ハンデキャップで争われる伝統の一戦、日経新春杯。トップハンデ馬は、過去10年で2勝2着1回3着1回と、不振の傾向を示している。翌週に中山競馬場で行われる別定重量のアメリカジョッキークラブCへと向かう実績馬が多いこともあるのだろうが、トップハンデ馬が最後に勝ったのは2001年のステイゴールド(58.5キロ)と8年も前のこと。かといって極端な軽ハンデ馬の優勝はなく、過去10年の勝ち馬は、2頭のトップハンデ馬を除くと、すべて54~56キロの範囲の斤量だった。微妙なハンデ差が、勝敗を大きく分けるレースのようだ。
14番人気の低評価に反発するかのように、前走の有馬記念で2着に食い込んだアドマイヤモナーク(牡8・松田博資)が、このレースの連覇を狙って年明けから登場する。重賞未勝利だった昨年時(ハンデ56キロ)と違い、重賞2勝の実績で臨む今年は、58キロのトップハンデを背負うことになる。相手関係よりも、自身との戦いがカギとなりそうだ。
ナムラマース(牡5・福島信晴)は、前走の鳴尾記念で出走メンバー中最速となる上がり3ハロン35秒5(推定)の鋭い末脚を発揮して、2着に入った。この馬も重賞2勝馬で、毎日杯を制した3歳春の勢いを取り戻したと見てよいだろう。折り合いに不安のないタイプだけに、2400mもこなせるはずだ。
マイネレーツェル(牝4・五十嵐忠男)も重賞2勝の実績を誇る。エリザベス女王杯4着、愛知杯3着と、ここ2戦も大きく崩れていない。410キロ台の小柄な馬だが、54キロのハンデは背負い慣れた斤量で、牡馬相手のGIIでも軽くは扱えない存在だ。
休養を挟んで目下4連勝中と、勢いなら出走馬の中でもナンバー1のヒカルカザブエ(牡4・岡田稲男)。オープンクラスに昇級後、いきなりの重賞初挑戦となるが、昨年のアドマイヤモナークがそうであったように、このレースが重賞初制覇となった馬は過去にも多い。ここを出世の足がかりにしたいところだろう。
ドリームフライト(牡5・福永甲)は、前々走1000万下の天竜川特別(中京・芝2500m)、前走1600万下のオリオンS(阪神・芝2400m)を連勝して、絶好調で重賞に挑戦する。前々走まではすべて逃げ切りでの勝利だったが、前走は好位に控える形で結果を出した。脚質に幅が出たことで、今後は安定感も増してくるはずだ。
タガノエルシコ(牡4・宮徹)は、前走1000万下の猪名川特別(阪神・芝1800m)を勝ったばかりで、今回は格上挑戦となるが、ここ4戦連続して出走メンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしているように、末脚の切れには絶対の自信を誇る。52キロのハンデを活かして、末脚勝負に持ち込むことができれば、上位進出のシーンが見られるかもしれない。
メイショウクオリア(牡4・西橋豊治)は、昨春に500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞(京都・芝2400m)、京都新聞杯を連勝。実績のある京都・外回りコースで、巻き返しを狙う。
1 01 ヒカルカザブエ 牡4 54.0 武 幸四郎 西 岡田 稲男
1 02 メイショウクオリア 牡4 54.0 岩田 康誠 西 西橋 豊治
2 03 シゲルフセルト 牡4 53.0 池添 謙一 西 川村 禎彦
2 04 メジロコルセア 牡7 52.0 吉田 豊 東 大久保 洋吉
3 05 ホワイトピルグリム 牡4 53.0 秋山 真一郎 西 鮫島 一歩
3 06 アップドラフト セン7 53.0 四位 洋文 西 安田 隆行
4 07 タガノエルシコ 牡4 52.0 藤岡 佑介 西 宮 徹
4 08 ナムラマース 牡5 56.0 小牧 太 西 福島 信晴
5 09 アグネストレジャー 牡7 54.0 M.デムーロ 西 長浜 博之
5 10 テイエムプリキュア 牝6 49.0 荻野 琢真 西 五十嵐 忠男
6 11 マイネレーツェル 牝4 54.0 武 豊 西 五十嵐 忠男
6 12 ドリームフライト 牡5 53.0 西田 雄一郎 西 福永 甲
7 13 ホッコーパドゥシャ 牡7 54.0 和田 竜二 西 浜田 光正
7 14 トウショウパワーズ 牡7 54.0 渡辺 薫彦 西 鶴留 明雄
8 15 アドマイヤモナーク 牡8 58.0 川田 将雅 西 松田 博資
8 16 マキハタサイボーグ セン7 55.0 幸 英明 西 新川 恵
予想の前に、昨日のサタうまでの、メイショウサムソンの引退特集に、感動しました!地味な血統そして、地味な石橋騎手とのコンビは、僕は好きでした!本当にタフな馬で、無事是名馬也と言う言葉が似合う、ダービー馬でした!残念ながら、生観戦に行かせてもらった、菊花賞で夢の3冠は獲得できませんでしたが、天皇賞の春秋連覇や、アドマイヤムーンとの死闘など、たくさんの感動を与えてもらったと思っています(泣)
メイショウサムソン!お疲れさん(^O^)/
では、予想に入りますが、やはりデータ重視を基本として馬券を絡めたいと思います!
