
序章
この車の愛称である"バーバのアルト"とはなんなのかお話しします。かつてこの車は、どこかの"おばあちゃん"によって大切に使用されていました。その証にスズキの1ヶ月点検のステッカーが今でも貼ってあります。それなのにこの車はどこで道を間違えたのでしょうか?2人目のオーナーは雪どりに使っていたと聞いています。この辺りから雲行きが怪しくなってきましたね。そして、ついに私たちの元へやってきました。来て早々に徹底的な施しを受け、ただでさえ無い車体価値が限りなくゼロになりました。こうして軽耐久仕様になったアルトは、レース中のアクシデントによりエンジンブローしてしまいました。廃車かと思われましたが、ある人(協力者含む)の手により復活を遂げました。しかし、1ヶ月後シェイクダウンを兼ねた走行会で彼の下手くそドライビングより廃車送りにされました。復活から500キロ程度しか走行していませんでした。彼にとっては最悪の1日となりましたが、アルトのポテンシャルを最大限引き出した1日となりました。その後に食べた焼肉の味はアルトの味がしました。横転を経験をした彼はこの時、特別な感情を持ちはじめました。
2章
じーじのアルト(仮)
アルトに取り憑かれた彼は、再び同じ車を選択しました。彼は、病的なアルト狂へと変貌しアルトこそが至高のJDMであるという思想を持つようになりました。彼は、学生であるのにも関わらず毎日のようにガレージでアルトの整備を行なっていました。そして、彼は周りから"修理工"と呼ばれはじめました。
終章
私の夢はアルトをシビックにすることです。シビック並みに速くするという意味ではありません。"シビック"という名前が持つ本質をアルトで再現することです。この車に出会うまでは、本気で好きになれる車がありませんでした。単に整備しやすい・運転して楽しいから好きというわけではありません。私がこの車に魅了された1番の理由は"人との繋がり"です。多様な趣向を持つ者たちが一つのチームとして団結する機会を作ってくれたからです。車を通じでスポーツのようなチームプレーを味わえる事がとても楽しいです。その為の車両を楽しいマシーンに作り上げ、多くの人に乗ってもらくことが1番の原動力です。
こうして、アルトは1人の男の人生を変えました。
彼は、一生アルトを愛し続けます。
#ESの練習
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2025/06/15 12:22:59