
今年のミニGW?のミニお出かけ録です。
顔振峠は埼玉県飯能市にある峠で、明治時代を代表する実業家で日本資本主義の父と言われた
渋沢栄一の従兄弟(養子となる)、また彰義隊頭取であった
渋沢成一郎(維新後喜作と改名)の従兄弟でもある渋沢平九郎の伝説が残る地です。(
渋沢家の系図)
渋沢栄一と渋沢成一郎が徳川慶喜に仕えていたため、その関係で渋沢平九郎も成一郎の帷幕にあったようです。
成一郎は彰義隊の頭取であったものの隊内の対立から分離して振武軍を結成しました。(この下りは、司馬遼太郎が「幕末」という短編集の「彰義隊胸算用」で著しています。)
振武軍は飯能で官軍と戦い敗れ、平九郎がこの峠の茶屋で茶屋の女主人から逃道の示唆を得たがあえて困難な道を選び結局壮絶な自刃を遂げました。…うんぬんということが碑になっています(細かいところは忘れましたが)。
「彰義隊胸算用」で読むと振武軍には好意を覚えないのですが、平九郎の話を読むと武士の心意気と気高い精神を感じます。
以前数年前に来たときも春で、そのときは丁度下界から少し遅れた桜が満開だったのを覚えています。たださすがにこの時期になるともう桜は咲いてなかったです。
ここには先に述べた茶屋の主人の何代目かが当時と変らずお店をやっていて(その名も「平九郎茶屋」)、山菜の天ぷらや手打ちうどんなんかを出してくれます。店内に平九郎の写真も掲げてあり、歴史を感じさせます。こんな寂しい峠に来るのはハイキングやサイクリングの人たちくらいだと思うのですが、店は変らずやってました。
顔振峠もなかなかの展望ですが、茶屋の裏山を少し登って展望できるところもあり、登って景色を楽しみました。クルマで行きましたが、本来はハイキングなどで来るところだと思います。子供がもう少し大きくなったらチャレンジしたいですね。
もう一つ、
埼玉県入間市にできた
三井アウトレットパーク入間と隣接のコストコにも行って来ました。ここは開店から周辺の大渋滞がニュースになっており、休日には行く気がしなかったのですが、GWの中日に休みがとれたのでちょっとよってみました。
コストコを見て思うこと…アメリカ人に恰幅のいい人が多い理由がわかる気がします(^^;)。
アウトレットパーク入間は、やはり混んでました。とにかく広いし、食事も大変だし、疲れた(^^;)。
もう少し落ち着いた頃にまた行きたいですね。
Posted at 2008/05/01 01:34:10 | |
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