MINI R60中古に乗った個人的な話
よく「MINIはやめろ」と聞きますが、私には納得できる部分と納得できない部分があります。
現在のMINIに乗る前は、R60クロスオーバークーパーSに乗っていました。
このクロスオーバーは中古で購入したのですが、走行距離が約10万キロの状態でした。前のオーナーがウォーターポンプ交換をしていたおかげか、納車から約2ヶ月ほどは問題なく走れました。
この時、私はBMW MINIに初めて乗ったばかりで、MINIについてあまり詳しくありませんでした。
しかし、2ヶ月後にエンジン下部からオイル漏れを発見します。ディーラーに行くか迷ったものの、近所の修理工場に車を持ち込みました。見積もりを取ると「オイルフィルターハウジング関連のオイル漏れ」とのことで、修理費用は約18万円。ディーラーよりは安いだろうと考え、修理をお願いしました。
話は少し戻りますが、このクロスオーバーを購入後、ETC、レーダー、ナビを新品で購入し、ショップに取り付けてもらいました。これだけで約40万円かかり、車両本体価格と合わせるとそれなりの金額になりました。
そこにオイル漏れの修理費用が重なり、購入後すぐの出費には驚きましたが、仕方なく修理しました。
修理の連続
さらに時が経ち、ある朝冷却水漏れを発見。最初は継ぎ足しで凌ぎましたが、限界を感じ、地元のBMWや外車専門の修理工場へ依頼します。
診断結果は「サーモスタットハウジング漏れ」「ウォーターパイプ交換」などで、修理費用は約8万6千円。この走行距離では仕方のないことだと個人的には思いました。
さらに2ヶ月後、今度は足回りからカタカタ音がし始めます。最初は無視していましたが気になるようになり、再び専門工場へ。
診断結果は「リアスタビライザーマウントブッシュの劣化交換」で、修理費用は約1万6千円。この時点で、もうしばらく修理はないだろうと考えていました。
再び高額修理の発生
しかし、それから1年後、エンジンをかけるとエンジンチェックランプが点灯。走行には問題なかったものの、アイドリングが不調で修理工場へ。
結果は「高圧燃料ポンプの圧力低下」。これはMINIではよくある故障のようで、修理費用は約24万5千円。純正部品で修理を行いました。
さらに、ブレーキパッドやディスクローターの交換、車検費用なども重なり、約8万9千円かかりました。ここまでの合計金額は恐ろしいものになっていますが、すべて修理を行いました。
普通ならここで「もう乗るのをやめよう」となるかもしれませんが、MINIは本当に楽しく、運転しているだけでワクワクする車です。
整備工場探しの難しさ
私の住んでいる地域は雪国なので、冬場の四駆性能は本当に助かりました。しかし、MINIを整備してくれる工場はディーラー以外だと見つけにくく、断られることも多々ありました。信頼して修理を任せられる工場を見つけるのには苦労しました。
その後、オイル交換を繰り返しているうちにオイルの減りが異常に早いことに気づきます。確認すると「ヘッドカバーガスケットからのオイル漏れ」が発覚。この修理自体はそこまで高額にはならないだろうと考えました。
2回目の高圧燃料ポンプ故障
次の車検が迫っていた頃、再びエンジンチェックランプが点灯。さらにエンジンマウント関連の不具合も発生し、焦りながら修理工場へ。
診断結果はまさかの「2回目の高圧燃料ポンプ故障」。さすがにこのタイミングで次の車を探すことにしました。
まとめ
中古車は当たり外れがあるものの、購入時にある程度の覚悟が必要です。安く車を買うこと自体は悪いことではありませんが、故障や維持費のことを考えておかないと後で苦労します。
結局、R60クロスオーバーは3年数ヶ月の付き合いでしたが、とても楽しい車でした。走りも良く、素敵な思い出もたくさん作れました。
現在はF55に乗り換えましたが、MINIをやめろとは思いません。
「MINIに乗るということは覚悟が必要」
これが私の結論です。
以上が、私が乗ったR60クロスオーバークーパーSの個人的な話でした。
余談ですが
R60の前はレクサスでしたが3年間で一度だけ修理した程度でした。
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2024/12/18 00:06:07