スバルのことを書いたら前所有車トラヴィックのことを書きたくなってしまいました。
(所謂スバル車ではないのですが…)
更にその前には独身時代にそのいいもの感に惚れ購入したアウディA3に乗っており、結婚して子供が産まれても1年程は乗っていましたが、増え続けるお出掛けの荷物や常時使う後部座席から乗り降り面倒な3ドア、時々乗る父母義父母、迫り来る第二子(^_^;)…などで使い方とクルマが合わなくなってきました。
我慢しきれず次のクルマを探す中出会ったのがトラヴィック。
この条件下では所謂ミニバンが第一選択肢になりますが気がのらない…魅力を感じるクルマがありませんでした。オペル・ザフィーラかルノー・セニック、国産ならイプサムくらいかな…でもオペル/ルノーは国産に比べ割高感が…と思っていたところにスバルからザフィーラのOEMが出るという朗報。しかもザフィーラより大きい排気量でザフィーラより安い!
一気に盛り上がり、実車をチェックしてその出来のよさにほくそ笑み、購入と相成った訳です。
トラヴィックは実によく働いてくれました。仕組みはシンプルなのに足周りはフラット感があり操舵感覚も自然、エンジンはトルクと伸びを両立し、ミニバンにしてはある種の駆ける喜びを味わわせてくれました。エンジンの回り方の気持ち良さはトゥーランを上回ると今でも思っています。
やがて第二子が産まれ色々な場所に出掛け、家族の思い出を沢山作ってくれました。
またいじる方に比べれば少しですが自分にとっては色々なパーツをつけて楽しみました…定番のグリルに始まりホイール、マフラー、メーターリング、シフトノブ、ショックアブソーバー…
ユーザーが集い情報が集まる貴重なサイトの存在にも助けられました。
ワイパーやキーシリンダー不具合など定番の事象にも会いましたが、基本的には重篤なトラブルはない順調なカーライフで、多少の不具合があってもかえってそれでディーラーの営業担当やサービス担当に色々教えてもらい仲良くなり、お陰で楽しいクルマ話が出来たと思います。
OEMのトラヴィックはスバルのディーラーの対応がよろしくないという話もありましたが、幸い私の場合担当者に恵まれ、すごくよくしていただきました。
そして昨年、トゥーランに浮気的に魅かれ購入の話を進めるのですが、その最中も躊躇いの気持ちは常にどこかでありました。
そのとき、最初は新しいクルマが来るということに心奪われていたけどそれはトラヴィックとは別れなければいけないことを意味するということをようやく理解した長男が、目を潤ませながら言うんです。
「トラヴィックを売っちゃイヤだ…」
「お別れしたくない…」
「ワーゲンのお店にトラヴィックを置いていっても、ずっと置いておいてほしい…そしたらいつでも会いに行けるから、、」
そんなこと言われたら、長男を説得するより先に、なんか目に汗みたいなものがじんわり…
でも結局乗り換えたんですけどね。
私だけでなく、家族にとっても忘れられないクルマです。
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昔のクルマ | 日記
Posted at
2008/04/11 23:35:58