ポルシェクラッシックのパーツカタログ…
前半はカタログと言うより読み物として楽しんでいます。
後半はパーツカタログではあるのですが…
値段が出ていない(笑)
まあ、「時価」ってことなんですかねぇ。
銀座の寿司屋で「一人前いくら?」なんて野暮なことを言っちゃあいけないよってなもんですかね(笑)
スクリューやボルトなどの小物なら買えるのでしょうけれど、大物はちょっと手が出ないだろうなぁ…
これからも古いパーツもしっかり提供していくことで、ポルシェの文化を守るのだと…
こんなことを言いたいのでしょうね。
クラッシックポルシェのオーナーさん達は、諸手を挙げて歓迎すると…
確かに、とっくの昔に製造を辞めてしまったパーツが生産されれば、これはありがたいことです。
でもね。
きっと、その裏には、そうした崇高な考えとは別に、ビジネス上の戦略があるのではないかと思うのですね。
古いポルシェをあえて「クラッシック」などと呼んで、その付加価値を高めることで、現行品のブランドイメージをさらに高め、商業的な成功を目指すと…
富士フイルムは、デジタルカメラ全盛の中にあって銀塩フイルムの生産を継続し、写真文化を守り抜くと宣言したのだそうで。
これは素晴らしいことですね。
でも、そのフイルムが一本三千円だったら…
何と言われるだろう。
クラッシックポルシェの価値が高まり、オリジナルコンディションであることが珍重されるようになると、どうなるのだろう…
パーツが換装されていたりすると…
「あ~、キミのポルシェはオリジナルじゃないのね」
社外パーツやリプロパーツが使われていようものなら…
「あ~、純正(ジェニュイン)じゃないのね」
な~んて言われたりしたら…
う~ん、ちょっと…どうなのかなぁ…
頑なに純正パーツだけを使用して、宝石のように磨き上げて、走らせずに飾っておくのもいいけれど、安価で品質の高い社外パーツを気兼ねせずに使って、どんどんエンジンを回して、しっかりと走らせる…
こう言う価値観も大切にしたいなぁと思いますよ。
Posted at 2018/06/07 23:06:05 | |
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