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C.A.Mのブログ一覧

2019年06月07日 イイね!

無効噴射時間の測定方法

測定データを見ればわかるようにしておいたつもりなんですが、
文章で はっきりとは書いてませんでしたね😜

無効時間言っても時間じゃなくて、噴射量を測ります。
体積は精密測定がめんどーなので、重量を測って密度で換算してます。

インジェクターパルス幅2msecでの噴射量と
インジェクターパルス幅10msecでの噴射量を
測ります。
都合によって3msecと20msecでも、なんでもいいので、パルス幅ごとの噴射量を2か所以上測ります。
短い側は直線性が得られる範囲でなるべく短いパルス幅がいいわけですけど。
電圧8Vとかまで低くすると2msecでは全開していない感じがあります。


1回だけ噴射しても噴射量の測定は無理ですから、
500回とか1000回とか噴射します。
そしたら、1回噴射あたりの噴射量に換算します。

パルス幅と噴射量をグラフにします。
3点以上の測定をしても、実験がうまくいっていれば、一直線上に並ぶはずです。
(この直線を書くための最低2点の測定です)
しかし、この直線は原点Oはとおらずに 噴射量0のときのパルス幅が正の数になるはずです。

コレが
いわゆる無効噴射時間。



ジムニの測定値集計 (再掲)

燃圧を変えると傾きが変わる
電圧を変えると切片が変わる




追記 (2020.9.25) ーーーーーーーーーーー
これは、
電気を流し始めても、すぐにはインジェクタが開かないのと、電気を切ってもすぐには閉じないので、通電時間と噴射量が正比例になるように補正するための数字になります。

詳しくは、
開き始めの方は、
コイルが磁化する時の遅れ、
プランジャがリターンスプリングに打ち勝って動いて全開になるまでの時間、
弁が開いて燃料が一定流量になるまでの時間。
(具体的な数値は1.2〜1.5msecくらいのことが多いようです。)

閉じ側は、
電気を切ってから、コイルの磁気が消失するのにかかる時間、
プランジャのリターンスプリングが燃料の圧力に打ち勝って全閉するまでの時間。
(具体的に閉じ側の遅れについて書かれた資料は見たことが無い。。。実験もちょっと難しい。。。)

開き閉じ側両方とも中途半端に開いている時の流量特性などによります。

プランジャーには燃圧がかかっているし、
コイルにかかる電圧は、始動時とかでは低いため、
磁力も弱く開くのに時間がかかります。


もしインジェクタの設計時に
開き側と閉じ側の特性を揃えることができたなら
無効噴射時間がゼロなインジェクタというものもありそうですが、
現実には開き側の方が閉じ側よりもいろいろ時間がかかるようで実現できそうにないです。
インジェクタ内のプランジャーにかかる燃料の圧力は燃料リターン式のシステムでは、吸気圧力によって変動します。
どんなしたってエンジン始動時のバッテリー電圧は、エンジン回転中の発電電圧よりも低いです。
条件を一定に揃えることができないので、
インジェクタごとに特性を測定し、ECUで補正して使うというのが必然なんでしょうね。

また 例えば、
無効時間が0.7msecと求められたとして、通電時間を0.9msecにしたとします。
この場合、補正計算では0.2msec分の燃料が噴射されることになりますが、
実際には、通電時間0.9msecではプランジャーが動き始めてなかったりするため、
噴射量はゼロかもしれません。

また通電時間を1.2msec(全開する時間)としたとします。
この場合、補正計算では0.5msec分の燃料が噴射されることになりますが、
実際には、0.9msec後にやっと開き始めていたりするとすると
1.2msecまでは開いていく過程なので、全開時の1/2程度の流量しか出ないんじゃないかな。
とすると、0.5msec分よりもずっと少ない0.15msec分とかの噴射量になっているものと思われます。

これらから、
昔から言われているように、
"噴射時間は2msec以上になるようにする。"
ということなんでしょうね。

LINK G4では、
この短い噴射時間のところで、さらに補正する機能
Inj 短パルス幅追加テーブル = Injector short pulse width adder table
っていうのがありますね。

ーーーーーーーーーーー


某メーカー極秘資料は2msecと20msecのデータでした。
グラフが出てくるのでどうしても算数用語を使わないと書きにくいですね。

Posted at 2020/09/25 14:23:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | MoTeC | 日記
2019年06月06日 イイね!

音検出の4

音検出の4音がなるべく入らないように、テープでマイク(スピーカ)の穴を塞いで
磁気の波形を観測









ケーヒン黒1ホール

こっちは電圧レンジ50mAなんですが、

デンソー緑12ホールでは1Vレンジで、この波形です。

磁界の向きが反対なのはカプラが反対なのかも?
ケーヒンには+表示があるけど
デンソーにはないです。



プラっぽい新タイプインジェクタの方が磁気漏洩が強い?



無効噴射時間の測定で
(無効時間言うから時間の方に気が行くんだけど、ホントーのところは、インジェクタ駆動パルス幅に対する噴射流量の不足分なわけで、時間見ても求められないはず。噴射流量の測定しか方法はないかと。)
開側の遅れだけ見ても、ECUに必要な補正値が得られないことは明らかだと思います。

で、
閉側の遅れも検出できないかと
燃料圧力の変化、音、磁界の変化と3点から見てみましたが
インジェクタ駆動電流が切れた後、全閉になるまでの時間がけっこうあることを示すデータは得られたのではないかと思います。

しかし、
ここで正確な遅れ時間を求めようとしてもあんまり意味がないので、電気の実験はこれで終わりです。
(遅れ時間が求まっても 開き始めから全開までの流量特性がわからないと噴射流量は算出できません。閉じ始めから全閉までの流量もです。)


で、ですね
インジェクタタイミングは吹き終わりの角度を設定のはずなんですが、
その角度のタイミングで電気を切ったんでは けっこう後まで噴いてるということになるんではないかなぁ???
(そんなディレイの設定は見たことないような。。。。m1にはあったりするのか??)

