしまった感はあるものの、前走のエリザベス女王杯で2着に入り、復活への道を着々と歩んでいる。
前走のステイヤーズSで、重賞初制覇を達成したエアジパング(せん5・藤原英昭)は、その勢いを駆ってグランプリに挑戦。全6勝中4勝を芝2400m以上の距離で挙げているだけに、スタミナ勝負に持ち込むことができれば、上位進出のチャンスはあるだろう。
今年の菊花賞2着馬のフローテーション(牡3・橋口弘次郎)は、前走のステイヤーズSで1周目3コーナーから先頭に立って粘り込みを図ったが、惜しくもクビ差交わされて2着。今秋GI2勝と大活躍の、C.ルメール騎手の手綱捌きに期待したいところだ。
前走の天皇賞(秋)で勝ったウオッカから0秒1差の5着に入ったエアシェイディ(牡7・伊藤正徳)。前走後は、有馬記念一本に目標を定めて調整されており、今年1月に重賞初制覇を飾ったアメリカジョッキークラブCの再現を狙う。
昨年の菊花賞馬アサクサキングス(牡4・大久保龍志)は、天皇賞(秋)、ジャパンカップでともに8着と、今季は2戦ともに直線で伸びを欠く競馬が続いている。叩き3戦目で、ステイヤーの底力を発揮できれば、巻き返しも可能だろう。
昨年の菊花賞2着馬のアルナスライン(牡4・松元茂樹)は、前走のアルゼンチン共和国杯で、のちのジャパンカップ勝ち馬スクリーンヒーローに0秒2差の3着と、差のない競馬をしている。有馬記念3連覇の実績を持つO.ペリエ騎手が、この馬の新味を引き出してくれるかもしれない。
1 01 カワカミプリンセス 牝5 55.0 横山 典弘 西 西浦 勝一
2 02 ベンチャーナイン 牡3 55.0 柴田 善臣 東 小桧山 悟
3 03 コスモバルク 牡7 57.0 松岡 正海 他 田部 和則
3 04 エアジパング セン5 57.0 藤田 伸二 西 藤原 英昭
4 05 フローテーション 牡3 55.0 C.ルメール 西 橋口 弘次郎
4 06 エアシェイディ 牡7 57.0 後藤 浩輝 東 伊藤 正徳
5 07 アルナスライン 牡4 57.0 O.ペリエ 西 松元 茂樹
5 08 スクリーンヒーロー 牡4 57.0 M.デムーロ 東 鹿戸 雄一
6 09 メイショウサムソン 牡5 57.0 武 豊 西 高橋 成忠
6 10 マツリダゴッホ 牡5 57.0 蛯名 正義 東 国枝 栄
7 11 ドリームジャーニー 牡4 57.0 池添 謙一 西 池江 泰寿
7 12 アサクサキングス 牡4 57.0 四位 洋文 西 大久保 龍志
8 13 ダイワスカーレット 牝4 55.0 安藤 勝己 西 松田 国英
8 14 アドマイヤモナーク 牡7 57.0 川田 将雅 西 松田 博資
予想の方ですが、まず、エイシンデピュティの回避は残念でした!!今回のレースは、巷で噂されている、マツリダゴッホ包囲網に注目したい!!
取りあえず、マツリダの連覇を阻止しようとする馬が何頭か派遣されているとか?
信じるか、信じないかは、あなた次第ヽ(^。^)ノ
まず、消えてもらうのは、ベンチャーナイン、コスモバルク、エアジパング、アドマイヤモナークだ!!!理由はない!!!!
次に、メイショウサムソンだ!二年連続でこのレースで結果が出ていない&寒い冬場は走らない!調教タイムも、終い13.2!!調教番長のサムソンが、こんなに走らないのは記憶にない!!よって消し!!
急遽参戦を決めた、アルナスラインだが、やはり調教本数が不足気味と思われます!明日の馬体重がプラス10キロ以上なら馬券にはならないでしょう!この馬に関しては来年に期待ですね(^u^)
次に、アサクサキングスだが、調教は良さげ!しかし外枠がマイナス要因!今年に限っては、未勝利!!データ的に馬券にはなりません!消えてもらいましょう!