アドマイヤモナークは、トップハンデという事で1枚割引きです。現在の京都の芝コースは時計の掛かる馬場状態!パワータイプの馬が有利と見ます!
・1着馬については、5番人気以内!
・10番人気以下(0.0.1.35)!
・前走1600万条件での連帯実績(4.1.3.6)と好成績!
・2400mでの勝ち鞍(例外で、G1レースでの掲示板確保と重賞勝ち鞍)
この辺りのデータには、さからえないかな??
結論(^O^)/
復調気配が見え、重賞3勝目を狙うナムラマースが本命!アドマイヤモナークも追い切ったDWコースで抜群の時計!今週、DWで追い切られた、アドマイヤモナークとアグネストレジャーは馬券に絡める。
1600万条件からの好走組から、4連勝で勢いのある、ヒカルカザブエが対抗!!鞍上の武幸は、人気がある馬にのると、ポカが多いので、これが気にかかるところだ!勿論、同条件で勝ち上がってきている、ドリームフライトも馬券圏内!残りは、マヤノトップガン産駒の2頭で行く!!
シゲルフセルトとマイネレーツェルは、今の馬場向きではないと判断!岩田騎乗のメイショウクオリアは、デビルの六車奈々の推奨馬で消し!データ的に、何の問題もない、マキハタサイボーグが怖いが消した(>_<)
◎⑧ナムラマース
○①ヒカルカザブエ
▲⑮アドマイヤモナーク
△⑦タガノエルシコ
△⑬ホッコーパドゥシャ
△⑨アグネストレジャー
×⑫ドリームフライト
・買い目(^O^)/
・3連単フォーメーション
①⑧→①⑦⑧⑨⑫⑬⑮→①⑦⑧⑨⑫⑬⑮
・3連複軸1頭流し
⑧→①⑦⑨⑫⑬⑮
・3連複軸2頭流し
①⑧→⑦⑨⑫⑬⑮
結果は?
このレースを最後に引退が決まっていた、2歳女王テイエムプリキュアが逃げ切りVで有終のラストラン★
データ重視で、馬券を買う私にとって今日の結果は、まず獲れない!!
過去10年のデータからも、ハンデ53キロ以下の一着馬は、出ていない!牝馬は、連帯していない!これだけで、十分に消せる内容でした!!
くじけずに、来週も気合い入れよーーーっと(^O^)/
18日、京都競馬場で行われた第56回日経新春杯(4歳上、GII・芝2400m)は、荻野琢真騎手(最軽量ハンデ49kg)騎乗の11番人気(単勝34.4倍)テイエムプリキュア(牝6、栗東・五十嵐忠男厩舎)が、後続を引き離して逃げると、直線に入ってもリードを保ち、3番人気ナムラマースに3.1/2馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは2分26秒6(良)。さらに1/2馬身差の3着に4番人気タガノエルシコが入った。有馬記念(GI)2着で2番人気のアドマイヤモナークは5着、1番人気ヒカルカザブエは7着に敗れた。
勝ったテイエムプリキュアは、父パラダイスクリーク、母がJRA2勝のフェリアード(その父ステートリードン)。伯父に98、99年武蔵野S(GIII)など重賞4勝を挙げたエムアイブラン(父ブライアンズタイム)がいる血統。03年HBAオータムセール当歳にて250万円(税抜)で落札されている。
05年9月のデビューから3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を制し、同年のJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたが、その後は不振が続き、24戦して昨年のこのレースで3着したのが最高だった。今回の勝利は阪神JF以来、約3年1か月ぶりとなる。なお、今回のレースを最後に引退し、繁殖入りする予定。通算成績28戦4勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。
鞍上の荻野琢真騎手は07年3月のデビュー以来初のJRA重賞制覇。重賞騎乗は5回目だった。管理する五十嵐忠男調教師は、昨年のローズS(GII、マイネレーツェル)以来となるJRA重賞制覇で通算4勝目。すべて牝馬での勝利となる。
なお、日経新春杯を牝馬が勝ったのは97年メジロランバダ以来12年ぶりとなった。
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