
うちのACTY号は、荷運びと普段の下駄に特化しているので、
オプション無し無しエアコンも無しの最安グレード。
しかし実際使っているうち、「やっぱりタコメータ欲しいよね」「実燃費どれぐらいなんだろう」と、追加メーターが欲しくなりました。
そこで後付けメーターについて調べてみると。
・ODBコネクタにBluetoothアダプタ(ELM327)を付けてスマホで表示する。
→試してみましたが、乗るたびにスマホを接続して、アプリ起動するのは面倒すぎでした。
・同じくODBコネクタから有線で増設メータを乗っける式。
→アナログメーター並べるほど気合入ってないし。何よりお高いので却下。
ということで、欲しい機能と使い勝手に完全マッチする物は見つからず。
でもせっかく調査したので、CAN通信の勉強も兼ねてマイコンで自作することにしました。
ハード構成は、別件で多用しているM5StackにCANインターフェイスを付けるのが手っ取り早そうだったのでその線で。
逐一解説すると超長くなるのでサマリーです。
・M5StackでCAN通信レコーダー・プレーヤーのプログラムを作成。
・実車に取り付けて、走行時のログを記録。
・記録されたログを解析して、抽出可能な情報をリストアップ。
・表示したい内容を整理して、表示用プログラムを作成。
・ACTY専用の筐体を作成して、プログラムを移植。
・車両に取り付けて完成。
…二か月程かかった作業をたった6行て…



表示項目は、速度・回転数・燃料消費量・走行距離・燃費・燃料代・走行時間。
うん。良さそうだ。満足満足。
走ってる最中に、リアルタイムでガソリン代が見えるので、コスト意識が高くなります(笑)。
燃費は、近所の足として使って、17~18km/l でした。
なおこれは完全に自分専用の一点物。
マイコンプログラム・電子工作・筐体作成とあまりにも手間がかかる上に、取り付け後のサポートも出来ないので、キット化等は無理そう。
Posted at 2025/08/20 19:52:42 | |
開発日誌 | クルマ