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2020年11月25日 イイね!

欠番じゃなかった…

欠番じゃなかった…年に一度出された「カメラこだわり読本」…

ライカだらけだった95年版と比べると、94年版にはそこまでの「ライカ熱」が感じられなかった…

今揃っているバックナンバーを見ると、94年版の前は92年版で、これがどうやら創刊号…

南米密林を検索しても、93年版は出てきません。


92年版を出版してはみたものの、翌年に93年版を出すほどの目ぼしいトピックはなかったと…

よって、欠番になった…

そう思っていたのですが…


94年版をパラパラと眺めていたら…

「昨年の「’93カメラこだわり読本」では、…あこがれのニコンFの分解・組み立てに挑戦。…」とあるではないですか。

う~ん、南米密林にも出てこないのだから、これは92年版のことではないか…

そう思って92年版を探してみたのですが、ニコンFの分解・組み立ての記事なんてありません。


欠番ではなくて、93年版は実在したのか…


ははは、南米密林に頼らずに探したら、ありましたよ。

まだ手にしていないのですが…




これが93年版…

表紙はボロボロのカメラバッグ…

ここまでになるのは、間違いなくプロの仕業です。

後生大事にライカを撫で回しているシロートのカメラバッグがこんな風になるはずがありません。




これが93年版の目次…

ニコンF4に、ニコンFに、コンタックスRTS…

ライカのラの字も出て来ない…

つまり、93年の時点では、ライカは「こだわりのカメラ」の対象ではなかったと…

もちろん当時もM型ライカはあったし、それも既にM6の時代になっていたわけですが、ライカはこの手のマニアックな話の対象ではなく、もっと崇高なものだったのではないか…


ライカブームは90年代後半だと…

確かにそのとおりですね。

前半はブームだったとは思えない…


もちろん、それ以前からライカを持っていた人はいたと思うのですが、そういう人は、私のようなライカブームに影響された人や、今ライカを持っている人とは比べ物にならないくらい凄い人だったのではないか…




という意味では、この人も本当に凄い(笑)

70年代かなぁ、この時代に写真コンクールの商品とは言え、ライカを持っていたなんて…

と言うよりも、ライカを商品に出しちゃうコンクールって、いったい何だったのだろう…
Posted at 2020/11/25 21:07:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ライカブーム | クルマ
2020年11月23日 イイね!

今更だけど…

今更だけど…今まで嫌と言うほど911の躰をガン見して…

気付いたことを思い付くまま書き連ねてきました。

今更新しく気付くことなんてないよねと思っていたのですが…

あらら…と。


964のドアミラーは、最近のほとんどのクルマがそうであるように、Aピラーの付け根のところにではなく、ドアのパネルに直接取り付けられていて、左右の取り付け位置が違います。

私はてっきりその違いが取り付け位置が前後しているだけなのかと思っていました。

左側、すなわち運転席側のミラーよりも右側、すなわち助手席側のミラーが後方にずらして取り付けてあると…

つまり助手席側のミラーが運転席側と同じ位置に取り付けられていると、Aピラーが視界を遮るので、後方にずらすことで無理なくミラー全体を視認することができると…

こう考えていたのですが、よくよく見ると、前後にズレているだけではなくて、ミラーの張り出し方も左右で異なるのですね。

うまく言えませんが、運転席側のミラーはよりボディから横に張り出すように取り付けることで、見え方を最適化しようとしているように思えます。

これに対して助手席側のミラーはほとんどAピラーに接するかのようにタイトに取り付けられています。

おそらく運転席側に比べて助手席側のミラーは、外側に張り出すことによるメリットが少ないのでしょう。

初代メルセデスの190Eや300Eのドアミラーは取り付け位置こそ左右同じですが、ミラーそのものの形状を左右で変えて、運転席側を横長に、助手席側を縦長にすることでドライバーの視界を最適化しようとしています。

取り付け位置と形状と言うことで、アプローチこそ異なりますが、見栄えは抜きにして最適解を追い求めようとするのは共通しているのであって、同じ時代のドイツのクルマにそういう試みがなされていたのはとても面白いなぁと。


ああ、今更気付いたと言ったものの、もしかしたら以前も同じような投稿をしたかもしれません。

ご容赦くださいませ(笑)
Posted at 2020/11/23 21:00:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2020年11月23日 イイね!

