ルパン三世1stTV第一話「ルパンは燃えているか?」の舞台は架空のレース場「飛騨スピードウェイ」で行われた「グランプリレース」であると、犯罪組織スコーピオンのトップ?でありこのF1レースのコミッショナーである「島田某」氏が語っている。えっ?ちょっと待って「ミスターX」でしょ?って・・・確かに、第二期第一話で「ミスターX」の名前でサイボーグとして復活する彼の名前は「ミスターX」でもこれは後付けだと思われる・・・本編中に部下から「コミッショナー」呼ばわりはされたけれど、真の?名前は分からず終いだった。なぜ彼が「島田某」だと判るか?って?・・・各話設定資料(たぶん大塚康夫氏画)に載っているからである。

前置きが長くなってしまったが、あくまでも個人的な推測である事を前提に第一話のベースとなった現実世界のF1レースについて考察を展開しようと思う。
ルパン三世搭乗フェラーリ312Bと実写の違い
現実世界の「フェラーリ312B」は1970年F1選手権に投入された。前年までのフェラーリ312F1とは全く違うシャーシ、エクステリアでエンジンも新規設計ボクサーエンジン(厳密には水平対抗では無く水平に近いV型)の頭文字「B」を付けた型番である。
1970年5月モナコグランプリのFerrari312B(No12 Jackey Ickx)
ここで後述のための脱線・・・遡る事2年、1968年に初めてウイングが採用され(5月ラウンド3モナコ:ロータス:グラハム・ヒル搭乗)
直後に進化したハイウイングがフェラーリによってもたらされた。(6月ラウンド4:ベルギー:ジャッキー・イクス搭乗)
1968年5月モナコグランプリのロータス49B
この後F1界にダウンフォース狂想曲が勃発。1969年に入りユニークすぎる進化を続けた結果、異常に高いのやら二枚羽やらが出現、しかし空を飛んでしまい制御不能で大事故!5月ラウンド3モナコ本戦では羽付け禁止になった。その後のラウンドのウイングは低く固定式限定にルール変更になった。
Posted at 2024/08/29 13:57:37 | |
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