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イイね!
2008年07月29日

VWエコドライブトレーニング その3

「10ポイントアドバイス」をもとにしたレクチャーの続きです。
ちなみに、アドバイスが記載されたエコセーフティハンドブックはここにありました。


【7】交通の流れを読むことは、安全と燃費に効果的

交通の流れを乱さず(エゴのエコドライブでなく)信号や流れの先を読み、ストップ&ゴーを少なくし(このときに多く燃料消費するので)不必要な加速を避けましょう、ということですね。
燃料消費を抑えるためには発進時に得た運動エネルギーをなるべく保持し加速減速の変化を少なくすることが必要になります。具体的には、

○先に赤信号が見えたら早めにアクセルオフ、下り坂もアクセルオフ

○エンジンブレーキのフューエルカットを利用(1.4TSIの場合、1300rpm以上でカットオフが働く)

○巡航時はギリギリのアクセルコントロールで一定速度を維持
 (高速ではクルーズコントロールも利用)

○前方赤信号時はニュートラルポジションで惰性走行し停止


アクセルコントロールやエンジンブレーキはともかく、ニュートラル走行で、というのは少々驚きでした。
一般的にトルコンATではオイル冷却潤滑が不足しATF劣化や焼き付きが起こるということからニュートラルでの走行は禁止されていると思います。少なくともトルコンATでは避けた方が無難でしょうねぇ…。

DSGではどうかというと、取扱説明書ではこれに関する注意書きは特にありません。
(「AT車の場合は…ダメ」云々の記載はありますが、これがDSGの場合も該当するかと言うと…?ですので)
素人考えですが、トルコンのないDSGでも、乾式クラッチの7速DSGならともかく湿式の6速DSGでは冷却にオイルを使用していたり、DポジションからNへまたDへの切り替えを頻繁に行うこと、また惰性状態のN走行からDへの切り替えも想定されることから、ミッションに負荷がかかることが考えられるのでは?と思いました。
が、主催者側からは「DSGの場合、それはないです!」とはっきりしたお言葉(この手の質問がよく来るのか^^;)をいただきました。(機構に詳しい方に見解聞いてみたいところではありますが…)

またニュートラル走行の場合、下り坂でフットブレーキを使いすぎたりカーブや滑りやすい路面でトラクションがかからなかったりすることを考慮し、そのようなことが起こらないよう、あくまで安全に注意を払った上で使用すべきであることは頭に入れておく必要があるでしょう。

これらに注意した上でお墨付きも出たので自分のクルマでも試してみましたが、ニュートラルの惰性走行は燃費に結構有効ですね。

レクチャーを受けアドバイス後の走行を行う前は、エンジンブレーキの方がフューエルカットが働くのでこちらの方がエコドライブだろうと思っていました。
が、エンジンブレーキがかかるということは走行抵抗アップなのでクルマがより早く減速し、すなわちそれまでにより長くアクセルを踏んでおく必要があります。
ニュートラルの惰性走行を利用すると、そのアクセルを踏む時間が短くてすむようになる、という理屈のようです。

繰り返すようですが、これはもちろん交通の流れを読んで後続車両の流れを乱さない上で実行する必要があることは言うまでもありません。
またこれも繰り返すようですが、赤信号停止前や緩やかな下り坂でオーバースピードでない状況で使うなど安全に配慮し、急な下り坂ではエンジンブレーキを使用した方が安全はもちろん燃費にも有効だと思います。

で、全体的な走行の流れとしては、
速やかな発進・加速と速やかなシフトチェンジ → 最低限のアクセルで一定速度キープ → 先の状況と周りの状況を読み早めに、状況により[エンジンブレーキで減速 or ニュートラルで惰性走行] →停止
という感じで、ダラダラとした発進をせずともエコドライブできるということのようです。

DSG以外でも、トルコンATやCVTだと止めた方がいいでしょうが、もちろんMTやいわゆる2ペダルMTならニュートラル走行は使えるでしょう。
またトルコンATでもニュートラル走行はしないにしろそれ以外の考え方は有効と思います。

試してみて思いましたが、ニュートラル走行の極端な使い方でこんなことは勧められていませんが、もしかしたら、一定速度をキープしてアクセルを踏み続けるより(一定速を保つために一定の燃料が必要)、アクセルを踏み込み加速し暫くニュートラル惰性走行し速度が落ちたら再加速(N惰性走行の場合がより運動エネルギーを保持しやすいので)を繰り返すほうが、燃費いい場合があるかもしれません(もちろん未検証ですが^^;)。

また話はそれますが、前所有車トラヴィック(オペル・ザフィーラ)ではアイシン製の「ニュートラルコントロール」なるものが付いており、それはフットブレーキで停止した際には(内部で)自動的にNになりブレーキを離すとまたDになる機構で、僅かですが燃費に効果ありと謳っていました。
まぁこれまた通常のATでは停止時にNへの切り替えを実施して問題ないかどうかは異論があると思いますが。


この項は色々誤解や異論を招きそうだったので長くなってしまいました。
本当になかなか進まないですが、今日はこのへんで(^^;)
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Posted at 2008/07/29 00:53:16

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この記事へのコメント

2008年7月29日 1:25
確かにニュートラルでの走行は普通は取説でも禁止事項とされてますよね。
DSGならではのテクニックなのかもしれませんね。

一般的・普遍的な方法とその車の特性を生かした方法とを区別しないといけないようですね。
コメントへの返答
2008年7月29日 22:52
今回の実行内容は「DSG車」と限定されてますし10ポイント冊子ではN走行には言及してないので誤解はないと思いますが、一般的なものを求められる方には少々がっかりなところでしょう。
仰るとおり手法の区別は必要ですね。
結果的にDSG車のアピールに過ぎないと言われればその一面も否定できないですが、考え方と思えば応用はできるんじゃないかな~と思います。

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ぶらりと運転するのが好きで、家族で色々なところにドライブし出掛けています。クルマはいつの間にかドイツ車好きになっていました。今はトゥーランに乗っています。
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