前年はどうだったのか…

前年はどうだったのか…現役(新刊書)で初めて購入した「カメラこだわり読本」95年版がライカまみれだったと、前回書きました。

と言うことは、95年版が発行された95年8月の時点では、世の中は既にライカブームに突入していたことになります。

企画を練って、その後の取材や編集もありますから、その数カ月前にはそういう状態であったと考えられるわけで…

では、この前号はどうたったのか…

一冊2,000円もする高価なムック本なのですが、今は南米密林をフル活用して、このコロナ禍の中、自宅にいながら当時モノを安価に取り寄せることができるのであって、何とも便利な世の中になったものだなぁと。




これが1年前の94年版…

94月8月の発行です。

「”あの人達”に聞いた、いろいろな写真話。」とあります。

よくテレビで見た「あの人は今…」みたいなものでしょうか。

表紙のカメラもスピードグラフィック、スピグラで、ライカとは違います。




目次を見ると、

○赤瀬川・坂崎両氏が「対談に持ち込んだ」カメラ…

注記…赤瀬川さんが前回も登場したライカの聖人であることについては改めて言及しませんが、坂崎さんと言うのは、そこら辺のカメラ屋のオヤジではなくて、「♪星空の下のディ~スタ~ンス」の「アルフィー」のメンバー、坂崎幸之助さんのことです。



左が赤瀬川聖人、右が坂崎さんです。

当時こそ若いオニーチャンですが、今となってはカメラ好きのオッチャンになっていることでありましょう。

○初公開、これがニコンF4の試作機…

○「カメラ分解講座」中古の海に沈むカメラを、自分の指で確かめる…

と言った感じで、ライカのラの字も出てきません。

特集「あの人に聞く」で、四人の「あの人」が出てきますが、ライカの話はほとんど出てきません。

その後、128ページになって、ようやく「明石正己さんが語る木村伊兵衛さんとライカのこと」と言う記事が出てきて、ようやくライカの話になる…

つまり、95年版では誌面の半分がライカの話で占められていたと言うのに、前年の94年版ではほとんどライカの話が登場しない…と言うことですよ。

ライカの話で登場する明石と言うのは、日本のライカの代理店だったシュミットの写真部長だった方で、木村伊兵衛さんと懇意にされていた方なのですが、如何せん昔話なのであって、ライカ本の読み物の一つとしては面白くても、国中に胎動していたライカの新参者がいきなり読むものではないですね。

これらのことから想像するに、94年当時の「カメラのこだわり」の中に、ライカは重要な地位を占めていなかったか、そう言う動きが出始めていたにしても、企画を変更してライカまみれにするほどではなかった…

ライカブームの始まりは90年台後半…と言うのはかなり正確なのではないかと思えるのであります。




メイン特集である赤瀬川・坂崎両氏によるカメラ談義…

この頃は既にゲンペー聖人の「ライカ同盟」は刊行されていたし、そこに登場するステレオカメラ、コンチュラなども登場します。

この中にライカもあるのですが、パッと見ただけではどれがライカなのか分からない…

翌年だったら、ライカが累々と横たわったことでしょう。


つまり、この時点では、ゲンペー聖人はライカを所有していたものの、そこまで前面に出せるような状況ではなかったと…


数年後には、「カメラには二種類しかない、ライカとそれ以外のカメラだ」と、「平氏にあらずんば人にあらず」と言わしめた平清盛も真っ青な言われ方がなされるようになるとは、思いもよらなかったことでしょう。

この対談は非常に面白く、後でじっくり読むことにしますよ。


と言うことで、94年と95年の間には明確な線が引かれていると感じたのでありました。


この前史については、また改めて。
Posted at 2020/11/23 16:23:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | ライカブーム | クルマ
2020年11月22日 イイね!

そもそも始まりはいつなのか…

そもそも始まりはいつなのか…ブームというのは必ず始まりがあるのであって…

例えば何らかの出来事がきっかけになって火が点く場合はとても分かりやすい…

古くは畏れ多くも皇太后陛下の「ミッチーブーム」とか上野動物園のパンダブームとかは、きっかけがはっきりしていますよ。

最初のスーパーカーブームも、全国津々浦々で一斉に巻き起こったことから考えると、池沢さとし先生の「サーキットの狼」がブームのきっかけであることは誰しも異論を差し挟む余地のないところでしょう。


