前進あるのみ？

朝、見慣れないトンボが壁にとまっているのを見かけました。

オニヤンマほど大きくないけれど、シオカラトンボよりは大型のトンボ…

メタリックな感じです。

これはひょっとしてギンヤンマ？


毎日虫捕りをして遊んでいた小僧の頃…

カブトムシやクワガタムシを捕りに行った里山は赤トンボで溢れていました。

そうした中、ひときわ空高いところを悠然と飛翔していたのがオニヤンマでした。

群を抜いて大きくて、なかなか捕まえることはできませんでした。

そんな中にギンヤンマもいたのかもしれませんが、ギンヤンマと認識したこともありませんでした。

確か読んだ本の中では、ギンヤンマの飛ぶスピードは昆虫の中でナンバーワンだったと…

確かに速そうですよ。

トンボは前にしか進まないと言うことで、武士の間では縁起の良いものと考えられ、「勝ち虫」として鎧にあしらわれたりしています。

甲州印伝でもトンボ柄は定番です。





半世紀以上も生きてきて、今までまじまじとギンヤンマを見たことがありませんでした。

最も美しい昆虫の一つかもしれません。

暫し見とれて、その場を離れて…


帰宅した時にはもうどこかへ飛び去っていましたよ。