2003年の皐月賞馬ネオユニヴァースは、父となり今年の有力馬ロジユニヴァース、アンライバルドを晴れの舞台に送り出す。そして、スペシャルウィークは果たせなかった皐月賞制覇の夢を父としてリーチザクラウンに託す。例年にも増してハイレベルの争いになった今年の第69回皐月賞。果たして中山のターフの上で華麗に舞うのはどの馬だろうか。
メイクデビュー阪神、札幌2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳S、そして弥生賞と無傷の4連勝中のロジユニヴァース(牡3・萩原清)が、主役候補の筆頭だろう。中位からの差し切りあり、2番手からの抜け出しあり、そして逃げ切りありと戦法は実に多彩。4連勝は阪神、札幌、中山と3つのコースに及び、内容も非常に濃いものがある。デビュー戦では460キロ台だった馬体も500キロ台に大きく成長、心身ともに充実した状態で本番を迎える。前走で本番と同じ中山・芝2000mを勝っている点も心強い。父に続く皐月賞制覇も目前か。
スプリングSの覇者アンライバルド(牡3・友道康夫)は、半兄にダービー馬フサイチコンコルドを持つ良血馬で、大舞台に強い一族である。ここまで4戦3勝、重賞の勝ち鞍は前走のスプリングSだけだが、昨秋のメイクデビュー京都(芝1800m)では、リーチザクラウン、ブエナビスタを破っており、中身の濃い戦績を誇っている。2000mの距離でも若駒Sを圧勝しており、瞬発力では最上位の存在。首位を争う有力な1頭である。
前走のきさらぎ賞を圧勝、通算成績を5戦3勝として本番に臨むリーチザクラウン(牡3・橋口弘次郎)。2着馬に2秒1の大差をつけた衝撃の初勝利から確実な成長を遂げている。前走は逃げる形になったが、ラストの3ハロンを11秒8→11秒1→12秒1でまとめての快勝。これでは後続は手も足も出ないのは当然だ。昨年暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sではロジユニヴァースに完敗しているが、潜在能力の高さではほぼ互角。雪辱のチャンスも十分に残っているはず。スターホースに育つ可能性を十分に秘めた逸材である。
スプリングS3着のフィフスペトル(牡3・加藤征弘)は、安藤勝己騎手を新しいパートナーに迎えての参戦。前走は初めて連対を外す結果になったが、内容は決して悪くなく、今後につながるレースぶりだった。ここまで2勝、2着2回、3着1回の堅実味には高い評価が必要で、切れ味も抜群。距離延長は確かに有利な材料ではないが、父キングカメハメハの手綱も取った鞍上がこの馬の持ち味を最大限に活かすことができれば、大仕事を成し遂げてもおかしくない馬だ。
昨年度のJRA賞最優秀2歳牡馬に輝いたセイウンワンダー(牡3・領家政蔵)。前走の弥生賞は、直線の伸びを欠いて8着に敗れたが、朝日杯フューチュリティS以来の休養明けで、馬体重がプラス12キロと太目残りが影響したのかもしれない。良績は1600mのレースに集中(3勝)しているが、父グラスワンダーはこの中山で有馬記念を連覇した名馬。2000mが壁になるとは思えない。叩いて状態面の上積みが見込める今回は、巻き返しがあっても不思議ではない。
前走の若葉S(阪神・芝2000m)を豪快に差し切って皐月賞の優先出走権を獲得したベストメンバー(牡3・宮本博)。前々走のきさらぎ賞4着時はまだ若さを覗かせたが、前走では力強い走りを披露。1月の500万下、寒竹賞では中山・芝2000mを快勝。輸送も中山の急坂も克服している点は大きな強味になるだろう。相手は揃ったが、大勢逆転の可能性を秘めた馬だ。
ナカヤマフェスタ(牡3・二ノ宮敬宇)は、当初予定していた弥生賞を回避、ローテーションに狂いが生じた点はマイナス材料だが、能力の高さは既に証明済みで軽くは扱えない1頭である。昨秋のメイクデビュー東京(芝1600m)を快勝して、キャリア1戦で臨んだ東京スポーツ杯2歳SもV。切れ味は文句なくAクラスのものだ。前走の京成杯で連勝は惜しくもストップしたが、他馬よりも1キロ重い斤量を負担して2着を確保したのは立派。キャリア不足の感は否めないが、最終追い切りで態勢が整えば、上位進出も可能だろう。
ミッキーペトラ(牡3・森秀行)は、前走の弥生賞で2着に粘り込み、皐月賞の優先出走権を得た。展開の利があったとはいえ、並み居る素質馬たちを抑えての連対は評価できる。その時が昨年9月以来の実戦であったことを考えれば上積みは十分に見込め、キャリアからも大きな伸びしろを残している馬だ。前走で中山・芝2000mも経験、今回は更なる前進があっても驚けない。
アーリーロブスト(牡3・本田優)は、6戦3勝2着2回。唯一連対を外したのが前走の弥生賞(6着)で、幾らか稍重馬場を気にして本来の行きっぷりが見られず、レース間隔が少し開いていた点も影響したかもしれない。既に1月の京成杯で当該コースを快勝した実績があり、軽快な先行力は魅力。良馬場なら、巻き返しはそう難しくはないはずだ。
