以前にネットサーフィンしていて、救急車と消防車が置いてある公園がある!というものを見つけた。
救急車といえば、
ハイエースベースのハイメディック
エルグランド特装車ベースのパラメディック
現在だとキャラバンベースのパラメディック
が大体相場。
どっちなんだろうな〜と思いながら訪問。

エルグランド特装車ベースのパラメディック!

遊具になっているようで、フルハッチオープン状態で置かれているようです。
詳細調べると実際に東京内の管轄で使用されていた個体とのこと。
何処で使われていたのか、そこまでは詳しくないので分からないですが調べると出てくるかも知れません。
ここからはパラメディックのお話。
元々パラメディックは、オーテックジャパン(現 日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社)によって架装が行われていました。
エルグランドのフロント部、E24キャラバンのリア部をワイド化したものを合わせた形。
リアアクスルはサファリのものを流用。
何を食べればこのようなものが思いつくのか…と言ってしまったら失礼かもしれませんが

画像はWikipediaから。
こちらはエルグランド標準車で言うところの前~中期フェイス。
ボディが大きくなっている故にサイドミラーも専用品としてワイド化されています。
Wikipediaに記載ありませんが、エルグランドと同じ"ALE50 / ALWE50の型式が割り振られる個体があったりします。
そこから仕様変更を重ねていき、"FLGE50 / FLWGE50"、"FPGE50 / FPWGE50"へと変わっていきます。
"L"はVG33、"P"はVQ35、"W"は4WDの意味でエルグランドの型式と割り振りは同じです。
何処がいつどう変わってるかが明確には不明ですが、フロントワイドフェンダーが付いたり、内装の主要部品が後期用に変わっていたりしますね。
そして拠点がオーテックジャパンから、"オートワークス京都 湘南事業所"へ移管されます。
一旦ルーフ以外のボディを組み上げ、専用のFRP製ルーフパネルを上から組み付けしているようです。
勤務される方からお伺いしました。お教え頂き感謝いたします。

このタイミングで俗に言う後期フェイスに変わります。
E50エルグランドの前~中期と後期のコアサポって地味に形が違うので、ここで供給部品がまた変わっているのかと思います。

無限にステアリングが回るように細工されてましたw
この個体はちゃんと後期用パーツで構成されてますね。
モデル末期になるとE25キャラバン後期と同じメーターに変更されます。

ストレッチ台も外されています。
専用シャシーなのでウォークスルーをしやすくするために、フロアがフラットに造られている様です。
やはり175cmの自分でも余裕で立てるくらい室内高がとても高いです。
エルグランドではありえませんw
気になって腹下覗いちゃいました。
子供がいない平日に行ったのが正解でした。
トランスファーケースがオールモード4×4の証。
センターデフを使用せず、湿式多板クラッチを用いた4WDシステム。
構造的にはスカイラインGT-RのATTESA E-TSと同様のものです。
都心部でのE50パラメディックは全台引退しているので、都内で見れる唯一のパラメディックです。
交通安全を教えることが出来る公園になっているので、お子様を連れて安全を教えるついでに希少なパラメディックを見てみるといいかもしれませんw
記述はしていませんが、エルフ ダブルキャブベースの消防車もあるのでそちらも見てみてくださいw
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2024/09/22 12:47:46