最後の最後迄、迷ったのは、フローテーションだ!!実は、馬券に入れたいが、切ります(>_<)
結論(^O^)/
小回りの中山2500M戦という事で、今回はカワカミプリンセスを推す!!今年は、未勝利だが、秋にかけてからは完全復活の兆しが見れる!調教量は豊富で、G1馬の中5週のローテは、このレースで破格の複勝率!!牝馬としては馬格のある約500キロの体で、内をぶち抜くと見た!!対抗は、スクリーンヒーローだ!もちろん、中山コースでどれだけのパフォーマンスを見せれるかは未知の領域だが、美浦Pで、乗りこまれている事から、完全に中山コース対策の調教と見た!札幌日経OPでは、コーナーでビエンナーレに突き離されて完敗しているのは不安だが、この時の鞍上は武幸だったので心配はいらない!デムーロマジック再びか??
有馬記念で良積を残す関東馬!ここ10年では、1番人気の馬が負けると、勝つのは関東馬!もう1頭は、天皇賞でも推奨した、エアシェイディだ!中山コースは得意で、今年もAJCCで優勝している!オールカマー→天皇賞→有馬記念のローテは、昨年のマツリダゴッホと同じだ!SS×ノーザンテーストの配合は、ダイワメジャーもいるが、中山大好きのローゼンカバリーなどの産駒もいて、エアシェイディ自身もこなせると見て期待したい!
後は、勿論ダイワスカーレット&マツリダゴッホは、外せないでしょう!
一発あれば、小回りでコーナーが得意な、ドリームジャーニー!しかし、鞍上が池添という事で、一枚評価は割引!!
◎①カワカミプリンセス
○⑧スクリーンヒーロー
▲⑥エアシェイディ
△⑩マツリダゴッホ
△⑬ダイワスカーレット
×⑪ドリームジャーニー
・買い目
・3連単フォーメーション
①⑥⑧→①⑥⑧⑩⑪⑬→①⑥⑧⑩⑪⑬
・3連複軸1頭流し
⑬→①⑥⑧⑩⑪
①→⑥⑧⑩⑪⑬
結果は!!
1番人気のダイワスカーレットが、37年振りの牝馬Vで優勝!!

はっきり言って、強かった!!ダイワを目標にした先行馬は、総崩れしましたね!アサクサキングスなんかは、14着!完全に潰されたって感じです!◎カワカミプリンセスも、ダイワの影すら踏めずに惨敗!!結果、追いこみ勢の、アドマイヤモナーク、エアシェイディ、ドリームジャーニー!が2,3,4着でした!アドマイヤモナークについては、強調材料が少なかったですね、(前が総崩れした場合の追い込み脚質とか、単勝10番人気以下で穴をあける馬は5才以上)うーむ!川田は、中山では要注意ですな!
28日、中山競馬場で行われた第53回有馬記念(3歳上、GI・芝2500m、14頭立て)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気ダイワスカーレット(牝4、栗東・松田国英厩舎)が、好スタートを切ると終始先頭をキープ。勝負どころで後続が一気に押し寄せたが、最後の直線に向いても脚色は衰えず、最後方から追い込んだ最低人気アドマイヤモナークに1.3/4馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは2分31秒5(良)。さらに3/4馬身差の3着には10番人気エアシェイディが入り、昨年の覇者で2番人気のマツリダゴッホは12着に敗れた。
勝ったダイワスカーレットは、父アグネスタキオン、母は91年クイーンC(GIII)など重賞4勝のスカーレットブーケ(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に04年皐月賞(GI)、06年天皇賞・秋(GI)、06、07年マイルCS(GI)、07年安田記念(GI)を勝ったダイワメジャー(父サンデーサイレンス)、半姉に00年新潟3歳S(GIII)を勝ったダイワルージュ(父サンデーサイレンス)がいる。
06年11月のデビューから2連勝を飾ると、昨年は桜花賞(GI)と秋華賞(GI)でいずれもウオッカを破り2冠制覇。初の古馬相手となったエリザベス女王杯(GI)も制すと、続く有馬記念ではマツリダゴッホの2着に入り、昨年度のJRA賞最優秀3歳牝馬に選出された。今年はフェブラリーS(GI)からドバイ遠征を予定していたが、フェブラリーS直前に右目を負傷。大阪杯(GII)を快勝するも、脚部不安のため再び休養入りし、約7か月ぶりのレースとなった前走の天皇賞・秋ではウオッカからハナ差の2着に敗れていた。通算成績12戦8勝(重賞6勝)。
なお、牝馬による有馬記念制覇は71年トウメイ以来、37年ぶりの快挙となる。
・全着順&払い戻し(競馬ラボ)
・レース映像(JRA)
・レース映像(DREAM競馬)