ホッカイドウ競馬で活躍した後に、JRAへ移籍してきたモエレエキスパート(牡3・奥平雅士)。早くも転厩2戦目の弥生賞でその能力の高さを発揮して3着に好走した。こちらの環境にもすっかり慣れてきた印象で、今回は更にこの馬の良さが出てきそうだ。豊富なキャリアと自在のレースぶりは大きな武器で、この好メンバーに入っても上位進出のチャンスは十分。
昨秋のデイリー杯2歳Sをコースレコードで制しているシェーンヴァルト(牡3・岡田稲男)。前々走の朝日杯フューチュリティSは、道中スムーズさを欠いて7着、そして前走の共同通信杯では出遅れて5着に敗れているが、ツボに嵌れば有力馬をまとめて負かせるだけの破壊力を秘めた馬である。ジャングルポケット産駒だけに距離延長を苦にするとも思えず、まだまだ見限れない存在だ。
前走の若葉Sで2着に好走、優先出走権を獲得したトライアンフマーチ(牡3・角居勝彦)。父がスペシャルウィークで母が桜花賞馬のキョウエイマーチという極めつけの良血馬だ。ここにきての上昇度は、相手のそろったこの大一番でも見せ場以上の活躍が期待できそう。
弥生賞を右肩の跛行のために出走を取り消したアントニオバローズ(牡3・武田博)だが、3月下旬から栗東の坂路コースで乗り込みを再開。態勢は整いそうだ。前走のシンザン記念を快勝した内容が良く、潜在能力では今年の3歳馬の中でも上位の存在。順調さを欠いたことは気になるが、まだ底を見せていない魅力もあり、ここでどんなレースができるか、非常に楽しみな存在だ。
1 01 ロジユニヴァース 牡3 57.0 横山 典弘 東 萩原 清
1 02 リクエストソング 牡3 57.0 後藤 浩輝 西 石坂 正
2 03 サトノロマネ 牡3 57.0 北村 宏司 東 国枝 栄
2 04 トライアンフマーチ 牡3 57.0 武 幸四郎 西 角居 勝彦
3 05 ミッキーペトラ 牡3 57.0 田中 勝春 西 森 秀行
3 06 ベストメンバー 牡3 57.0 四位 洋文 西 宮本 博
4 07 ナカヤマフェスタ 牡3 57.0 蛯名 正義 東 二ノ宮 敬宇
4 08 メイショウドンタク 牡3 57.0 藤田 伸二 西 武田 博
5 09 イグゼキュティヴ 牡3 57.0 松岡 正海 東 斎藤 誠
5 10 ゴールデンチケット 牡3 57.0 川田 将雅 西 森 秀行
6 11 アーリーロブスト 牡3 57.0 福永 祐一 西 本田 優
6 12 フィフスペトル 牡3 57.0 安藤 勝己 東 加藤 征弘
7 13 モエレエキスパート 牡3 57.0 三浦 皇成 東 奥平 雅士
7 14 アントニオバローズ 牡3 57.0 角田 晃一 西 武田 博
7 15 セイウンワンダー 牡3 57.0 内田 博幸 西 領家 政蔵
8 16 アンライバルド 牡3 57.0 岩田 康誠 西 友道 康夫
8 17 シェーンヴァルト 牡3 57.0 北村 友一 西 岡田 稲男
8 18 リーチザクラウン 牡3 57.0 武 豊 西 橋口 弘次郎
春の番組改正も、どんどん行われて面白い番組がないかと色々と見ていたのですが、「人志松本の○○な話」が面白かったんですが、いかんせん、ABCのごきげんブランニュと同じ時間帯になってしまいました↓残念ですが、「人志松本の○○な話」の方を見るかな(^v^)赤井さんゴメン(涙)あと、困った事に、「にけつッ!!」が水曜深夜に移動!もろ「あらびき団」と同じ時間帯やし!!!でも、「にけつッ!!」優勢かな?
ドラマは、NHKの「婚カツ離カツ」見てるんですが、このドラマ、清水美沙と国生さゆりが共演してます。これは、長渕の「しゃぼん玉」出演コンビじゃないですか!!!しかも、二人とも長渕氏と噂がありましたが(笑)
後は、「夫婦道2」と天海祐希主演の「BOSS」?が面白いかな(^v^)
では、皐月賞の予想です。
週中からずっと気になっていた展開なんですが、リーチがハナを行きそうですね。突っかけるのはゴールデンチケット、今度は行きそうなアーリーロブスト。内からの好位付けは、ロジユニヴァース、トライアンフマーチ、ミッキーペトラですね。
皐月賞は、中盤のラップの緩みが少ないレース、前年はレベルが低かった事もあり、珍しくスローで流れましたが、08年のデータについては無視していいでしょう。前半5ハロンを1分を切る流れを経験してきている馬達を優先したいと今回は思っています。
血統は、SS系やロベルト系が馬券になっていますが、ちょっと今回は対象馬が多いですね↓面白いのは、ゴールデンチケットですね。母アグネスショコラ母母はスキーパラダイスです。スキーパラダイスは前年覇者のキャプテントゥーレの母エアトゥーレを輩出。他には、ヴィクトリーの近親ではアンライバルドですね。ちなみに、アンライバルドの兄のボーンキングは人気を背負いながらも皐月賞は惨敗しています。
結論!!
