ブレンボキャリパーのカチ割り(3年前の為写真とトルクはほぼロスト状態です。)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
よく、この手のキャリパーのバラし方や組み方、そしてトルクの管理方法など書いていない場合がありますよね??Oリングの設定がないなどの声もちらほらと。
それはメーカーがバラして欲しくないから。
なら少しでも漏れたら修理に出す??いえ。コアが新しくなるか新品を買わされるだけです。なんなら親友のバイク屋ですら「え?やりたくねーよ...新品買えよ...」と。
とすればDIYでカチ割るしか無いのです。自己責任の旗の元バラし清掃しOリングを探し出し時にはサプライヤーに送って作ってもらうしかないのです!!
※これはそれなりのカーメカニックとしての経験を活かした?自己流(随分前に昔気質の整備士に教わった)のやり方です。正規のやり方ではありません。悪しからず
2
とまぁこうなるわけですが、バラして清掃して組み立てる。と言うのは実は簡単で目に見えるボルトを緩めればこうなります。本来シールを変えるだけならピストンを専用工具(アストロで2千くらいかな?)で取り出す、もしくはNG行為で危険ですがエアーで押し出すなんて方法もあります。
ただ、素人ができるのはここまで。ここから先はしっかりと清掃し組む知識が必要となる為覚悟が必須。この状態からメカ野郎に投げても投げ返されるだけ。
合わせ面の面出し、トルクの掛け方、順序、最後に角度の問題と山積みの為やるべきでは無いと思います。
ただ、私がカチ割る理由はOリングからの漏れ。これはまずいです。プシュッといけば走行に危険を及ぼすことにもなりかねません。金もありません。
なら重い腰を上げいざゆかんと。こうなったわけです。
勿論ピストンシールを変えるだけなら割る必要はありません。
3
これが割ってピストンとシールを外した中身。サビがそれなりに出ているのと凝固水のようなもので溢れかえっていた為ある程度布で綺麗にしたところ。ここで気がついたのは何故かシール溝が傷まみれでした。前オーナーか初代オーナーか...
勿論溝は専用工具で錆び取りと掃除を行い光り輝くまで中を磨き上げます。次にすり合わせで面出しを行いカチッと合わせれるレベルまで持っていきます。
次にピストンの真円度合いを測定後、摺動性の確認、新品シールに専用グリスを適量に塗り組み上げます。
そしてなんとか見つけ出したOリングを取り付け閉じます。
組み上げ方法は忘れました笑 ただ、うろ覚えの37N.mだかなんだかで外反対側内、外反対側内の順で最後に角度じめだったかなんだか...並行で車のキャリパーもやってたのでごっちゃになってるかも汗
面出し、擦り合わせは専用の台と知識経験が必要です。無ければ鉄工所等に持っていくことを強くお勧めします。そのまま組んでもまぁ大丈夫なパターンが多いですが何かあった場合自己責任となります。割った時点で自己責任確定ですがね。
これを前後3つやりました。手が汚くなります。絶対にオイルがついた状態であっちゃこっちゃ触らないように!⚠️
4
とまぁ長々と暇人が時間潰しに書きましたが案外やってみれば難しい物ではありません。冷蔵庫の中にある物だけで出来てしまいます。それくらい簡単。
勿論折角なので、新しいパッドを入れてあげてください。勿論シムとガイドに適切かつ適量のグリスを忘れずに。
キャリパーをはめるまえにローターの肉厚変動が無いかの確認も一緒にやるとなおベターですね!
最後にブレーキオイルを入れてエア抜きを行い大量の水でバシャバシャ流せば完成です!
あ、ブレーキオイルの交換とエア抜き初めてだよって人は整備士に任せてください。絶対です。ど素人1人だけでやるとバイクが止まらない場合があります。というか散見しています。散ります。
ご安全に〜!
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク