キーボーディストとしてピンク・フロイドの当初からのメンバーであった
リチャード・ライトが亡くなりました。ただただ、悲しいです。
学生時代、自分にどんな未来がありどんな武器があるかもわからないで過ごしていたとき、ピンク・フロイドのアルバムにいつでも強い共感を覚えました。
もう「プログレ」という言葉を使うバンドは現れない時代でしたが、フロイドは健在。アルバム「鬱」を出しツアーで来日、私も武道館に足を運びました。そのときの奮え、感動は今でも忘れることはできません。
メンバーの中で彼の存在が目立つことはありませんでしたが、確かにリックのキーボードこそがフロイドの音空間を醸し出していました。
原子心母、エコーズ、アス・アンド・ゼム…。酒を飲みながら友人とあの世界に浸っていた。
数年前、初期フロイドのカリスマ的存在であったシド・バレットも逝きましたが、今また、リックも。
題で「音が消えた」と言ってしまいましたが、考えてみればそれは間違いだった。
フロイドの音とともにリックのキーボードの音色は永遠に残ります。
彼の音と曲はいつも私たちのそばにある。聴こうと思えばいつでも。
どうもありがとう、
どうぞ安らかに。
We wish Ric was here.
Posted at 2008/09/16 12:47:59 | |
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音楽 | 日記