本命は、ロジユニヴァースです。もう説明はいらないですよね。無敗で弥生賞を制した馬は皐月賞も多分勝ちます!
もしかしたら、勝つ可能性があるとしたらという事で、対抗にベストメンバーで勝負します。3走前の寒竹賞が前半5ハロン58.7のハイペース。中団の位置からメンバー最速の上がりで完勝!急坂のある阪神、中山で3勝ですから、今回のレースにピッタリあてはまります。外に出すか内を突くかは分かりませんが、スローペースの上がり勝負のみを経験してきたアンライバルドよりも私はベストメンバーの末脚に期待したい。
では、残り5頭を選出します。スプリングSでは中山コースで実績のある、JP産駒のトップクリフォードを狙いましたが、凡走しました。今回も1頭いるんですよねー!シェーンバルトが!!!デ杯2歳Sで前半5ハロン57.9というペースを刻んだこのレースでレコード勝ちですから、ここは爆穴です!!
後はコーナー4つあったコースで先行抜け出しスタイルで良績のある、ミッキーぺトラ。敗戦したのは、ブレイクランアウト、ブロスアンドコンズ、ロジユニヴァースの3頭ですから、大きく割り引く必要なし!前残り期待の、アーリーロブスト。パワーのいる洋芝函館競馬で2勝、朝日杯もタイム差なし2着のフィフスぺトルは、スピード決着になればマイラー系の出番あり。最後は、勿論リーチザクラウンだ!!!
今回、アンライバルドは切ります。京都2歳Sの取りこぼしがやはり気になります。少し人気のトライアンフマーチは、武幸なので切ります。武幸は、人気薄→枠は出来れば外の方→差し追い込み脚質タイプがやはり来る条件。トライアンフマーチは先行脚質なのでバッサリ(^v^)
◎①ロジユニヴァース
○⑥ベストメンバー
▲⑱リーチザクラウン
△⑫フィフスぺトル
△⑰シェーンバルト
△⑤ミッキーペトラ
×⑪アーリーロブスト
3連単フォーメーション
①⑥→①⑤⑥⑪⑫⑰⑱→①⑤⑥⑪⑫⑰⑱
馬連
①-⑥
結果は???
「俺にライバルはいない!」が馬名の由来!!アンライバルドが1冠目を制覇!!
しかし、凄くレベルの高いレースになりました。タイムは1.58.7!!中盤のラップは、12.1-12.2-12.1-11.9の急流ペース。予想通りの展開でした。勿論、ロジ、リーチが出走したラジオNIKKEI2歳S、ベストメンバーの寒竹賞、シェーンヴァルトのデ杯2歳Sは、このような急流ラップ。アンライバルドは、スローペースしか経験なかったので、この急流ペースをさばけないと判断し、馬券から切りましたが、いやあ、参りました。この馬は器用です。外枠もいい条件になったのでしょうが、岩田騎手の勝負所もドンピシャの完勝!2冠も濃厚か??トライアンフマーチは、出遅れて最後方から、アンライバルドをマークしなが幸四郎得意の追いこみで2着を確保。こちらは、母父がダンシングブレーブですから、メイショウサムソンと同じパターン。ダービーも期待ですね。スピード決着になった場合は、マイラー系の出番とブログに綴りながら、セイウンワンダーではなくフィフスぺトルを狙ったのも自分自身反省しなければなりません。冒険したらやっぱあきません(^v^)やはり内田と相性悪いです。
19日、中山競馬場で行われた第69回皐月賞(3歳牡牝、GI・芝2000m)は、岩田康誠騎手騎乗の3番人気アンライバルド(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が、中団追走から直線で一気に抜け出し、8番人気トライアンフマーチの追撃を1.1/2馬身差抑え優勝した。勝ちタイムは1分58秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着に4番人気セイウンワンダーが入った。1番人気ロジユニヴァースは14着、2番人気リーチザクラウンは13着に敗れている。
勝ったアンライバルドは、父が03年皐月賞、日本ダービー(GI)を制したネオユニヴァース、母バレークイーン(その父Sadler's Wells)。半兄にフサイチコンコルド(日本ダービー-GI、父Caerleon)、ボーンキング(京成杯-GIII、父サンデーサイレンス)。甥にヴィクトリー(皐月賞-GI)がいる血統。
昨年10月26日のデビュー戦(京都・芝1800m)でリーチザクラウン、ブエナビスタらを破り快勝。2戦目の京都2歳S(OP)は3着と敗れたが、若駒S(OP)、前走のスプリングS(GII)を制しここに臨んでいた。通算成績5戦4勝(重賞2勝)。
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