ちびくろ１４８・ATF交換

知識と感覚の陳腐化には要注意です。

ATFは「メーカーとして交換不要」と謳われてるんですが、
機械を少しカジったことがあれば…、
あれだけ詰め込んだギヤをガンガン回せば磨耗は当たり前で、
オイルも加熱冷却を繰り返されても状態を維持できるはずはなく、
なので交換しない方がおかしいだろう、と思うわけです。

AGOさんで話していたら、今ではそうは言っているけれど、
交換不要で全く問題ないという話は否定されていて、
交換すれば当然ベストな状態を維持できるとのこと。
やはりそうですよ。どう考えても。

40,000km乗ってATの動きには特に問題、不満は感じていないのですが、
大きなトラブルになる前に交換してみました。


オイルパンを外してオイルを下抜きする手作業。
フィルターとパッキンを交換して新しいオイルを入れます。
外したオイルパンには結構キラキラ光る鉄粉が見えるほどでした。
鉄粉を吸着するマグネットにもたっぷりと付いてました。


交換後、不満のなかったATの動きはやはり感覚が違いを妨げていたんですね。
いわゆるATショックはほとんどないと思っていたけれど変速したというのは
もちろん判るわずかなショックの感覚はありました。
それが消え去り、変速したことは判るけれど変速後のトルクの伝達のがすぐに来て、
「ぬるっ」という感じで変速します。変に気持ち悪い（笑）
変速ショックってここまで感じないものなのです。
ATミッションの性能が１ランク上がった感じですが、当然のことながら
”新車”の状態に近づけただけのことです。
でもこの変速のスムーズさは新車の時以上のように感じるなぁ。