
欠点を差し引いても概ね満足出来る車。1番の魅力は国産車には無い妖艶なリア周辺のデザイン。スポーツとエレガンスを両立している為、ノロノロ走っても街並みの中で映える。ウルティム含めて2022/07以降発売された最終型は内装の質感とオーディオも強化され完成度はかなり高い。製造コストを走りに集中させた結果、RSよりも車格の低いインテンス等には実装されている自動配光ヘッドライトがオプション設定にすらないのは購入後に知る始末。その為、メガーヌRSの夜間走行はロービームとハイビームの中間の配光設定も無く視界は狭いので絶対飛ばさないほうが良い。走り自体はFFとは思えない曲がりはするが4WSの後輪操舵はフロントベビーと相まってワンテンポ遅れてフロントノーズがコーナー内側へ切れ込む為、限界領域付近でのハンドル操作はある程度慣れが必要。軽快感、ハンドルの即応性、追従性等は決してポルシェ911には到底及ばないが従来のFF車とは思えない旋回能力を持つ。ワインディングロードで爽快感を味わえる速度域は80km/h〜140km/hなので公道の場合は実質数秒程度でアクセルを戻す以外無い。それ未満の速度域では正直操る楽しみは薄くコーナー攻めようと意気込んでも何事も無くあっさり駆け抜けてしまう。この車が本当に楽しめる場所は恐らくサーキット以外無いだろう。1番残念に感じたのは日本仕様のみRSモニターアプリが実装されていない点。そこは絶対削ずるべきではない機能。これも恥ずかしながら購入後に知った。燃費については郊外生活圏の場合、概ね10km/L付近で落ち着く事が多い。ぶん回すと瞬間燃費は3km/L前後、高速エコ運転なら20km/L前後にはなる。道程数十キロの途中で所々多少ラフにエンジンぶん回してもトータル燃費は2km/h悪化するかどうかのレベルなので変にエコ運転する意味は限り無く薄い。エンジン性能と車重を考慮すれば燃費は相当良い。ボディ各部は思いの外、樹脂パーツを多用しており破損した場合は割れた部分をまるごと交換プラス塗装代が加わるので高額になる。500万の車は安くないと感じる人にとって車両保険加入は必須レベルになると思う。