んじゃあ、ライカブームの始まりはいつなのか…

別に世界的な有名人がライカを片手に来日したと言ったトピックがあったわけじゃないし、きっと何人かの仕掛人がいて、じわりじわりとブームを仕掛けていった結果、花開いたのではないかと思います。


それを、このムック本から検証してみようと。




さて、1995年8月発行…

これが、私が二千円も出して現役(新刊書)で購入した初めての号になります。

当時は南米密林もなく、書店のカメラ関係の雑誌の中から発見したのだと思います。

いきなり表紙がライカです。

「ライカについての旧聞から分解話まで“多種彩々“」と…


目次を見ると…



○ニセモノ!ロシアン・ゴールデンライカ…

○ホンモノ!ジャーマン・プラチナライカ…

○早田清のライカM4分解…

注記…早田さんと言うのは浅草浅草寺の門前、伝法院通りに早田カメラ店を構える伝説のカメラ修理職人のことで、ポルシェで言えば、エンジン音を聞くだけでどこに異常があるかピタリと言い当てるような伝説のメカニックがいたとしたら、そんな人に相当すると言えば分かりやすいのではないかと。

○赤瀬川原平の分解見学随筆

注記…赤瀬川さんは、「老人力」「ライカ同盟」などで知られる前衛美術家、随筆家、作家さんで、ライカブームの火付け役にして最大の牽引者・功労者として知られるライカ聖人のことで、6年ほど前に、まだまだこれからの77歳で亡くなってしまったのが残念です。

○ライカのこだわりどころ、いろいろ…

と、総ページ数220ページ余りのうち121ページまでがライカの記事…


今後、追々取り上げますが、このムック本、カメラの総合誌であって、決してライカのムック本、いわゆる「ライカ本」ではないのですよ。

それが、この号はほとんど「ライカ本」になっちゃっている…

と言うことからして、この号が出た頃、この世は既にライカブーム真っ只中であったと言えそうです。


んじゃあ、この前号はどうなっていたのかと言うと…


続きます。
Posted at 2020/11/22 22:46:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | ライカブーム | クルマ
2020年11月22日 イイね!

先駆けではない…

先駆けではない…ブームと言えば、必ず自分は○○ブームの先駆けだったと言う人が出てくるものです。

「俺がやってた頃はそんなことやってる人なんて誰もいなかったよ」ってね。

ライカ自体は戦前からあったものだし、M型ライカにしても、M3がデビューした1954年から我が国でも錚々たる人が使っていたわけですが、まあ、そんな人達が存命していたとして、ライカがブームになったからと言って「自分が先駆けだ」なんて言うことはないでしょう。

もちろん、私がライカブームの先駆けだなんて言うつもりはありませんよ。

サライの特集でM型ライカが取り上げられた1992年の時点では、ポルシェもライカも、所有することなんて諦めていましたからね。


話のレベルはかなり違いますが、自分が先駆けの一人、火付け役の一人だったのではないかと自負する一つが、ちびまる子ちゃん…

「りぼん」の愛読者ではなかったのですが、たまたま書店にあったコミックの第1巻を見て「これは面白い」と感激し、職場で周りの人に見せて回ったものです。

87年か88年のことだったと思います。

当然、周囲で知っている人は全くおらず、「これ面白いね」と言われて「でしょ、でしょ」と一人喜んでいた記憶があります。

「アニメになったら面白いよなぁ」なんて言っていましたが、本当になるなんて考えてもみなかった。

アニメ化されたのは1990年なので、この時は心底驚いたものでした。

あの心情描写はどうするんだろう…なんて考えていました。

もちろん、当時「これはイケる!」と考えた人が大勢いたからこそ、アニメにまでなったのでしょうけれど、まる子応援団を自負していただけに、アニメ化されたときは「やった!」と思いましたよ。




いつか作者のさくらももこさんに出会うことがあったら、たまちゃんのお父さんを名誉会員にしたカメラクラブの設立についてご相談してみたいものだと考えていたのですが、それもかなわぬ夢となってしまいました。
Posted at 2020/11/22 16:39:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ライカブーム | クルマ

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「[整備] #ノートe-POWER やっぱり街乗りの方が… https://minkara.carview.co.jp/userid/368036/car/3642352/8459259/note.aspx
何シテル?   12/05 15:28
ずっと憧れ続けていた空冷911。まさか本当に乗ることになるとは・・・ 6年間乗った後、何の心境の変化か、突如ミニクラブマンに乗り換えました。 その後...
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