先日、カタナを見かけました。
学生時代、カワサキのバイクに乗っている頃の憧れのバイクでしたねぇ。
その頃は、バイクの限定解除は難関中の難関で、ちょっとやそっとでは免許をもらえなかった。
そう言えば、カタナとポルシェが勝負する漫画があったっけ。
こんな時、ネットは便利ですね。
検索して、注文までできてしまう。
数日後、その漫画は手元に届いたのでした。
「キリン」は、3編に分かれていて、私が見たのは、ミスターバイクBGに連載された、「POINT OF NO RETURN!」編というやつでした。
断片的にしか読んでいなかったので、当時はあらすじも何も分からなかったのですが、今読んでみても、詩のような台詞で、引き込まれてしまいます。
ここに登場する911は、ターボではなく84年の911ということになっています。
主人公のキリン(広告代理店勤務38歳)は、デカ尻女(911)とのバトル中に事故を起こして瀕死の重傷を負い、回復後の平穏な日々に不満を感じていたところ、再びデカ尻女に出会ったことで闘争心が再燃し、カタナ(GS1100S)で東京・浜松間の勝負を挑む・・・と、まあこんな筋書きでしょうか。
ここに登場する911は、カタナの敵役なのでありますが、命を削って走るカタナに対して憎らしいほど速くて、改めて911というのは凄いクルマなのだなぁと認識させてくれます。
別に巨大なウイングが付いているわけでもなし、極太のタイヤを履かせているわけでもなし、一見ノーマルの911で、カタナを追い回すわけです。
ウチのデカ尻女もこんな凄いクルマなんですかねぇ。
何か凄いですよね。
この911のエンジン音の表現がまた凄いんですよ。
カタナの「ヴォォォッ」「ドゥォッ」「ゴバァァァッ」に対して
911のそれは「ガシュッ」「シュゴゴッ」「フォバッ」「ガロロォ」
何と言うか、面白い位911の特徴を捉えていますね。
何故か時々登場する刀ではなくてナイフ、良く見るとヌードマークの彫り込まれたラブレスです。
ナイフの神様として、流行った時期はとんでもない値が付いたものですね。
午前5時47分
-東京-
ポイント・オブ・ノーリターン
イイですねぇ。
もちろん漫画の世界だからイイのであって、実際にこんな風に走るなんてとてもできませんが、かつては限定解除してまでバイクに乗り、今は空冷911に辿り着いた身として、不思議な魅力を感じます。
自分の乏しいキャリアでは色々と書くことができない、バイク乗りだけでなくポルシェ乗りにも楽しめる漫画、いや作品です。
Posted at 2010/05/30 18:46:08 | |
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