
この前の続きです。
前回言い忘れましたが、こちらは元々ドイツ本国で構築されたトレーニングプログラムで、現在日本で行われているものは、日本向けにローカライズされているとのことでした。
最初のドライブの次には、エコドライブトレーニングに関する10ポイントアドバイスを中心とした講義です。
こちらの10ポイントアドバイスについては、ディーラーでも配付されているようで、この冊子を手にされた方もいるのではと思います。
現在
VGJのページからも入手可能なようです。
以下に10ポイントを列挙しつつ補足(ツッコミ?)を入れます。
【1】短距離走行はなるべく避けよう
これはドライブというより意識の問題ですね。まぁ「短距離」がどれくらいかはともかく…。
徒歩や自転車で事足りるならばわざわざクルマ使わなくてもいいんじゃない、という感じでしょうか。これにかこつけて、洒落た自転車でも買いましょうかねぇ(^^;)
【2】なるべく軽く!不要な荷物は積まないように
燃費を考えるなら、余分な負荷を与える荷物は載せないのは基本的なことですよね。
とはいえ万一のためとして必要なものもありますし、吟味してというところでしょうか。
一般的には、荷物10kgから燃費に0.3~0.4%の影響が出てくるということです。
「重さ」だけでなく、より高速走行になると走行抵抗への影響はころがり抵抗より空気抵抗の方が大きくなるので、たとえばルーフキャリア等も不必要時は外すべき、という話がありました。
【3】タイヤ空気圧を高めると、燃費の効果あり
これもよく知られていることですね。25%の空気圧アップでころがり抵抗は10%ダウンし、それにより燃費に3%影響するとのこと。
燃費を考えると一人で乗る場合でもフルロードの場合の指定空気圧でいい、という話がありましたが、さすがにこれはちょっと…と思います。
トゥーランの場合だとフルロード時は前輪290kpa、後輪300kpaにもなります(^^;)これでは乗り心地や操安性にも影響しますし、ちょっと高めの空気圧とこまめなチェック、でもいいのではと思います。
【4】ルートは事前に確認、カーナビなどで渋滞を予測
これも意識の問題ですね。直接は関係ないのですが、自車だけの流れではなく周り全体のクルマの流れがスムーズになるように、ということが強調されていました。
いくら自分だけ燃費がよくても全体でエコにならないと意味がないですからね。
【5】暖機は不要、エンジンをかけたらすぐにスタート
暖機運転が不要なこともかなり常識的になってきたのではないでしょうか。
極端な外気環境でなくいきなり高負荷運転をするようなことさえなければ要らないでしょう。
単純に暖機というだけでなく、とりあえずエンジンかけてから色々ドライブの準備をする、ということも避けたいですね。
【6】できるだけエンジン回転数を下げて走るのがコツ
やたらアクセルを踏んで発進するのも勧めていませんが、いわゆる「ふんわりアクセル」も勧めていません。
これも先程と同じことで、「ふんわりアクセル」では自車はいいとしても青信号で進めるクルマが少なくなってしまい全体的な効果が出ないので、ということです。
必要なだけ速やかに踏み込み、マニュアル操作で早めのシフトアップを行うことになります。
今回のTSIエンジン搭載車だと、2000回転以下を目安にどんどんシフトアップすることを求められました。
自分でも色々やってみましたが、「ふんわりアクセル」でも「速やかな発進」でも区間燃費は然程変わりません。後で出てくる「交通の流れを読む」ことと合わせれば、「速やか発進」の方がかえって燃費がいい場合も多々あります。
このあたりまでは余り異論も出ないと思います。
なかなか進まないですが今日はこのへんで(^^;)
Posted at 2008/07/27 00:58:17 | |
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