折れたメーター軸の再生（２）

8.メーター盤を組み付け・・・細いマイナスドライバーにラップを被せてねじ止め

9.アルミ軸のざぐり穴部に接着剤を楊枝で塗り付け接着（24時間放置）

10.メーター針のアルミ軸勘合部にエポキシ接着剤を楊枝で塗り付け、アルミ軸テーパー部にメーター針を勘合し接着。

位置は、メーター針を停止位置(およそ２０ｋｍ指示位置線より１ｍｍほど上)

写真はメーター盤組付け後にNo9を作業した後です。

11. 針位置の妥当性を検証する。

走行してチェックする。液晶モニターの速度とスピードメーターの針位置の一致度を確認。
合っていなければ誤差分を記憶して、メーター針を外す。

引き抜くとユニット軸とアルミ軸との接着部から外れてくる。外した後にメーター針の停止位置を誤差分ずらして修正し、接着固定。再度走行チェックを繰り返す。

12. 何回もコネクターを抜き差ししたら不動になったり急に上下動したり動きが可笑しくなった。

修理するために基盤のコネクター端子のはんだを再はんだ。
はんだごて、電気用はんだ、ダイヤモンドやすりを使って、端子外表面を部分的にダイヤモンドやすりで磨き端子とパターンをはんだで繋げる。
念のために裏からもはんだ（写真）。
また基盤上の全はんだ部分を再はんだする。

13. メーターリングは傷などの修正のためにペイント補修

マスキングテープで保護し、アドカラーベースの黒を柔らかいが糸がほつれない布に付け、撫でるように塗料を載せる。濃いときは布を水で湿らせる。

おまけ

TIPインジケーター用LEDの光が漏れないようにパッキンが付いているのだが、経年劣化でﾎﾞﾛﾎﾞﾛになっていた。
再生するために朱肉を樹脂ｹｰｽに布で塗り付け、薄いEPDM発泡シートに転写。次いでカッターでカットしてパッキンに。