
3/22(土)に茨城県坂東市のイワイサーキットにて行われる旧車ミニバイクレースのKAMINARI TIME TRIAL 2025 Part1【カミトラ】に出走をするので、ここ2ヶ月はレース出走の準備を進めてきました。
ひと通りの作業が終わったので、今回出走する時点での仕様を記録したいと思います。

今回は61〜90ccが対象のBクラスにYB-1Fourで出走するので、以前組んだ88ccをオーバーホールして載せました。
・2000年式YB-1Four純正腰下
・キタコTT-R50用ボアアップピストンφ48
・T90Dシリンダー
・T50改シリンダーヘッド
こんな構成です。
圧縮比は10.2程で燃焼室容積やガスケット厚の変更は無いので今までと同様です。
リングの消耗によりオイル上がり症状が酷かったので、リングの交換も行いました。
変更点として、大きなキャブレターを装着するにあたってインマニと吸気ポート径の見直しを行いました。

今まで使用していたキャブレターはT90D純正のVM16SHで、マニホールド側の口径がφ19とYB純正のVM13SHと比較すると大口径ではありましたが、T50ヘッドでビッグバルブ化をしているので流量が足りていない様に感じていました。
今回導入したのは、中華製のPW22タイプキャブレターです。
PWキャブレターは主にホンダの60〜70年代の旧車に純正として取り付けられていたキャブレターで、フロートチャンバーの固定がクリップ式である事と機構が単純なのが特徴です。

購入した中華キャブは口径がφ24だったので、ホンダ横型用のキャブ側ヘッド側共にφ22のマニホールドを購入。
キャブ側をφ24に拡大、ヘッドの吸気ポートもマニホールドに合わせてφ22に拡大しました。
T50ヘッドのバルブ径は吸気側がφ20なので、吸気系全体が先細りになり流速は稼げるのではないかと思っています。

試走では現在使用しているCD90A純正マフラーでは抜けが足りない様に感じたので、隔壁とマフラーエンドに穴を開けて試走をしたところ、吹け上がりや加速が鋭くなり最高速はGPS計測で90km/h、メーター読みで105km/h程になりました。

フロントフォークのオーバーホールや慣らし運転を終えてから、茂原ツインサーキットの西コースにてシェイクダウンを行いました。
茂原は若干標高が高い事からキャブセッティングに難儀しましたが、ビッグキャブの恩恵はサーキットでも十分に体感できたのでオーバーホールをした甲斐がありました。
フロントフォークはリフレッシュをした事で低速かつ鋭角なコーナーでは走りやすくなったのですが、どうせならオリフィス加工等を行って中速〜高速コーナー?も気持ち良く走れる仕様を目指せばよかったと感じています。
レース本番が楽しみです。
Posted at 2025/03/18 15:30:31 | |
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