シルクロードSは、高松宮記念を頂点とした春のスプリント路線の前哨戦第一弾。昨年の勝ち馬ファイングレインは、このレースをステップに本番の高松宮記念を制して春のスプリント王へと登り詰めた。注目すべきは、過去10年の勝ち馬の半数となる5頭が、前走を勝ってこのレースに臨んでいたという点。ハンデキャップ競走だけに、実績よりも勢いが重視されるレースと言って良さそうだ。
最も勢いのある馬と言えば、ウエスタンダンサー(牝5・崎山博樹)をおいて他にいないだろう。昨夏の復帰以降、6戦して4勝。前走の京阪杯で重賞ウイナーの仲間入りを果たしている。今回は約2か月ぶりのレースとなるだけに仕上がりがポイントになるが、1走毎に強さを増してきたこれまでの走りを再現できれば、好勝負に持ち込めるはずだ。
スプリングソング(牡4・鶴留明雄)は、そのウエスタンダンサーを3走前の京洛S(京都・芝1200m)で2着に退け、賞金加算に成功。その後の重賞2戦は勝ち切れないまでも、京阪杯が0秒2差3着、阪神Cが0秒1差4着と差のない競馬をしている。重賞タイトルを獲るのも、時間の問題だろう。
サープラスシンガー(牡5・宗像義忠)は、前走の淀短距離S(京都・芝1200m)で後続に影をも踏ませない堂々たる押し切り勝ちを決めて、通算5勝目を挙げた。再度の京都遠征となるが、今回は先行馬の活躍が目立った前走時のBコースからCコースでの開催に変更となる点がどうかだろう。
プレミアムボックス(牡6・上原博之)は、昨年のオーシャンSの勝ち馬。高速決着を得意とするタイプではないだけに、時計がかかる現在の京都の馬場はこの馬に有利に働きそうだ。約4か月の休み明けとなる今回は、仕上がり具合がポイントになるだろう。
ヘイローフジ(牝6・飯田明弘)は、前走の淀短距離Sで上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚を繰り出したものの、前残りの展開に泣き、5着に敗れた。2走前の尾張S(中京・芝1200m)では見事な差し切り勝ちを決めており、能力面での差は感じられない。
アーバンストリート(牡5・野村彰彦)は、全5勝を芝1200mで挙げているスプリンター。前走の尾張Sでは3着に敗れたが、4コーナー17番手から勝ったヘイローフジに0秒1差まで詰め寄っている。2回京都開催に入り、Cコースに馬場が替わって外からの差し、追い込みが決まり出したのは、この馬にとって好都合だろう。決め手比べの勝負なら、このメンバー相手でも、差はないはずだ。
コスモベル(牝5・西園正都)は、前走の淀短距離Sで2着。3か月半ぶりの尾張S(12着)をひと叩きした効果は大きかったようだ。今回で3度目の重賞挑戦となるが、そろそろタイトルが欲しいところだろう。
アイルラヴァゲイン(牡7・手塚貴久)は、一昨年のオーシャンSを制した重賞ウイナー。3走前の福島民友C(福島・芝1200m)を勝っているように、まだまだ力の衰えを感じさせない。
前々走1000万下の中京日経賞(中京・芝1200m)、前走1600万下の石清水S(京都・芝1200m)を連勝して挑んでくるマチカネハヤテ(牝4・河内洋)、前走1600万下の市川S(中山・芝1200m)を快勝したモルトグランデ(牡5・久保田貴士)や前走1600万下のサンライズS(中山・芝1200m)勝ちが鮮やかだったアポロフェニックス(牡4・柴崎勇)など、昇級組の勢いにも注目したい。
1 01 タケデンノキボー 牡8 53.0 大庭 和弥 東 奥平 雅士
1 02 コパノフウジン 牡7 53.0 藤岡 佑介 西 宮 徹
2 03 サンダルフォン 牡6 53.0 秋山 真一郎 西 松永 幹夫
2 04 ソルジャーズソング 牡7 54.0 岩田 康誠 西 鮫島 一歩
3 05 ヘイローフジ 牝6 54.0 飯田 祐史 西 飯田 明弘
3 06 プレミアムボックス 牡6 56.0 幸 英明 東 上原 博之
4 07 マチカネハヤテ 牝4 51.0 田中 克典 西 河内 洋
4 08 アーバンストリート 牡5 54.0 福永 祐一 西 野村 彰彦
5 09 モルトグランデ 牡5 54.0 藤田 伸二 東 久保田 貴士
5 10 ウエスタンダンサー 牝5 56.0 川田 将雅 西 崎山 博樹
6 11 コスモベル 牝5 53.0 佐藤 哲三 西 西園 正都
6 12 スプリングソング 牡4 57.0 池添 謙一 西 鶴留 明雄
7 13 アイルラヴァゲイン 牡7 57.0 津村 明秀 東 手塚 貴久
7 14 タマモホットプレイ 牡8 55.0 熊沢 重文 西 南井 克巳
8 15 サープラスシンガー 牡5 56.0 四位 洋文 東 宗像 義忠
8 16 アポロフェニックス 牡4 53.0 和田 竜二 東 柴崎 勇
高松宮記念の前哨戦になるこのレース!有力馬の中で実績NO.1の、スリープレスナイトが、本番に間に合わないという状況からして、高松宮記念は、混戦になりそうです。
まず、トップハンデのスプリングソング&アイルラヴァゲイン。牝馬換算でいくと、ウエスタンダンサーが、ハンデ頭です。1600万条件からの勝ち馬の成績も良く注意しなければなりません。良馬場で行われた過去のデータからは、1枠と8枠は苦戦傾向。外差しが決まりそうな今の京都コースも考慮しなければ、なりませんね(^O^)/
結論!
