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Bombyxのブログ一覧

2008年08月23日 イイね!

ロードスターの想い出

ロードスターの想い出街でちょっと古いユーノス・ロードスターに出会いました。

ダークブルーのボディーカラー、アイボリーのインテリア。
これってもしかしたらM2の1002?
道路脇にちょこんとさりげなく停めて。幌は下ろしたままで。あの頃憧れたあのままの姿で。

確か100台余りしか生産されなかったはずです。
同じM2の1001とは異なりエンジンには手を加えられていませんが、内装はとびきり上等に仕上げられて。
でも本当に1002だったかな~?もっとよく見ればよかったんですが。リアプレートとかも見ておけばよかったのに…。
ロールバーは元々無いはずだし…。東京のディーラーで1002の内装使って限定販売された"TOKYO LIMITED"かもしれない。
いずれにせよ貴重なクルマに会ったと思っています。

私が乗っていたのも、これと同じロードスターのNA6CE型でした。
ロードスターは、発表されたときからもう一目惚れ。こんなクルマが手の届く価格で出るなんて…センセーショナルでしたね。
その頃イギリス贔屓だった私にとって、その後追加されたタン色内装と革シート、ナルディのウッドステアリングとウッドシフトノブを採用したVスペシャルは、まさにこれしかないという仕様でした。
モーターショーで展示された車両を食い入るように見つめたことを今でも想い出します(^^;)。

そしてついに購入。ミニバンや軽自動車しか売れない今のクルマ状況では信じられないことですが、その頃ロードスターは大ヒットし、道を走っていると頻繁に出会いました。
イギリスのライトウェイト・スポーツカーに憧れていた私は、もちろんVスペシャルをベースによくあるパターンでプチドレスアップです。
幌をベージュのものに換装し、ウッドパネルを付け、メーターパネルもクラシックに、メッキパーツを付け、ミラーはもちろん砲弾型…(^^;)
オープンにしてドライブすることがとても楽しく(その頃は花粉症も発症しておらず^^;)、夏の暑い中でも冬のスキーでも息苦しいトンネルの中でも開放的なドライブウェイでも、一生懸命カッコつけて乗っていました。
会社帰りの夜遅くに幌下ろして軽く流して帰れば、一日の疲れはたちまちどこへやら、でした。

このクルマには色々教えてもらいました。

○軽量であること
○MTであること
○FRであること
○オープンであること
○そしてシンプルであること

が、いかに楽しいことか(^^)。その当時でさえ既にローテクなクルマでしたが、それであるが故に価値が光るというクルマでした。

林望先生のエッセイ「テーブルの雲」の中でこのクルマについて書いている「やせ我慢の理由」の一節をご紹介します。

「私がこういう車を買ったについては、その『性能』を買ったのではない。『快適な居住性』を求めたのでもない。いわば、それによって幻の自分を、見果てぬ夢を、手に入れたのである。」

「ホントは、広々とした青天井のもと、気持ちのよい外気に顔をなぶらせながら、小さな車を思いのままにくるくると操縦してみたいのではないか。そのためには、色々な不便や性能の不充分なんかちょっと我慢したっていいじゃないか。」

「私は、やせ我慢してユーノス・ロードスターに乗る。そうすると、わざとこういう不便な車を作ったマツダの技術者たちに喝采を送らずにはいられないのである。」


いつかまたこの世界に戻りたい…。もちろんそのときに感じたことを味わうことはひょっとしたらもう出来ないかもしれません。
でもいつかはまたもう一度、所有してみたいですね。
Posted at 2008/08/23 00:15:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 昔のクルマ | クルマ
2008年04月11日 イイね!

トラヴィックの想い出

スバルのことを書いたら前所有車トラヴィックのことを書きたくなってしまいました。
(所謂スバル車ではないのですが…)

更にその前には独身時代にそのいいもの感に惚れ購入したアウディA3に乗っており、結婚して子供が産まれても1年程は乗っていましたが、増え続けるお出掛けの荷物や常時使う後部座席から乗り降り面倒な3ドア、時々乗る父母義父母、迫り来る第二子(^_^;)…などで使い方とクルマが合わなくなってきました。

我慢しきれず次のクルマを探す中出会ったのがトラヴィック。

この条件下では所謂ミニバンが第一選択肢になりますが気がのらない…魅力を感じるクルマがありませんでした。オペル・ザフィーラかルノー・セニック、国産ならイプサムくらいかな…でもオペル/ルノーは国産に比べ割高感が…と思っていたところにスバルからザフィーラのOEMが出るという朗報。しかもザフィーラより大きい排気量でザフィーラより安い!
一気に盛り上がり、実車をチェックしてその出来のよさにほくそ笑み、購入と相成った訳です。
トラヴィックは実によく働いてくれました。仕組みはシンプルなのに足周りはフラット感があり操舵感覚も自然、エンジンはトルクと伸びを両立し、ミニバンにしてはある種の駆ける喜びを味わわせてくれました。エンジンの回り方の気持ち良さはトゥーランを上回ると今でも思っています。

やがて第二子が産まれ色々な場所に出掛け、家族の思い出を沢山作ってくれました。
またいじる方に比べれば少しですが自分にとっては色々なパーツをつけて楽しみました…定番のグリルに始まりホイール、マフラー、メーターリング、シフトノブ、ショックアブソーバー…ユーザーが集い情報が集まる貴重なサイトの存在にも助けられました。

ワイパーやキーシリンダー不具合など定番の事象にも会いましたが、基本的には重篤なトラブルはない順調なカーライフで、多少の不具合があってもかえってそれでディーラーの営業担当やサービス担当に色々教えてもらい仲良くなり、お陰で楽しいクルマ話が出来たと思います。
OEMのトラヴィックはスバルのディーラーの対応がよろしくないという話もありましたが、幸い私の場合担当者に恵まれ、すごくよくしていただきました。

そして昨年、トゥーランに浮気的に魅かれ購入の話を進めるのですが、その最中も躊躇いの気持ちは常にどこかでありました。

そのとき、最初は新しいクルマが来るということに心奪われていたけどそれはトラヴィックとは別れなければいけないことを意味するということをようやく理解した長男が、目を潤ませながら言うんです。

「トラヴィックを売っちゃイヤだ…」

「お別れしたくない…」

「ワーゲンのお店にトラヴィックを置いていっても、ずっと置いておいてほしい…そしたらいつでも会いに行けるから、、」

そんなこと言われたら、長男を説得するより先に、なんか目に汗みたいなものがじんわり…


でも結局乗り換えたんですけどね。

私だけでなく、家族にとっても忘れられないクルマです。
Posted at 2008/04/11 23:35:58 | コメント(3) | トラックバック(1) | 昔のクルマ | 日記

プロフィール

ぶらりと運転するのが好きで、家族で色々なところにドライブし出掛けています。クルマはいつの間にかドイツ車好きになっていました。今はトゥーランに乗っています。
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