0.3msecの遅れは6000rpmでは、クランク22度くらいに相当するような。。。。

← 勘違いかな???
Posted at 2019/06/06 21:55:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | MoTeC | 日記
2019年06月05日 イイね!

音検出の3

聴診器作戦のアドバイスがありましたので、
(ありがとうございます)
早速試してみました。

コイルの磁気の影響がなくなるあたり=10cm
シリコンチューブでつないでみました。

音速は だいたい340m/secなので、
10cm進むのにかかる時間は0.3msecくらい。

確かにそのくらい遅れた?

が、
緑の方は磁界が強くて、10cmでは影響あり、
また黒の方は、

開の音の反射波か何か?が閉の音にかぶってくるようだったので、

チューブ長を20cmにしてみました。


10cmの時の倍 0.6msecほど遅れてるようです。
音速を測る実験ではないんですけどね😅
音速ってけっこう遅いですよね😃

また、
インジェクタ通電時間を長めの6msecとして、
閉の波形が十分離れるようにしました。


ケーヒン黒360cc/min 1ホールの波形

いろえろ条件を整えて
波波な音っぽいデータが採れました♪
ところで音の鳴り始めはここでいいのかな???

このデータだとインジェクタへの通電時間6msecに対して全開から全閉は5.5msecくらいでしょうかね。




デンソー緑 310cc/min 12ホールの波形

閉じの方が音大きいんかも?


閉じ側を見てみると

0.95msecから音速20cm分の0.6msecを引く。
通電絶ってから全閉するまで0.35msecくらいってことかな?

しかし、
このチューブ方式だとガソリン噴射はできないので、
聴診器の当て方を考えないといけません。


もしかすると
音検出よりも
磁気検出の方が良いところがありそうな気も。。。。




Posted at 2019/06/05 20:29:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | MoTeC | 日記
2019年06月05日 イイね!

音検出の2

音検出の2インジェクタに超小型スピーカー(マイクの代わり)をあてて
作動音を検出するの

その2


オペアンプで100倍くらいに増幅、
イアホンで音が聞こえるくらいの電圧になってます。



んで、インジェクタをモーテックで動かして、
2chのオシロで観察。
まだガソリンは使わず空撃ちです。

ケイヒンの黒360cc/min 1ホール

黄色:インジェクタ駆動電流
オレンジ:マイク出力つまり音

開き側、
なぜかインジェクタに通電開始すると電圧が下がる?波波になってないので低音?
今まで見てきた、変曲点のところは開き始めで間違いないようです。
その後の電流波形が乱れたところで音信号は大きくとんがってます。
これが全開の合図ですね。

閉じ側、
駆動電圧を切ると、大きく音信号が(開きの時と逆側に)上がってから
下がってきて とんがってるとこが全閉の合図かな?
インジェクタ通電時間3msecに対して、
全開から全閉が2.7msecくらいかな?

つぎ、
デンソーの緑310cc/min 12ホール

ケイヒンのは金属音で響く音だったけど、
こっちはちょっと乾いた感じの音。
駆動部の質量が小さいとか、リターンばねが弱いとかそんな感じ?
なんだけど、音波形はずいぶん強くて、電圧レンジを10倍上げてます。
電圧がケーヒンのと逆向き?

音がキンキンしない分、シンプルな波形??


うーん🤔、音って波波なはず?
電気流した途端に電圧上がるって??




。。





。。。

あっそっか❗️
超小型スピーカーってマグネットとコイルだっけ。
インジェクタは電磁石で開閉してるから
通電すると磁界をスピーカーのコイルが拾っちゃうんだかな。。。

とすると、この実験の波形は
音というより、磁界の変化なんかな?


てことは、やっぱりピエゾ素子かなんかで聞いた方がいいんかな?

Posted at 2019/06/05 11:53:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | MoTeC | 日記
2019年06月01日 イイね!

低電圧サイン

低電圧サインビートを動かしたのはもう3ヶ月も前かな?
バッテリー電圧がだいぶ低くなってたので
補充電。









リモコンドアロック&セキュリティで電気くってるからかな?


そうだ😏
セキュリティ中はインジケータLEDが
4秒おきに0.02秒点灯しているんですが、
バッテリーが弱ってきたら この点灯パターンを変えて、
充電サインにしよう!



バッテリ電圧を1/4に分圧してPICのアナログ電圧入力へ

材料費 2円で新機能追加。

12ビットAD変換だと勘違いしてて、時間がかかりました。
このPICの機番だと10ビットのAD変換機能でした。。。

なんてことはない、回路もプログラムも合ってるのに
確認テストを間違ってて、
変だな?変だな?と何時間も悩んでいたという😂
というのもMCCが生成するコードがチンプンカンプンなため


とりあえず12.0Vまで下がったら、
0.04秒点灯 0.05秒消灯 0.02秒点灯 パターンになるようにしてみたのですが
バッテリー電圧を下げることができなくて
実際に点灯するところは見てません。
ヒーターとかライトとかつけた時は電圧下がるのですが、
セキュリティオンにするにはカギぬかなきゃいけないので、すぐに電圧復帰してて。。。



さて、
何日後に確認できるかな。
楽しみです♪

気づかなかったりして。。。😅


Posted at 2019/06/01 17:14:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | ビート | 日記

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