阪神C組の成績は著しくないが、サンプルも少ない為にアテにならないと願いたい。本命は、スプリングソングでいく!今回テーマにしたのは、京都芝コースとの相性!2勝以上は、ウエスタンダンサーとスプリングソングとタマモホットプレイ。ウエスタンとタマモに関しては、12月以降に出走していない馬の複勝率が、0%と、マイナス材料である。ウエスタンダンサーは、トップハンデである為に1枚割引きたい。問題は、タマモホットプレイだ!同馬は、京都芝1200mは一番の条件。このレース3年前は優勝、2年前には2着と結果を残している。雨がかかるのも嫌がる気性らしいが、明日は晴天で良馬場!問題なしだ!ハンデ55キロもいい!前々走の京洛Sも1.08.2なら悪くない。前走は57キロを背負ったので仕方ないと見る。33秒台の脚がありやはり、馬券から、外せない。
対抗は、1600万条件から連勝を狙うモルトグランデでいく。京都芝1200mは、1.07.9の持ち時計もあり、馬なりの調教でこのタイムなら絶好調!このレースの関東馬の成績も良いので期待したい。
岩田騎手騎乗の、ソルジャーズソングはゲート難が一番の不安ですが、54キロのハンデも魅力。調教内容から、コスモベル。賞金加算が、1番欲しいだろう、アーバンストリート。8枠を引いてしまったのとCコースに替わったのを考慮し、今回はマークがきつい、サープラスシンガーは切る。
◎⑫スプリングソング
○⑨モルトグランデ
▲⑩ウエスタンダンサー
△⑧アーバンストリート
△⑪コスモベル
△④ソルジャーズソング
×⑭タマモホットプレイ
買い目!!
3連単フォーメーション
⑨⑫→④⑧⑨⑩⑪⑫⑭→④⑧⑨⑩⑪⑫⑭
3連複軸1頭流し
⑨→④⑧⑩⑪⑫⑭
結果は!!!
伏兵アーバンストリートが、好位差しを決めました!
3連複は、どうにか的中!!配当は少なかったですが、勝ちは勝ちであります!!
やはり、12月以降の出走がない馬の複勝率0%のデータには、乗っからなかったらあきませんでした!スプリングソングは大敗です!!アーバンストリートの1着も視野にはあったんですが、まあ言い訳になってしまいますので仕方ないです!
8日、京都競馬場で行われた第14回シルクロードS(4歳上、GIII・芝1200m)は、福永祐一騎手騎乗の7番人気アーバンストリート(牡5、栗東・野村彰彦厩舎)が、後方追走から直線で鋭い末脚を見せ、6番人気ソルジャーズソングに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分08秒5(良)。さらにアタマ差の3着に4番人気モルトグランデが入った。1番人気スプリングソングは14着。
勝ったアーバンストリートは、父スウェプトオーヴァーボード、母タイキクリスティー(その父Theatrical)という血統。06年8月にデビュー。昨年、500万下からの3連勝など本格化を見せ、前々走の納屋橋S(1600万下、中京・芝1200m)を勝ってオープン入り。前走の尾張S(OP)は3着に入っていた。通算成績22戦6勝(うち地方1戦0勝、重賞1勝)。
鞍上の福永祐一騎手は京成杯(GIII、アーリーロブスト)に続くJRA重賞制覇で今年3勝目、通算68勝目。管理する野村彰彦調教師は06年京都ハイジャンプ(JGII、スプリングゲント)以来のJRA重賞制覇で通算24勝目となった。
なお、スウェプトオーヴァーボード(父エンドスウィープ)産駒はJRA重賞初勝利となった。地方では昨年の東京ダービー(南関東G1)を勝ったドリームスカイ(牡4、川崎・内田勝義厩舎)がいる。
全着順&払い戻し(競馬ラボ)
レース映像(JRA)