お年寄りになると、まず・・
「あんまり深く考えない・・」
「計算はしない・・」
・・なので「パッと決めてしまう」
・・なので「知らないうちに損をしている」(ことにも気がつかない)
うちの親もこんな感じに仕上がってきている(笑
さすがに「振り込め詐欺」には騙されなかったが
実際電話はかかってきている。ひと芝居あったというから驚いた。
いまだに年間で100億円以上の被害がでている「振り込め詐欺」
実は被害届を出していない被害がさらにあるだろう・・・
そこで・・ライフマネージャー
一般にはマンション管理人らしいが・・
そうではなく・・・
「人生」のマネージメントをしてくれる人
うちの親にこんな人がついてくれたら便利だと思った
お年寄りも詐欺には警戒している・・けど安心できない
だれも見てくれる人がいないとどんどん契約してしまうのだ
詐欺ではない・・・ただ説明不足・・ただ勘違いなだけ・・
勘違いであぶなかったのが
「証券」「保険」「太陽光発電」
うちの親くらいの年になると、あっという間にその気になってしまう
「証券」そのものは全く問題ないと思う。説明が足りないだけだ
証券会社も単独では来ない。会社のメインバンク銀行と連名で回る
うちの親の年になると「銀行」だと無条件に信用しているから怖い^^;
だけど銀行の証券担当ですら内容を理解していないのが現状のようだ
資料が比較にならない・・外貨取引リスクを考えない・・手数料・税の説明不足・・
「利益になりそうかどうか一度でもチェックしましたか?」
やはり「いいえ・・勉強不足でした・・再度研究してみます」という言葉
実はこの証券。いつの間にか購入契約してしまっていた。
結局、利率で年7%もうけて、外為で20%くらい損をして資金を減らしてしまった・・・
うちの親はあれ以降、外貨取引だけ目の敵のように嫌っている(笑
「保険」そのものも全く悪いとは思わない
お守りのつもりで何も事故ないことを祈って入るならそれでもいいし
終身保険以外はギャンブルだと思って入るならそれでもいいと思う。
ただ・・保険屋の説明も真実でない説明が入ることがある
保険適応の医療なら、高額療養費制度で大ごとにはならない。
(自己負担は月8万までと決まっている)
それでも「医療費が月に・・・」とくるから横から口をはさんだ
先進医療は保険適応外だがオプションとしては安い保険料で入れる。
儲からない。だがそれをすすめるのが本来の保険屋の仕事だ。
「何歳でも 病後でも入れます」という保険もあるが
有名人でテレビCMするもんだから、うちの親あたりも目に留まる・・
10年で自動更新され、引き落とし金額が高くなる・・が・・気がつかない
70歳を超えたら毎月1万を軽く超えているが更新停止を出さないと止まらない。
そもそもお年寄りに更新停止の手続きはキツイし
ケガや病気をしても実は「何の保険に入っているか覚えてない・・」
病院に行ったのに保険を使うことすら忘れていた感じだった・・
実際、保険金の請求を逃している人もかなりいるに違いないと思った
「太陽光発電」
エコの気持ちでするならとてもいいことだと思う。
だけど営業マンの説明がまずい・・
「今の電気代と比較したいので出して下さい」
比較する内容がまず「ガス」を使った家との比較からはじまる
(これはネットで調べても同じように比較して見せている)
「うちはすでにオール電化ですけど?」と言ってもきかない(笑
オール電化はお得になる。それは別の話だ。
一緒にして効果を上げようとしてはいけないと思った。
「発電だけだと全然元がとれませんね?」というと
「エコの意識で購入されてはいかがですか?」ときた(笑
実際お得かどうかは今の「電気代」とかの情報は一切関係ない
年間の見込み発電量は計算でおよそ出る
「設置容量(kW)の1000倍程度」が実際に見込める年間発電量となる。
4kWで年間で約4,000kWhの発電量。すべての電力を売るのが一番お得だ。
42円/kWの買取価格で計算すると、年間で168,000円の仕事をしてくれたことになる。
もしも発電した電気のほとんど全部を使ってしまう予定の人がいたら
24円で買うはずの電気を買わずに済んだだけ・・年間96,000円の仕事でしかない・・
さらに、年月が経てば修理も必要となる。
発電した電気の半分でも使うのなら、まず元はとれないと思った方がいい。
今の電気代は比較する必要などない。
その説明の上で「エコのために・・」と売ってほしいと思った。
昔から保険とか訪問販売はこうやって嫌われてきたのだろうか・・
生活必需品ではない、無くてもやっていけるものばかりだ
うちの親も言っているが・・お年寄りにはそもそも必要ない
身近でアドバイスできる人がいたらどれだけの人が救われただろう
お年寄りの家の床下工事として何回も工事した業者もいたし、
老人介護ホームの中ですら何度も歯の治療と言って口座から
勝手にひいたりしている介護師もいる。
若いうちに長い間コツコツ貯めたとても大事な財産のはずなのに年をとって
判断鈍ったか、リスクの高い投資で全部もっていかれるパターンもいかに多いことか・・
年寄りの割合がどんどん増していく中で、「第三者の目」がほしい
人生をマネジメントする
ライフマネージャー
本当は親族がいつも身近にいて「待って」と止めるだけでもいいのかもしれないが
近くに住んでいなければ結局誰にも相談しないお年寄りが多いのもたしか
実際には職としては成り立たないのかもしれない。現実問題として言うなら
財産を預けないにしても「モラル」と「多少の知識」も資格化も必要かもしれない。
だけど孤独死という言葉まで出てきてしまった現代社会
増え続けるお年寄りを利用する悪徳商売も広がってきている
そこから守ることができるとしたら、その分が補佐するだけの資金とも考えられる。
毎日家を訪れ、相談を受け、必要な手続きを逃さず管理し、実行時には説明する。
財産と権利を守り、健康を管理し、相談にも乗る・・時に説教もする(笑
そんな
人生のマネージャーが「身近な存在」としての「誰か」になる社会
もいいかもしれないと思った。