放射線を出すアトムレンズって・・・？

先日、財団法人　日本科学技術振興財団からお借りしていた放射線メーター「はかるくん」。

子ども達と一緒に、イロイロと計測して楽しめました！


で、身近な我が家の中からとんでもない（？）放射線を出すモノを発見デス！

それは、なんとカメラのレンズでチョット（？）古い旭光学（PENTAX）さんのSMC TAKUMAR 1:1.4/50デス！
その計測値は、レンズ後方で驚きの7.614μSv/h！！

昔のレンズ（のごく一部）は、光学性能を上げるため放射性物質「トリウム」をガラスに添加していたので、このような測定値が出るのですネ。

このレンズをカメラに付け、カメラの後方での放射線量は一桁下がり0.707μSv/hぐらいでした。
（写真を撮ったのですがピンボゲで・・・ゴメンナサイ。）


飛行機に乗った際に巡航中の航空機内で計測した0.213μSv/hでも、日常の10倍近い値でしたのに・・・。
さらに、30倍以上デスね。




このように放射線を出すレンズは「アトムレンズ」と呼ばれているそうで、PENTAXの他にCarl ZeissやLEICAのレンズにも存在するそうが、残念ながら詳細は不明デス。

そんなアトムレンズ、覗くとレンズが黄色に変色しています。
どうも、放射性物質であるトリウムを添加したレンズが黄色へ変色してしまう様デスね。



まぁ、こんな怪しい（危険な？）レンズですが、肌身離さず常に持ち歩くわけではありませんので、さほど気にしなくてもイイのかなぁと思っています！