
シビックタイプR(fl5)、GRヤリス(4BA-GXPA16)にも乗っているが、結局この車が残った。 どれも素晴らしい車だが、シビックタイプR、GRヤリスのエンジンは元気いっぱいで、音が大きい。 足捌きは素晴らしいのだがフェアレディZのそれと比較すると、どちらも硬い。 そしてロードノイズが、車内に響く。
フェアレディZは、静かで峠道を剛体に着く脚がしなやかに動き、流しながらドライブできる。 踏めば踏み切れないほどのパワーを出すが、潤沢な排気量からくる、じゅわっとしたエンジンサウンドが病みつきになる。
3台の怪物を令和の時代によくぞ出してくれたことは、素直に感謝である。最近の日本車は、本当すごいと思う。
残した理由、それはスポーツカー以外の用途しかないという単純な理由。 レースをしない私にとって、乗り味と趣味性が高いこと。 スタイルは歴代モデルを踏襲しているというが、いいとこ取りなので悪いはずがない。インテリアも古さもあるが、まとまっている。
低く、スタイル良く、速い。 単純な魅力に溢れている。
このご時世、惹かれるスポーツカーが日本には沢山ある。
環境性能、ニーズ、メーカーとしての存続、遺し続けるには売れなければならない。 だから歴代の良きディテールも取り入れる手段さえも選択に入れた、RZ34。
純内燃機関モデルは、これで最後かもしれない。
意地と熱意で生まれた今回のフェアレディZ。
色んな意味で、稀有なスポーツカーである。