
(1)きっかけ
2025/01/11, 今シーズントップクラスの冷え込みとなっているわけですが,車でいろいろ出かけたい大学生としては,ハイブリッド車でも燃費低下が気になるところです.
そこでクソ寒い今日この真夜中に走れば,冬場の燃費限界値がわかるんじゃね?ということで燃費実験してきました.
(2)燃費実験の詳細・コンディション
・近所の郊外路で,同じ道を往復して燃費を測りました(片道約17km).
・使用車:旧型アクア(2019年式NHP10,S,寒冷地仕様),純正アルミホイール&スタッドレスタイヤ(ブリザック)装着
$ 以下,詳細.結果が気になる方は(3)までスキップ $
・使用した道路について;
=> 1~2割はきつめの坂道(ガチの峠ってほどではないが,エンジンは結構うなる)
=> 残りは緩めの勾配がある郊外路 って感じ.
・気温は-4~-1℃で推移
・周囲に車はほぼいない,信号停車は片道で5~6回程度
・夜の郊外路なので車速は広義の60km/hとでもいっておきます(笑).50km/hジャストで走れば燃費として多少マシにはなるでしょうが,結局実用的な速度域で燃費を測らないと意味ないですからね.
・エアコンはしばらく走って確実にエンジンが暖まった後でONにしています(無駄なエンジン起動を避け,EV走行率を上げる).
・運転方法について;
=>基本的にはアクアに付属の簡易マニュアルに書いてあった燃費を改善するコツに準拠しています.
1.発進時はアクセルを浅く踏んで15~20km/h程度までEV加速
(ECOゲージの目盛り半分くらいまでがEV走行の領域)
2.アクセルをしっかり踏み込んで "速やかに" 巡航速度まで加速
(ECOゲージ上端~PWRゲージに少し入るくらいまでは踏んでます)
3.一旦アクセルを離し,再度浅く踏んでEV走行・速度維持(登り坂などは除く)
4.減速時は交通の妨げにならない範囲で制動距離を長くとり,回生ブレーキの発電量を増やす.(赤信号などで停車することが明らかな場合など)
よくある勘違いでゆっくり加速した方が良いからとフルEV加速しようとする方がいますが,遅すぎて迷惑なうえに燃費も悪くなります.
(3)結果・考察
$ 行きの燃費:30.7km/L

$ 帰りの燃費:27.2km/L

*行きの方が下り気味なので,燃費よくなってます.
$ 通算燃費:28.9km/L
なんやかんや絶対値としては良い燃費と感じますね.
カタログ燃費などとも比較してみます.
[カタログ燃費 1] JC08モード燃費:34.4km/L
古い規格の値でほぼ郊外走行の理論値みたいなモノ.秋頃にエアコンなしで今回と同じ道往復して達成したことはある(約35km/L)ので,不可能ではないけど春・秋以外は基本キツイ.
[カタログ燃費 2] WLTCモード燃費:27.2km/L (郊外モード:29.2km/L)
現在の燃費規格.総合燃費27.2km/Lには一応勝てたけど,あれは計算上街乗り成分が足を引っ張ってるので,本当の意味での比較にはなりません.
郊外走行燃費にはギリギリ届いてないけど,ほぼ達成しちゃってますね!
とはいえ冬以外だと33km/Lは出せる道で実験したので,冬場の気温低下による燃費低下率はやはり10~20%という結論になりますかね.
今回の実験で使用したのは旧型のトヨタハイブリッドシステム搭載車になりますので, 新型車両(新型アクア,ヤリスなど)はもう少し改善されているでしょう.
また, 他社のHVはトヨタとは異なるシステムなので, かなり違った結果になると思います.
ブログ一覧 |
燃費 | クルマ
Posted at
2025/01/11 05:05:13