7月の半ばごろからなのですが負荷をかけた走行をしている時に右コーナー立ち上がりでエンジンが息をつくという症状が出るようになりました。
街乗りでの軽い走行では全く症状は出ず、峠や走行会といった負荷のかかった走行の時のみに出るんです。
しかもその症状は序じょにひどくなり9月9日の奥伊吹走行会では右コーナーは全くフケないといった状態でした。でも、左コーナーでは問題なしでこの日は反時計回りとなる逆走ばかりを走り、一日しのぎました。
ちなみに行き帰りの道中は全く症状は出ず。。。
この日に右コーナーのみで症状が出るというのも確信したのでトラブル対応です。
このような症状の時は燃料タンク内で何かが起こっているはず…
ポンプの配線が断線しかけていて横Gがかかった時だけ導通しないというケースもありますが、目視点検したところそれはなさそう。やっぱりポンプ内のようです。
燃料ポンプを取り出して点検してみたところ
○タンク内に錆、異物はなし
○バッフルプレートの外れなし
○ポンプは取り付けた時の状態でしっかり固定されている
と、見た目では問題なし。
しかしバッフルプレートの外にあってバッフルプレート内(と、いうかポンプ室になっている)へガソリンが入って行く流路を形成する樹脂パーツがビロビロに伸びて流路を絞っています。
これが原因でポンプ室内のガソリン量が少ないのかも?
このパーツはバッフルプレートにはめ込んであるだけなのでタンク内から取り出してみます。
写真は手でちょっとクセをつけた後で取り出した時はもっと上部が絞られた形でした。
樹脂は柔らかめなので適当な物を挟んで日向に放置して開きグセをつけてみます。
その間にせっかく燃料ポンプを取り出したのだから念の為に燃料ポンプを交換します。
今回使用するのはこれまで使っていたのと同じBNR32用のポンプです。
走行15万キロのBNR32より外した物です。たぶんこれまで使っていた物よりは使用キロ数は少ないはずです。

これをこまで付いていたポンプと入れ替えます。基本同じ物なので外して交換して復元するだけです。
ストレーナーの向きがオリジナルのポンプと90°違いますが、これを合わせようとするとブラケット加工や配線延長が必要になるし、これまでもこのストレーナー向きで不具合なかったのでこの形でいきます。

ポンプを交換している間に樹脂パーツもイイ感じにクセがついてきました。
まぁ、ガソリンに浸ったらすぐに元に戻っちゃうのかも知れませんけど精神的に安心感をもたらしてくれます。
あとはポンプフタのところのOリングを新品に交換して組み直して完了。
イグニッションをONしてみると元気なポンプの動作音が復活!
実は最近ポンプの動作音が以前に比べ小さくなっているのに気づいていてポンプ自体の動作や吐出量もちょっと疑っていたのです。
以前にBNR32ポンプを初めて付けた当時の動作音と同様の音がするようになって「やっぱりポンプ本体がヘタっていたのかも?」とも思っています。
とりあえずテスト走行の街乗りではポンプや燃料計の動作に問題なし。
負荷をかけた走行はまだしていませんが、これでトラブル解消してくれることを願います。
なお、燃料タンク内って人が手を突っ込むことを想定していないのか部品のエッジ部は鋭利になっていましてザクザク手を切りましたので同じようなことをやる人は注意して下さいね。
流血→ガソリンで消毒 の連続でした。
あと、ポンプのストレーナーやタンク内の樹脂パーツってこれだけ単品で部品が出るとすごく嬉しいのになぁ。
Posted at 2012/09/23 07:22:53 | |
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