箱替え8/取り外し
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
A型からの箱替えに関し、室内、室外共に大体の物は取り外しました。しかし、まだまだスタビ取り付けの為にロアアームやダンパーの取り外し等が残っています。
まずはハーネスの取り外しと行きたい所ですがその為にはヒータユニットを外さなければならず、ヒータユニットを外す位なら、ついでにエンジンを降ろしてしまえ、という事にしました。
エンジン、ミッション付きで降ろすのが普通みたいですがミッション降ろしても置き場所に困るしドライブシャフトを外すのが難儀そうなのでエンジンのみ降ろすことにしました。
まずは購入して1年位、放っておいたエンジンクレーンを組み立てました。
2
降ろしたエンジンの置き場所となるエンジンスタンドも組み立てました。
A型のエンジンの調子は悪くはなかったのですが全体的にトルク感がなくなり、しかもオイル消費が激しかったです。
恐らくシリンダーの磨耗かピストンリングの劣化で圧縮する力がなくなったからだと推測いたしました。
従って、腰下はE型を使うつもりです。
ただし、購入したE型はSOHCなのでピストン形状が違います。
ピストンのみA型を使って他はすべてE型を流用するつもりです。
幸いにもピストンリングはDOHCもSOHCも同形状でTOPリングの合口隙間のみ違いがあるようです。
その合口隙間も限度値はかなり大きいので大丈夫だろうと思います。
またDOHCのクランクシャフトは途中まで強化品でSOHCと違っていましたが途中の年改でSOHCのクランクシャフトも強化品となって同じクランクシャフトになったようです。
クランクシャフトやコンロッドはそのままE型を使い、ピストンのみの交換ならメタル類もそのまま使えるはずです。
ピストンクリアランスさえ何とかなれば交換部品はオイルシール位で済みそうです。
ということで某オークションでシリンダーゲージとマイクロメータを中古を手に入れました。
これで確認してベストな位置にピストンを組み込みます。
究極の貧乏オーバーホールに挑戦です。
うまくいくことを祈っています。
3
写真はこれ一枚でエンジンを降ろすのに没頭いたしました。
邪魔になりそうなものは片っ端から外しました。
一人作業ですのでやりやすさが優先です。
しかし、前からも後ろからも、パワステポンプからもオイル漏れが酷くエンジン回りのボルトがオイル漬けで軍手をしていてもすぐに真っ黒になって閉口いたしました。
4
エンジンが降りました。というか、釣り上がっています。
とにかく大変でした。。。。
まさか、リヤプレートのM10のボルトを外さないとエンジンとミッションが分割できないと思いませんでした。
M10のボルトを外してようやく分割できたと思ったら今度はミッションからエンジンを抜くための隙間が確保できません。
あるお方の整備手帳でミッションを動かしたら抜けましたというコメントがあったので予めミッションマウントを外しておきました。
右はクランクプーリがフレームと接触、左はミッションケースがフレームに接触、それでもギリでダメでした。
困り果てて、とうとうエンジンとミッションの隙間からクラッチカバーの取付けボルトを外し、クラッチを外してようやくエンジンを抜くことができました。
ひょっとしたらクランクプーリを外して置くのが正解だったのかも知れません。
A型エンジンは脱着した後、人力一人でテーブルの上に乗せなければならず、軽くしておく必要があることから車上でヘッドを降ろし、腰下のみにしてエンジンを降ろしました。
クランクプーリが外れた状態だったためか、ギリギリでクラッチを外すことなくエンジンを降ろすことができました。
ミッションだけ降ろす人もいますので何か、良い方法があるのかも知れません。
とにかく降ろすだけでこれだけ苦労しましたので積むときには何とでもなるように腰下だけを先に積み、車上でヘッドを組もうかなと考えています。
後談ですが釣り上げる最中に妙にエンジンが傾くなと思っていたらオイルプレッシャースイッチのアース線を外し忘れていました。
外さなければと思っていましたが忘れてました。思っていたら後回しにせずにすぐに実行する。
今回の教訓でした。
5
エンジン脱着に使用した工具です。
コネクター類やホース外しなど細かい作業から渾身の力を振り絞らなければならない固くしまったボルト類もあります。
9.5sqのブレーカーバーでは足りず、奥の手の12.7sqのブレーカーバーまで出動いたしました。
9.5sqのエクステンションは首振りタイプで以前、クランクプーリのボルトを緩めようとしてして捩じ切ったことがありました。
12.7sqのブレーカーバーでエクステンションを使う時やトルクレンチでどうしてもエクステンションを使わなければならない時は捩じ切れないよう、またトルクレンチの誤差がでないように12.7sqのストレートタイプのエクステンションを使うようしています。
ウォータポンププライヤーはホースを外す時にホースを回すようにして固着をなくす時に使いました。平型のラジペンはホースクランプの取り外しで使いました、専用のペンチもあるようですが意外と使いやすく重宝しています。
6
ところで皆さんはスタータの下側のボルトをどうやって外しているのかしら?
ボルトにソケットはかけられますが通常のラチェットでは緩めるためのストロークが取れません。
困り果ててどうしようかと工具箱を見ていたら、もう一台の2Lターボ車のフロントパイプを外す時に買ったマルチパーパスラチェットが目に止まりました。
いろいろトライして写真のような組み合わせにして180度?変換しミッション側から回せるようにして何とか緩めることができました。
というか、緩めばこのラチェット、パームラチェットのようにも使えますので楽に外せました。
意外な発見です。こんなに便利なら工具箱に眠らせておくのはもったいないと思いました。
7
エンジンが降りて、がらんどうになったエンジンルームです。
これからSC車とNA車でステアリングギヤ比が違うのでステアリングラックの取り外しとスタビライザー取り付けの為のロアアームの取り外し、さらにダンパー交換のための取り外しに13インチロータに交換のためのキャリパーの取り外しがあります。
まだまだやらなければならないことがいっぱいあります。
8
エンジンもエンジンスタンドに取り付けました。
4つのアームを使ってエンジンを取り付けるのですがどうアームを取回してもエンジンが小さすぎて止まりません。
仕方がないので3つのアームで固定しています。
ポート研磨の時はポートの穴が小さすぎて指でポートの形状を確認することができず、バルブのすり合わせでは排気バルブの径が小さくてバルブラッパー(たこ棒)がうまく吸い付かず苦労しましたがまさかエンジンスタンドの固定で苦労するとは思ってもみませんでした。
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